角松敏生、『MAGIC HOUR~Lovers at Dusk~』アナログ盤発売決定

角松敏生、『MAGIC HOUR~Lovers at Dusk~』アナログ盤発売決定

角松敏生が今年5月に発売したContemporary Urban Music 第一弾 『MAGIC HOUR~Lovers at Dusk~』がアナログ盤で発売される。

アナログ盤は12月4日(水)に発売。アナログ化にあたって本人からのコメントも到着した。

角松敏生は10月から11月に〈TOSHIKI KADOMATSU Plays The Guitar 6 “C.U.M Vol.1 EXTRA TOUR @ Billboard Live”〉、12月に〈TOSHIKI KADOMATSU Performance Close out 2024 & Ring in The New Season〉を開催する。

コメント

ソニーさんから私の新作「MAGIC HOUR」のアナログ盤制作の提案があったのは初夏のツアーの最中だった。
正直僕は、アナログ盤は好きな人のためのものと思っているので、そういう需要があるならば制作すればいいと思う。
ただ昨今のアナログブームとやらの風潮の中で呟かれる、「やはりアナログ盤の方がデジタルより音が良い」などというアナログ神話的なものは信じない。音の良し悪しなどと言うものは完全に人間の相対性に基づいた価値判断だからだ。
私が良いと思うものが良くて、あなたの良いと思うものが良くない、音楽とはそういうものであってはならないと思う。
では、アナログは良くないのか?いやいや、アナログにはアナログなりの個性や良さがある。ただし、どんな聴き方もそうだが、聴く側が何に拘って聴いているかにもよる。非常に優れたプレイヤーとアンプ、そしてスピーカーで聴くアナログの味は確かにデジタルでは表現できないだろう。
逆に廉価な環境で聴くアナログはハイレゾには敵わない。
言い始めたらキリがない。
そんなことより、昨今アナログの価値が見直されている本当の意味は、聴く人間が能動的に「音楽を聴きに行っている」その行為自体が新鮮だからなのではないだろうか。
デジタル、サブスクの時代はポチッと押せば好みのものにすぐに行き当たる。
向こうからやってくる。聴かせてくれる。しかし、アナログ盤を聴くためには盤をプレイヤーにセットして針を落としてからスピーカーの前に座る。
その上で制作者が時間をかけて創り、記録した音楽を真剣に知ろうとする。
このような能動的行為こそが魅力なのだと思う。
実はもともと記録媒体はそうやって消費されていたのだ。
聴く側も「音に拘る楽しみ」という側面を持っていた。もちろん現在でもそういう楽しみ方をする人たちもいるが、とにかく、アナログは何と言うか独特の風情があるのだ。
僕自身今回のアナログもその風情を追求するためにデジタルマスターを一度ハーフインチのアナログテープにミックスし直してカッティングしたかったのだが、時間の問題、さらに新品のハーフインチのアナログテープを入手するのが非常に困難だったことで、
その試みは実現できず、CDマスターからカッティングしていただいた。
そのラッカー盤を視聴して面白かったのは、とにかく良くも悪くもアナログであるということはもちろんで、デジタルのような鮮明さはない。
しかしよくアナログ好きが言う、温かみと奥行きの存在は感じられた。それはもちろんのことなのだが興味深かったのは数カ所でデジタルでは聴こえなかった音が聴こえていたりするのだ。これは面白かった。何しろ、盤に針で音を彫るという作業は、
陶芸家が窯で焼き物を焼くのに似ていて偶然も多かろうと思うが、何度も言うけれどアナログレコードとは言うのは良くも悪くもそう言うものだ。
そんなことをマニアックに楽しみたい方は是非、お聴きいただきたい。
ただ、良い機材でね(笑)しかし、何より僕がアナログを推したい理由は、あのジャケットのデカさである!今でも、CDのジャケットを制作するときアナログだったら良いのになぁ、といつも思う(笑)素敵なインテリアですよね。
いつか、ハーフインチにミックスダウンした新作をアナログ化してみたいものだがやはり消えゆくものは消えゆくのだろうか。需要は無くならないだろうけれども少なくともアナログがデジタルにとって変わることはないだろう。
ちなみに、アナログを創るなら絶対に12インチ!これなら意味あります。
片面1〜2曲で10分以内くらいね(笑)ありゃ本当にいい音です。(私観)
ああ、12インチ創りたーい!針とびするくらいでっけー溝で(笑)
 
角松敏生
 

リリース情報

アナログレコード盤『MAGIC HOUR〜Lovers at Dusk〜』
発売日:12月4日(水)発売
価格:4,950円(税込)品番:BVJL-116
 
【収録曲】
Side-A
01. Lovers at Dusk
02. Magic Hour
03. Power of Nightfall
04. Turn on your lights ~May your dreams come true~
Side-B
01. Crows
02. Wake up to the love
03. Paradise in your eyes
04. 君にあげる


『MAGIC HOUR〜Lovers at Dusk〜』

https://ototoy.jp/_/default/p/2109495

ライヴ情報

TOSHIKI KADOMATSU Plays The Guitar 6 “C.U.M Vol.1 EXTRA TOUR @ Billboard Live”
 
Billboard Live YOKOHAMA
2024年10月11日(金)・12日(土)
10/11(金):1stステージ 開場17:00 開演18:00 / 2ndステージ 開場20:00 開演21:00
10/12(土):1stステージ 開場15:30 開演16:30 / 2ndステージ 開場18:30 開演19:30
 
Billboard Live OSAKA
2024年10月18日(金)・19日(土)
10/18(金):1stステージ 開場17:00 開演18:00 / 2ndステージ 開場20:00 開演21:00
10/19(土):1stステージ 開場15:30 開演16:30 / 2ndステージ 開場18:30 開演19:30
 
Billboard Live TOKYO
2024年10月25日(金)・26日(土)・11月1日(金)・2日(土)
10/25(金):1stステージ 開場17:00 開演18:00 / 2ndステージ 開場20:00 開演21:00
10/26(土):1stステージ 開場15:30 開演16:30 / 2ndステージ 開場18:30 開演19:30
11/01(金):1stステージ 開場17:00 開演18:00 / 2ndステージ 開場20:00 開演21:00
11/02(土):1stステージ 開場15:30 開演16:30 / 2ndステージ 開場18:30 開演19:30
 
TOSHIKI KADOMATSU Performance Close out 2024 & Ring in The New Season

2024年12月13日(金) 昭和女子大学 人見記念講堂
2024年12月14日(土) 昭和女子大学 人見記念講堂
2024年12月28日(土) 神戸国際会館
 

アーティスト情報

HP : http://www.toshiki-kadomatsu.jp

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