【米ビルボード・ソング・チャート】シャブージー通算8週目の1位、サブリナ・カーペンター2位~4位独占
シャブージーの「ア・バー・ソング(ティプシー)」が通算8週目の首位を獲得した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。
7月13日付で1位に到達した後、7月27日付から今週(9月7日付)まで7週連続、通算8週目の首位を獲得した「ア・バー・ソング(ティプシー)」。2024年のチャートで複数週首位を獲得したタイトルは以下の通りで、現時点では「ア・バー・ソング(ティプシー)」の8週が最長記録となる。
シャブージー「ア・バー・ソング(ティプシー)」(8週)
ポスト・マローン「アイ・ハッド・サム・ヘルプ feat. モーガン・ウォレン」(6週)
ジャック・ハーロウ「ラヴィン・オン・ミー」(5週)
フューチャー、メトロ・ブーミン&ケンドリック・ラマー「ライク・ザット」(3週)
ケンドリック・ラマー「ノット・ライク・アス」(2週)
テイラー・スウィフト「フォートナイト feat. ポスト・マローン」(2週)
ビヨンセ「テキサス・ホールデム」(2週)
同時にカントリー・ソング・チャートでも今週12週目の首位を獲得して、今年の最長記録を更新した。
今週の集計期間(2024年8月23日~8月29日)には、エアプレイが8,200万回(7%減少)、ストリーミングが3,170万回(3%減少)、セールスは11,000(12%減少)を記録して、デジタル・ソング・セールス・チャートでは先週の2位から1位に浮上し、通算12週目の首位を獲得。ストリーミング・ソング・チャートでは先週の2位から5位にダウンしたが、エアプレイ・チャートでは5週目の首位を獲得している。
今週2位には、サブリナ・カーペンターの新曲「テイスト」が初登場。この曲は、今週のアルバム・チャート“Billboard 200”でNo.1デビューを飾ったニュー・アルバム『ショート・アンド・スウィート』の収録曲で、本作からはリード・シングルの「プリーズ・プリーズ・プリーズ」が3位、「エスプレッソ」が4位にランクインした。
「テイスト」は、初週ストリーミングが4,250万回、エアプレイが460万回、セールスは6,000を記録して、ストリーミング・ソング・チャートでは1位に初登場。6月に2週間首位を獲得した「プリーズ・プリーズ・プリーズ」に続く2曲目のNo.1タイトルを獲得した。
アルバムのリリース効果により、3位の「プリーズ・プリーズ・プリーズ」はストリーミングが64%増加の3,230万回、エアプレイは7%増加の4,490万回、4位の「エスプレッソ」もストリーミングが54%増加の2,960万回、エアプレイは6,070万回にそれぞれ上昇した。
これらの楽曲は彼女にとってTOP5入りした初の3曲で、初めてTOP5にチャートインさせた3曲以上を同じ週にTOP5に送り込んだのは、1964年に5週間を記録したザ・ビートルズに続く史上2組目で、ソロ・アーティストではサブリナが初のアーティストとなる。
サブリナ・カーペンター
2024年9月7日
2位「テイスト」
3位「プリーズ・プリーズ・プリーズ」
4位「エスプレッソ」
ザ・ビートルズ
1964年3月7日
1位「抱きしめたい」
2位「シー・ラヴズ・ユー」
4位「プリーズ・プリーズ・ミー」
1964年3月14日
1位「抱きしめたい」
2位「シー・ラヴズ・ユー」
3位「プリーズ・プリーズ・ミー」
1964年3月21日
1位「シー・ラヴズ・ユー」
2位「抱きしめたい」
3位「プリーズ・プリーズ・ミー」
1964年3月28日
1位「シー・ラヴズ・ユー」
2位「抱きしめたい」
3位「ツイスト・アンド・シャウト」
4位「プリーズ・プリーズ・ミー」
1964年4月4日
1位「キャント・バイ・ミー・ラヴ」
2位「ツイスト・アンド・シャウト」
3位「シー・ラヴズ・ユー」
4位「抱きしめたい」
5位「プリーズ・プリーズ・ミー」
