空音央監督の長編劇映画デビュー作『HAPPYEND』10/4全国公開

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空音央監督の長編劇映画デビュー作『HAPPYEND』10/4全国公開

空音央監督の長編劇映画デビュー作『HAPPYEND』が2024年10月4日(金)より、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開される。

この度、クラブシーンを席巻する人気DJの行松陽介が本人役で登場するシーンと、レゲエ界のレジェンドクイーンPUSHIMが主人公の母親役で登場している本編映像、二人からのコメントが公開された。

ご紹介ご検討の程何卒よろしくお願いいたします。

短編映画「The Chicken」、コンサートドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto | Opus』で世界中の映画祭から注目を集めた新鋭・空音央監督の長編劇映画デビュー作『HAPPYEND』が10月4日(金)より、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開される。

本作の舞台は、決して遠くない XX 年後の日本。幼馴染で大親友の高校3年生ユウタ(栗原颯人)とコウ(日高由起刀)の関係が、ある出来事をきっかけにぎくしゃくしはじめるさまをシニカルかつユーモラスに描く青春映画だ。

今回解禁となる本編映像の前半は、音楽が大好きなユウタとコウがクラブに忍び込み、音楽を浴びるように楽しむ本作の冒頭シーンの一部。その場面でユウタとコウが憧れの眼差しを向けるDJ役を務めているのがDJの ¥ØU$UK€ ¥UK1MAT$Uである。

2008年より大阪の工事現場で働きながらDJとしての活動を続けるが、2016年に悪性脳腫瘍を発症、2度の手術を乗り越え現在に至る。地道に活動を続けた結果が実を結び、クラブシーンで唯一無二のスタイルを確立し、多くのファンを魅了し続けている。また今年のフジロックフェスティバルに出演したり、SUMMERSONIC EXTRAではARCAのサポートアクトを務めるなど有名音楽フェスへの出演も多数。海外からのオファーも絶えず、国内外で圧倒的な人気と実力を誇る本物のDJだ。

空監督が彼の大ファンであり、直々にオファーしたことから映画出演が実現した。繊細かつ大胆なテクニックももちろんだが、ほとばしるエネルギーは、鍛え上げられた美しい肉体からも放たれていることが、この映像からも見て取れるはず。劇中のDJシーンで使用されるミックスはすべて本人が手掛けているため、その全貌はぜひ劇場で体感してほしい。場面が切り替わり、次に続く本編映像は主人公の一人コウが母親と夜道を歩いている場面。コウは、とある出来事から政治性に芽生え、「世の中を変えるためにデモに参加したんだ!」と息巻いている。そんなコウと母との会話が繰り広げられる。会話はいつしか口喧嘩になり、心配ばかりする母に苛立ったコウは、カッとなって「楽に生活することしか考えていないくせに!」と言い放ってしまう。その言葉に大きなショックを受け、その場で立ちすくむ母。在日韓国人で日常的に差別を受けてきた母は人知れずたくさんの苦労をしてきたことをコウも頭では分かっていただろうが口走ってしまった。母はその後コウに「未来を自分で選んで欲しい」と話す。大人になりかけている思春期の子供と母の気持ちが詰まったシーンだ。
その母役を務めているのがPUSHIMである。1999年にミニアルバム「Brand New Day」でデビュー以来、圧倒的な歌唱力を誇るレゲエ・シンガーとして君臨しており、本作が初めての映画出演となった。またPUSHIM自身も在日韓国人であり、普段から積極的に社会に対してメッセージを発信していることがプロデューサーの目に留まり熱烈オファーを受け出演が決定した。複雑な心境を抱えながらも母としての強さを感じる彼女の演技も見どころのひとつだ。

クラブのDJ役/¥ØU$UK€ ¥UK1MAT$U(DJ)
何か大きな出来事が起きるわけではない。だけど、少しずつ、でも確かに、色々な何かが変わってゆく。そんな僕たちが生きて行く世界の物語。監督との妙な縁で、ほんの少し僕も出演しています。そのままの僕で。

コウの母・福子役/PUSHIM(アーティスト)
音楽人として30年のキャリアの中で、初めてセリフがある演技の機会を頂きました。
表現の違いはあれど、セリフの間や声のトーン、そして物語を彩る様々な表情を交わし合うこの作業は、音楽のセッションと同じだと感銘を受け、とても勉強になりました。
今まさに青春を送っている人や夢を追いかけている人、時代の変化に不安を持つ我々に生きるヒントを与えてくれる、
優しくて繊細で且つ人間の力強さを表した空監督そのものの様な素敵な映画です。
この映画を見終わったら愛する人たちに会いたくなること間違いなしです。

本作は、第81回ヴェネツィア国際映画祭でのワールドプレミア、第49回トロント国際映画祭を終え、これから第62回ニューヨーク映画祭、第29回釜山国際映画祭での上映を経て10月4日(金)より、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開。

映画情報

『HAPPYEND』
監督・脚本:空 音央
栗原颯人 日高由起刀
林裕太 シナ・ペン ARAZI 祷キララ
中島歩 矢作マサル PUSHIM 渡辺真起子/佐野史郎
撮影:ビル・キルスタイン 美術:安宅紀史
プロデューサー:アルバート・トーレン、増渕愛子、エリック・ニアリ、アレックス・ロー、アンソニー・チェン
製作・制作: ZAKKUBALAN、シネリック・クリエイティブ、Cinema Inutile
配給:ビターズ・エンド   日本・アメリカ/2024/カラー/DCP/113分/5.1ch/1.85:1 【PG12】
© 2024 Music Research Club LLC
公式サイト:https://www.bitters.co.jp/HAPPYEND/ 
公式X:@HAPPYEND_mv 公式Instagram:@happyend.movie

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