ジョニ・ミッチェル、70年代後半に焦点を当てたアーカイブ・シリーズ第4弾が発売決定

access_time create folderエンタメ
ジョニ・ミッチェル、70年代後半に焦点を当てたアーカイブ・シリーズ第4弾が発売決定

 ジョニ・ミッチェルの音楽的キャリアを俯瞰するプロジェクト、“ジョニ・ミッチェル・アーカイブ”の第4弾作品『アーカイヴス Vol.4:アサイラム・イヤーズ(1976-1980)』が、この秋届けられることとなった。

 第4弾となる今作は、彼女がより音楽的な探求心を深めていったアサイラム・レコード期の後半となる70年代後半の5年間に焦点を当てた貴重なセッション音源やライブ音源が収録された豪華ボックス・セット。

 海外では、6枚組CDセットと4枚組アナログ盤セット、そしてデジタル配信の各形態で2024年10月4日に発売となる。6枚組CDセットは、輸入盤国内仕様の日本盤CDとして10月23日にリリースされることも決定した。さらに日本盤には、英文ライナーノーツの完全翻訳や解説、歌詞・対訳を掲載した別冊ブックレットが付属となり、『アーカイヴス Vol.4:アサイラム・イヤーズ(1976-1980)』の世界観をさらに深く掘り下げることができる。

 ボックス・セットの発売に先駆け、現在先行シングル「イントロ / コヨーテ ライヴ・アット・モントリオール・フォーラム」が配信中だ。

 70年代後半を通して、ジョニ・ミッチェルは大胆かつ自由なジャズへの探求心とともに、創造的な新境地を開拓し続けていった。それまでと同じ道を歩むのではなく、他に類を見ない唯一無二のフォーク・フュージョンというスタイルを構築しながら、自身の音楽的挑戦を推し進めていったのだ。他の追随を許さないサウンドの頂点へと昇っていった彼女は、ゴールド・ディスクを獲得した『逃避行』(1976年)と2枚組アルバム『ドンファンのじゃじゃ馬娘』(1977年)、チャールズ・ミンガスとのコラボレーションによって生まれた『ミンガス』(1979年)、そして『シャドウズ・アンド・ライト』(1980年)というライブ・アルバムを通し、その革新的なまでのスタイルをより明確な形で世界に提示していった。この時期の作品群が持つスリルと興奮を現代に再び表現すべく、この時代をより深く掘り下げていく作品が、今回リリースされる『アーカイヴス Vol.4:アサイラム・イヤーズ(1976-1980)』となる。

 今までのアーカイブ・シリーズ同様、数々の貴重な音源が収録されているが、その中でも今回特筆すべき音源は、ボブ・ディランが開催した【ローリング・サンダー・レヴュー】に帯同した1975年のパフォーマンスや、1976年の全米ツアーでのパフォーマンスなどの力強いライブ音源だろう。また、今作は他にも、『逃避行』や『ドンファンのじゃじゃ馬娘』、そして『ミンガス』というアルバムのレコーディング・セッション時の貴重な初期音源やオルタネイト・テイクなどを多数収録している他、【ブレッド&ローゼズ・フェスティヴァル】出演時のパフォーマンス音源や、反原発集会に参加した際のパフォーマンス音源なども網羅している。

 さらに、今作には1979年のツアーの貴重なリハーサル音源も収録されている。このリハーサルやツアーにはハービー・ハンコックやジャコ・パストリアス、ウェイン・ショーターやパット・メセニーといった錚々たるメンバーが参加しており、ジョニ・ミッチェルというアーティストの多彩な才能、そして柔軟性を存分に窺うことができる内容となっている。

◎リリース情報
アルバム『アーカイヴス Vol.4:アサイラム・イヤーズ(1976-1980)』
2024/10/23 RELEASE
<CD6枚組(輸入盤国内仕様)>
WPCR-18702~7 14,300円(tax incl.)
https://WarnerMusicJapan.lnk.to/jma4Pu

関連記事リンク(外部サイト)

ジョニ・ミッチェル、アーカイヴ・シリーズ第3弾10月にリリース決定
ジョニ・ミッチェル、昨年出演したフェスでの貴重なライブを収めたアルバム発売c
エルトン・ジョン、自身の番組でジョニ・ミッチェルにインタビュー

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. ジョニ・ミッチェル、70年代後半に焦点を当てたアーカイブ・シリーズ第4弾が発売決定
access_time create folderエンタメ

Billboard JAPAN

国内唯一の総合シングルチャート“JAPAN HOT100”を発表。国内外のオリジナルエンタメニュースやアーティストインタビューをお届け中!

ウェブサイト: http://www.billboard-japan.com/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。