サブリナ・カーペンターは、「プリーズ・プリーズ・プリーズ」が2位に初登場した6月22日付で自身初となるTOP3入りでゲスト(フィーチャリング・アーティスト)のクレジットがない曲を2曲同時にランクインさせた初のソロ・アーティストとなり、ザ・ビートルズに続く2組目の記録を達成していた。
これにより、ポスト・マローンの「アイ・ハッド・サム・ヘルプ feat. モーガン・ウォレン」は先週の2位から5位にダウン。先週3位に初登場したレディー・ガガ&ブルーノ・マーズの「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」も6位に順位を下げたが、ストリーミングは13%増加の3,080万回、エアプレイも28%増加の1,670万回に上昇している。
ビリー・アイリッシュの「バーズ・オブ・ア・フェザー」も5位から7位にランクダウンしたが、ロック&オルタナティブ・ソング・チャートとオルタナティブ・ソング・チャートではそれぞれ4週目の首位を獲得した。
チャペル・ローンの「グッド・ラック、ベイブ!」も6位から8位、ケンドリック・ラマーの「ノット・ライク・アス」も4位から9位にランクダウンしたが、後者はラップ・ソング・チャートで16週目、R&B/ヒップホップ・ソング・チャートでは14週目の首位を獲得している。
テディ・スウィムズの「ルーズ・コントロール」は先週に続き10位をキープして、今週でTOP10のランクイン総週を史上9位タイの33週目に更新した。
57週 ザ・ウィークエンド「ブラインディング・ライツ」(2020~2021年)
44週 ザ・キッド・ラロイ「ステイ with ジャスティン・ビーバー」(2021~2022年)
41週 モーガン・ウォレン「ラスト・ナイト」(2023~2024年)
41週 デュア・リパ「レヴィテイティング」(2021年)
38週 ハリー・スタイルズ「アズ・イット・ワズ」(2022~2023年)
37週 グラス・アニマルズ「ヒート・ウェイヴス」(2021~2022年)
34週 テイラー・スウィフト「クルーエル・サマー」(2023~2024年)
33週 テディ・スウィムズ「ルーズ・コントロール」(2024年)
33週 ポスト・マローン&スウェイ・リー「サンフラワー」(2018~2019年)
33週 マルーン5「ガールズ・ライク・ユー feat. カーディ・B」(2018~2019年)
33週 エド・シーラン「シェイプ・オブ・ユー」(2017年)
Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは9月6日以降掲載予定となります。
◎【Hot 100】トップ10
1位「ア・バー・ソング(ティプシー)」シャブージー
2位「テイスト」サブリナ・カーペンター
3位「プリーズ・プリーズ・プリーズ」サブリナ・カーペンター
4位「エスプレッソ」サブリナ・カーペンター
5位「アイ・ハッド・サム・ヘルプ」ポスト・マローン feat. モーガン・ウォレン
6位「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」レディー・ガガ&ブルーノ・マーズ
7位「バーズ・オブ・ア・フェザー」ビリー・アイリッシュ
8位「グッド・ラック、ベイブ!」チャペル・ローン
9位「ノット・ライク・アス」ケンドリック・ラマー
10位「ルーズ・コントロール」テディ・スウィムズ
関連記事リンク(外部サイト)
Billboard Hot 100 全米ソング・チャート
Billboard 200 全米アルバム・チャート
【米ビルボード・アルバム・チャート】サブリナ・カーペンター36.2万ユニットで自身初の首位、トラヴィス・スコット僅差で続く
国内唯一の総合シングルチャート“JAPAN HOT100”を発表。国内外のオリジナルエンタメニュースやアーティストインタビューをお届け中!
ウェブサイト: http://www.billboard-japan.com/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。