【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.23「注目のミナホ出演者③〜Subway Daydreamは実は一昨年のミナホの…〜」
こんにちは。神戸在住の音楽キュレーター、遊津場(ゆつば)です。普段は邦ロック系インディーズアーティスト情報をSNS、メディア寄稿、自主イベント開催など、様々な手法で発信する活動をしています。
そして今回、OTOTOYで私のメインの活動地域である関西エリアで活躍する若手アーティストの様々なトピックを発信する機会をいただきました。 これを読めば、関西邦ロックシーンの最前線が分かります。どうぞ、ご贔屓に。
「注目のミナホ出演者③〜Subway Daydreamは実は一昨年のミナホの…〜」
大阪のラジオ局FM802が主催する一大ショーケースライヴイベント〈MINAMI WHEEL〉。今年もTikTokでアーティストリレー動画をしていますね。素が垣間見えて楽しいです。関西だけでなく全国の早耳リスナーも集まるこのイベント。アーティストとしても「ミナホ出演」は目標に挙げられ、このイベントに出演できたから音楽を続けられてきたというバンドやアーティストも多くいます。もちろん私も毎年参加しています。そんな私が注目する関西のアーティストをピックアップしていきたいと思います。
今回紹介するのは、大阪のオルタナティブロックバンド・
懐かしさもあれば、20代の等身大もあるように感じさせるのは、たまみの伸びやかな歌声と様々なエッセンスが入っているバンドサウンドです。ボーカルはハジケたくなるほど無邪気にも聴こえながら、ちゃんと年相応の落ち着きもあるので、聴けば聴くほど引き込まれる歌声です。サウンドはそれに合った、晴れやかで爽快な抜けの良いものという印象も強いですが、2023年12月〜2024年3月までの4ヶ月連続リリースされた4曲には、あえてスローペースで散歩したくなる『ジェリーフィッシュ』、ノスタルジックなブルーに沈み込ませる『Neptune』、脳内でグルグルしている様子も見える『kiosk』と、扱うスケール感がより自在・縦横無尽になっていて、さらに面白みが増しています。
ただやはり『マッドハニー』や『Radio star』のようなアップテンポな歌も相当な魅力で、ライヴでは外せないでしょう。一昨年のミナホでのライヴもポジティブな楽曲のパワーが、本当にライヴハウスを揺らすほどに鳴り響いていました。今だから言いますが、2022年のミナホでの個人的なベストアクトはSubway Daydreamです。今年は初日12日、相性も良さそうなPangeaのトリを務めます。良い気持ちで帰りたい人は是非。
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