なぜクラゲ? 空想の世界の果実? カンロのちょっと変わった新しいグミ2選
SNSでも話題の「ピュレグミ」や「マロッシュ」など、Z世代にウケる大ヒットグミを連発するカンロ。まだまだその勢いはとどまるところを知りません。実は、こんな新しいグミ商品をカンロは制作しているんです。
一つは、シークラゲをイメージした、海とクラゲを感じるソーダ味の「シークラゲグミ」。もう一つは、空想の世界の果実を再現してグミ化しているシリーズ「空想果実」。カンロの担当者に、開発経緯やこだわりをうかがいました。
■「シークラゲグミ」の開発秘話!
「シークラゲグミ」1,500円(税込)
シークラゲグミは、「非日常な体験を楽しめる“ちょっぴりハードなむにゅむにゅ食感”のソーダ味のグミ」と謳われている、カンロ公式オンラインショップ「Kanro POCKeT」で限定販売されている商品。
すでに過去にはKanro POCKeT限定商品の星空の幻想的な世界観を表現した『ホシフリラムネ』が発売されており、発売後すぐに完売するなど人気を博しています。そんな中、今回はなぜ「クラゲ」をモチーフにしたのでしょうか? カンロの開発担当者は次のように回答します。
「近年、エモーショナルな世界観の飴・グミに需要がある中で『ホシフリラムネ』などを発売してきました。その中で新たな開発に際し、『幻想的な世界観に癒されるグミ』という軸でコンセプトを検討した結果、『クラゲ』のテーマにたどり着きました。
クラゲは水族館でも特設展示コーナーが設けられるほど人気があります。私はゆったり漂うクラゲを見ているときの、気分が落ち着く感覚が好きで、クラゲを眺めるときのようなアメージングな体験を届けられる商品を作りたいと思いました。
また、クラゲのプニプニした見た目と透き通った色が、まるでグミみたいで美味しそうに思えたこともきっかけとなり、シークラゲグミの開発に至りました」
●開発のこだわり
シークラゲグミの開発のこだわりを教えていただきました。
「世界観の表現だけでなく、お客様に体験していただけるような仕掛けにこだわりました。パッケージを光にかざすことで、海中を浮遊しているようなクラゲグミをのぞき見ることができます。
また、グミの模様のリアルさにもこだわっています。ミズクラゲの胃袋(輪状の模様)は通常4つの個体が多いのですが、まれに5つの個体もいるので、シークラゲグミでも、シークレットとして、胃袋が5つある個体をまぎれ込ませています」
●シークラゲグミのこれまでのグミとは異なるポイント
これまでのグミとはどんなところが異なるのか伺ったところ、2つあるそうです。
1.パッケージの違い
「一般的に、グミはフィルムの袋に入っていますが、シークラゲグミはギフトシーンを想定して、プラスチック製のケースに入っています。ケースの透け感が美しく、クラゲが漂う海を切り取ったような幻想的なパッケージに仕上げています」
2.グミのサイズの違い
「グミはひと口サイズの商品が多いですが、シークラゲグミでは大小2つのサイズのグミを楽しめます。大小さまざまなクラゲが泳いでいる様子を表現しました。サイズが違うと食感も違ってくるので、食べ比べる楽しさも感じてください」
細かなところにもこだわって作られているシークラゲグミ! 冷やして食べるとより美味しくいただけるそうなので、ぜひトライしてみましょう。
●今年8月には「アカクラゲ」をイメージしたグミが発売!
そしてこの8月末には、シークラゲグミの新しいタイプが新登場しました!
「シークラゲグミ アカクラゲ」1,500円(税込)
アカクラゲの傘を表現し、爽やかなアップルソーダ味の「シークラゲグミ アカクラゲ」です。
アカクラゲは、多くの水族館で人気の妖しく神秘的な雰囲気を持つクラゲ品種で、クラゲファンから多大な支持を集めているそう。
そのアカクラゲがグミになって、よりクラゲの世界観に浸れそう。シークラゲグミと見た目や味比べをして楽しむのも良さそうです。
■「空想果実」
●「空想果実」の開発秘話!
続いては、「空想果実」という空想上の果実がグミになったシリーズ。2024年4月30日には、その一つ「ウチャチャの実」が全国のセブンイレブンで発売。SNSでも話題になりました。(現在は生産を終了しています。)
「空想果実 ウチャチャの実」187円(税込)
熱帯に生育する空想上の果実「ウチャチャ味」のグミで、パッケージにはまるで現実にあるかのような果実が描かれています。
なぜ空想の世界の果実のグミを作ろうと考えたのでしょうか?
「近年人気が拡大しているグミカテゴリにおいて、グミに求められるのは『新しいことへのチャレンジ』だと考えています。味もかたちも自由な組み合わせが可能なグミだからこそ、既存の味わいから一歩踏み出した『未知の果実』を再現したい、と考えたところからスタートしています。
グミユーザーの皆様は、味や食感・色・形といった『美味しさ』や『新しさ』の要素だけでなく、グミを通じた”SNSコミュニケーション”の面白さ、双方向性を楽しんでいる層だととらえています。そんなグミユーザーを巻き込んで、一緒に物語を作り上げる、一緒に共創していく楽しさも、空想果実は兼ね備えていると考えています」
どんなところにこだわって開発されたのでしょうか?
「空想果実調査員によると、『芳醇な甘さの果肉をもち、すっぱい種が特徴的』と報告されていたので、その味わいを“超技術”により再現をすることにこだわりました。果肉をイメージした柔らかい歯ごたえの層と、種をイメージした硬い層の2層構造で、食感でも果実らしさをお楽しみいただけるよう、こだわりました。
また、報告書では当初から “触手を持つ果実” と報告されていたので、粒の形状にもこだわりました。触手のくびれをつくるのが技術的にむずかしく……何度も試行錯誤しながら『ウチャチャの実』らしさを作り上げました」
「ウチャチャの実」
●「空想果実 キラスピカの実」の開発経緯
実は昨年9月には、第一弾として「キラスピカ」という空想果実の商品も生まれていたんです。
「空想果実 キラスピカの実」187円(税込)(現在は販売していません)
一体、どんな味がするのでしょうか? そしてどんなこだわりがあるのでしょうか?
「『キラスピカの実』は、調査員によると『神秘的な甘みに、やや酸味がある果実」で、「かすかに舌をピリピリと刺激する』果実と報告されており、その再現をしました。すでに販売は終了しているのですが、その刺激的な味わいはグミユーザーにも楽しんでいただけたようで、今なお根強い人気があります。
グミ粒の美しさ、食感の面白さ、味わいの新しさにこだわって、キラスピカの実を再現しました」
「キラスピカの実」
●「空想果実」の新たな展開は?
現在、開発中の他フレーバーや今後の展望について、教えていただきました。
「空想果実は、世界各地で活動中の調査員からいただいた報告をもとに、ラボの研究員が “超技術”によって果実の再現を行い、皆様のもとへお届けしています。
今はまだ新しい報告書は上がってきていないのですが、今後の活動次第でまたお届けできることもあるかなと思います。空想果実ラボ公式Xでは、ラボメンバーの愉快な(?)日常も合わせて発信していきますので、楽しみにしていただけると嬉しいです」
シークラゲグミに空想果実と、どちらも斬新かつ興味がわいてくるグミでしたね! ぜひこの機会に、この新しい面白いグミを試してみてはいかがでしょうか。話のネタにもなりそうですよ!
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