ニューヨークタイムズやBBC、ザ・ストロークスら世界的音楽バンドのアートワークなどで知られるバルセロナ出身のイラストレーター、クリスティーナ・ダウラの日本初個展『A Horse, A Rabbit, A Ghost and Satan』
© Cristina Daura
WISH LESS galleryにて、バルセロナ出身のアーティスト、クリスティーナ・ダウラによる日本初の個展「A Horse,ARabbit,AGhostandSatan」が開催。
クリスティーナはニューヨークタイムズやBBC、ザ・ストロークスら世界的音楽バンドのアートワークを手掛けるなど、幅広いメディアで活躍する人気イラストレーター。幼少期より日本の漫画やアニメに多大な影響を受け、物語性に富んだ現実と幻想の境目をシュールに描く独特の作風で知られている。強烈な印象を与えるクリスティーナの作品は、漫画に表される「間」や「瞬間」を見事に捉え、物事や状況の細部からその先に広がる全く新しいストーリーイメージを観る側に膨らませる。鮮やかで奥行きのあ る風景に潜む「奇妙さ」や「不可思議さ」といった複雑な余韻を抱かせることによって、私たちを計り知れない幻想世界へ誘う。
以下、アーティストによるステイトメント。
タイトルである「A Horse, A Rabbit, A Ghost and Satan」は、今回特別に制作されたシルクスクリーン版画のシリーズである。本展は、マドリードのシルクスクリーン工房「ラカロール」にて手刷りされた未発表のスクリーンプリント11点から構成され、サインとシリアルナンバー入りの限定版として、様々なフォーマットで展示するつもりだ。
感情や人格について語る手段として、動物や空想上の生き物を扱うことだ、と読んだことがある。これらの 生き物を通して、私たちはコンプレックスを超えて自由に表現することができるはずだと考える。この言葉は、私にとって初めての試みとなる一連の作品をおおよそ明確にしている。「A Horse, A Rabbit, A Ghost and Satan」において、私は自分自身の内面をオートラジオグラフィー、つまり可視化しようと試みた。私の馬は駆け、ウサギは舌を出し、ゴーストは踊り、サタンは火を着けるのだ。
© Cristina Daura
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クリスティーナ・ダウラ 個展『A Horse, A Rabbit, A Ghost and Satan』
会 期 | 2024年10月5日(土)〜 10月20日(日)
会場 | WISH LESS gallery
開廊時間 | 木曜〜日曜 12:00〜18:00
住 所 | 114-0014 東京都北区田端5-12-10
休廊日 | 月曜〜水曜
電 話 | 03-5809-0696
メ ― ル | [email protected]
入場料 | 無料
イベント |■オープニングレセプション:2024年10月5日(土)18:00-20:00 ※作家在廊
© Cristina Daura
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Cristina Daura/クリスティーナ・ダウラ @cdaura
1988年スペイン・バルセロナ生まれ。バルセロナのマッサーナ美術学校でイラストレーションを学び、現在、世界で最も才能あるイラストレーターの一人として高く評価されている。これまでにニューヨーク・タイムズ、エル・パイス、ニューヨーカー、Die Zenit、Süddeutsche Magazine、ザ・ワイヤー、ペンギン・ブックス、ブラッキー・ブックス、プラネタ社グループなど大手出版社をはじめ、世界的音楽バンドやクラブ、ミュージシャンらとコラボレーションしてきた。過去にはマドリード、バルセロナ、ニューヨーク、パリ、ロンドン、ハンブルクなど各地で展示を開催。本展が日本初個展である。
クリスティーナの作風は、しばしば子供向けの芸術的美学に影響されており、作品に見られる独特な物語性から漫画の世界と密接している。しかし彼女の感性は⻑年の経験によって研ぎ澄まされ、さらに独自の進行手段による徹底した検証プロセスがスタイルを作り上げ、複雑性、象徴、感情、さらに直感に響く現代文化 がヒントとなってアイデアが生み出される。
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