【TGS2024】IKEAブースで製品担当者にインタビュー!「幅広いゲーマー層に向け、日常に溶け込んだゲーミング家具を目指す」

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【TGS2024】IKEAブースで製品担当者にインタビュー!「幅広いゲーマー層に向け、日常に溶け込んだゲーミング家具を目指す」

Matomo

青と黄色のロゴでお馴染み!北欧生まれの家具メーカー「IKEA」
3年前の東京ゲームショウ2021に初出展を果たしたIKEAが3年の月日を経て「東京ゲームショウ2024(以下、TGS2024)」に出展!
ブースの様子とともに製品担当者へのインタビューをお届けします。

「TGS2024」のIKEAブースで製品担当者にインタビュー!

今回展示されたのは、あらゆる人々のゲーム体験を向上させるためにIKEA独自の商品開発で誕生した「BRÄNNBOLL/ブレンボール ゲーミングコレクション」を中心とした家具コーディネート。
商品デザイン開発担当のPhilip Dilé(フィリプ・ディル)さんと、シニアデザイナーのDavid Wahl(ダーヴィッド ヴァール)さんにインタビューを行いながらブースを紹介していただきました!

Philip Diléさん(左)、David Wahlさん(右)Philip Diléさん(左)、David Wahlさん(右) – Saiga NAK

― 「BRÄNNBOLL」について教えてください

“BRÄNNBOLL(ブレンボール)”という名前は、スウェーデンの野球に似た楽しいスポーツから取っています。
このコレクションはカジュアルゲーマーに向けたもので、カジュアルに楽しめるという想いを込めて製作しました。
ご覧いただいてもわかる通り、既存の製品のような黒やネオンを基調とした構成ではなく、非常にカラフルでハッピーな遊び心のあるデザインを形にしました。

BRÄNNBOLL ブレンボール ゲーミングステーションを開くるいぽよ(左)、れいか氏(右)BRÄNNBOLL ブレンボール ゲーミングステーションを開くるいぽよ(左)、れいか氏(右) – Saiga NAK

― とてもKawaiiですよね

ありがとうございます(笑)
「BRÄNNBOLL/ブレンボール ゲーミングコレクション」は日々の生活の中にも溶け込めるようなデザインにしています。
ゲームというのは最もポピュラーな趣味のひとつになっています。だからこそ、暮らしの一部としていかに快適な家具を提供できるかということを意識しています。

左右の扉はフェルト素材で防音の役割も
左右の扉はフェルト素材で防音の役割も左右の扉はフェルト素材で防音の役割も – Saiga NAK

― どのように製作したのでしょうか

このコレクションを製作するにあたり、上海オフィスに様々なゲーマーの方を招待して聞き込みを行いました。
さらに試作品に対しても再度フィードバックをもらうなど実際の声を重要視しました。

STYRSPEL スティルスペル ゲーミングチェアはヘッドレストや腰当て、アームレスト、シートの高さや奥行きなどすべてを調節できるSTYRSPEL スティルスペル ゲーミングチェアはヘッドレストや腰当て、アームレスト、シートの高さや奥行きなどすべてを調節できる – Saiga NAK

― 3年ぶりのTGS出展ですが、手応えはいかがですか?

3年ぶりに来て感じたのは、“ゲーミング家具”という点においてはあまり変化が無いように思えます。
結局ゲーミングチェアといえばレーシングカーのシートのようなデザインですよね。
我々はそういった従来のイメージを取っ払って新しいものにするということを意識していて、閉塞的なデザインではなくオープンで開放的な家具というものにチャレンジしています。

ISKÄRNA イスシェーナ LEDテーブルランプが気に入ったれいか氏ISKÄRNA イスシェーナ LEDテーブルランプが気に入ったれいか氏 – Saiga NAK

― ゲーミングブランドROGとの共同開発ということですが

そうですね。ROGさんとのコラボレーションは私たちにとって貴重な学びの場でした。
どうすればゲーマーのパフォーマンスを最大限引き出すことができるのかということを探るために様々なテストを行っています。
そして「BRÄNNBOLL/ブレンボール ゲーミングコレクション」ではより幅広いゲーマー層に我々の製品を使ってもらえるかということを考えました。

BRÄNNBOLL ブレンボール ゲーミングラウンジチェアは2種類の使い方が可能
BRÄNNBOLL ブレンボール ゲーミングラウンジチェアは2種類の使い方が可能BRÄNNBOLL ブレンボール ゲーミングラウンジチェアは2種類の使い方が可能 – Saiga NAK

― お二人もゲーマーとお聞きしましたが、好きな日本のタイトルはありますか?

David Wahlさん: 私はニンテンドー64のファンなのでゼルダの伝説シリーズも好きですし、「F-ZERO X」は最も好きなタイトルのひとつですね。次回作をずっと待っています!
また、少しマニアックなタイトルですが「ウィッシュルーム 天使の記憶(英題: Hotel Dusk: Room 215)」というタイトルが大好きでした。2タイトルだけリリースされた名作です。

Philip Diléさん: 私も任天堂が好きで、特にニンテンドーゲームキューブが大好きです。彼よりも少し若いので(笑)
タイトルで言えばスマッシュブラザーズシリーズやゼルダの伝説シリーズでしょうか。

BRÄNNBOLL ブレンボール ソファサイドテーブルは手すりをつけることでコップの転倒防止にも一役BRÄNNBOLL ブレンボール ソファサイドテーブルは手すりをつけることでコップの転倒防止にも一役 – Saiga NAK

― スマッシュブラザーズをプレイすると感情的になるプレイヤーも多いですが

そうですね(笑)
「BRÄNNBOLL/ブレンボール ゲーミングコレクション」は、まさにその感情面もゲーム空間の中でコントロールできるように考えられているんです。
ゲームをプレイするのは楽しいことですし、もちろん壊してほしくはありませんが多少のフラストレーションは製品にぶつけてもらっても大丈夫かな?と。
柔らかくて長いクッションもありますよ!(笑)

Philip Diléさん(左)、David Wahlさん(右)Philip Diléさん(左)、David Wahlさん(右) – Saiga NAK

― 最後に、これからも開発を続けるであろうゲーミング家具ラインの展望を教えてください

David Wahlさん: 私はどのように人々がゲームをプレイするのかということに大きな興味を持っています。
もちろん現在の市場はモバイルゲームが強いということも理解していますが、これから来るであろうARやVRゲームのことも意識しつつ、どのようなコンセプトで製品開発をすべきかということを日々研究しています。

Philip Diléさん: これから来る新しいゲームや技術を通して、どのようにゲーマーの皆さんの期待値、価値観、求めるものが変わるのかということには常に注視すべきでしょう。
そしてその体験をより良くするにはどうすれば良いかということを考えていきたいです。

みんなで記念撮影みんなで記念撮影 – Saiga NAK

新しい“ゲーミング家具”を模索しているIKEAの「BRÄNNBOLL/ブレンボール ゲーミングコレクション」
決して機能面で妥協することはなく、どうすれば広いゲーマー層に受け入れられるのかという研究と製品に対する多くのこだわりを聞くことができました。
今後の新製品にも大いに期待しましょう。

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