ちゃん系ラーメンなのに店名がちゃん系じゃない『生田庵』に行ったらコレを食え! 飛ぶぞ

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ちゃん系ラーメンなのにちゃん系じゃない店名の『生田庵』(東京都台東区花川戸1-6-4)に行ったらコレを食え! 飛ぶぞ!

ラーメンは完璧にちゃん系『生田庵』

店名はまったくちゃん系じゃあないが、ラーメンは完璧にちゃん系よ。どこからどう見てもちゃん系よ。だからメニューもちゃん系だし、店舗もちゃん系っぽい。だがしかし! 店名だけ『生田庵』。店名はちゃん系じゃあない。

生田智志氏の権威とカリスマ性を世に示すための店舗なのか

ちゃん系ラーメンの創設者ともいえるボス・生田智志氏。あまりにも尊敬されすぎて、その権威とカリスマ性と素晴らしさを世に示すために弟子たちが作った店舗なのだろうか。だとすれば、ここはちゃん系の聖地! まさに生田智志氏はラーメン界においてラオウであり、その存在を民に広め、そのカリスマ性を確実なるものにしているのが『生田庵』なのかもしれない。実に興味深い! 妄想だけど。感じたい。『生田庵』で北斗剛掌波をガツンと喰らい、生田智志氏の想いとパワーを感じたい。あったかいやつ。そしてうまいやつ。

「辛味チャーシュー1辛」にゆで玉子スライストッピング

ちゃん系でいちばんうまいと信じて疑わないメニューが「辛味チャーシュー1辛」にゆで玉子スライストッピングだ。これ絶対間違いないウマイやつ。可能ならば、ゆで玉子スライスは最低2個トッピングしたい。ベストは3個。

真心をこめた接客を強く感じる

店員さんはとても優しい接客。キリキリしてない。イライラしてない。あたふたしてない。調理も丁寧にしているように見える。ラオウと生田智志氏の違いがあるとすれば、その優しさだろうか。恐怖で民を抑えていない。真心をこめた接客を強く感じるのは、生田智志氏の方針なのだろう。それに、新しい店舗に思えるが、昭和からあるホッとする居心地の良さもある。不思議。ステキ。

……そして待つこと数分。キェエエエエエエエエエエーーッ! めっちゃうまそう!

ホロホロではないが弾力ある「肉食ってる感」

1辛はスープを最適化してくれる。辛すぎず、だからといって物足りないわけではなく、しっかりスパイシー。ちゃん系のチャーシューは塩味が強いことがあり、それが魅力のひとつなのだが、今回は超絶ベターでソフトな仕上がり。脂身多めで肉汁たっぷり。ホロホロではないが弾力ある「肉食ってる感」を楽しませてくれるもの。

スープがシミシミになった黄身の旨味

麺をすすってそのおいしさを楽しむのは当然ながら、特に注目してほしいのが、ゆで玉子スライスとスープのマリアージュ。レンゲにたっぷりのスープとゆで玉子スライスをのせて「ガッ!」とすするように食べる。これがもう最高。白身の優しい味わいと、スープがシミシミになった黄身の旨味。たまらん。

店名はちゃん系ではなかったが、ラーメンは完全にちゃん系。そんな『生田庵』のラーメンは、実に美味なのであった。つけ麺も美味なので、ぜひともつけ麺も試してみてほしい。無想転生。ごちそうさまでした!! 会釈。

(執筆者: クドウ秘境メシ)

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