睡眠中の身体を冷却、一緒に眠る2人それぞれに合わせて調整|Sleep Numberの新たなスマートベッド「ClimateCool」
睡眠の質と体温には密接な関係があり、とある調査ではカップルの80%がパートナーの一方または両方が寝るときに暑すぎる・寒すぎると報告している*1。
こうした背景のなか、米国のスリープテック企業Sleep Numberは、睡眠のニーズや好みが異なるカップルに最適な「ClimateCool スマートベッド(以下、ClimateCool)」を10月1日に発表した。同製品は優れた冷却技術を搭載しており、一緒に寝ている2人のそれぞれの睡眠に合わせて寝心地を調節できる。
*1…1,004人を対象としたSleep Numberによる2020年の調査結果
科学的に裏付けられた冷却プログラムを搭載
Sleep Numberは、1987年に設立された米国のウェルネス・テクノロジー企業。「Climate360」「Classic Series」などのスマートベッドを提供しており、同社によるとこれまで1,500万人以上の生活を改善してきたという。
Sleep Numberが今回新たに発表したClimateCoolは、Climate360の“アクティブ温度技術”をベースにしたもの。ダイナミックエアフローシステムにより、身体から余分な熱を取り除き、睡眠中の身体を瞬時に冷却してリフレッシュする。さらに、ClimateCoolはノースウェスタン大学ファインバーグ医学部との共同研究により開発された、科学的な裏付けのある冷却プログラムを搭載。この新しいSmartTempプログラムは、個人のニーズや睡眠スケジュールに合わせて一晩中、自動的に調節される。疲労回復、深い睡眠、更年期障害、病気の回復、リラックスなどに適しており、ユーザーはプログラムを自由に選べるという。
現在Climateシリーズでは、眠る人の身体を涼しく保って体温の変化やほてりを和らげる「オールナイト クーリング」、夜中の睡眠障害を軽減するために設計された「ディープ スリープ クーリング」などのプログラムを用意している。ちなみに、SmartTempプログラムには、Climate360用の「ウォーミング&ディープ スリープ クーリング」や「ふっとウォーミング」プログラムも含まれるそうだ。
自分側のベッドを理想的な硬さに調節できる
またClimateCoolでは、Sleep Numberの既存製品と同じく寝ている人が自分の側のベッドを理想的な硬さに調節できるほか、それぞれの体型、体勢、好みの温度に合わせて調節できるため、パートナーの両方が毎晩快適に眠れるという。
さらにAIと睡眠科学を組み合わせた技術により、眠っている一人ひとりの生体シグナルを追跡し、睡眠のニーズを把握するといったことも可能だ。
現在、ClimateCoolは一体型ベース付きが5,499ドルから、 FlexFit 2 調節可能ベース付きが6,999ドルから(どちらもクイーン サイズ)販売中だ。
参考・引用元:
Business Wire
Sleep Number
(文・Haruka Isobe)
ウェブサイト: https://techable.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。