「家を自分でデザイン&組み立てられる家づくりサービス『NESTING』がおもしろい」「図書館を町民ら主導でリノベ!『瑞穂町図書館』」【6月人気記事まとめ】

「家を自分でデザイン&組み立てられる家づくりサービス『NESTING』がおもしろい」「図書館を町民ら主導でリノベ!『瑞穂町図書館』」【6月人気記事まとめ】

日本列島は週間天気に暑さマーク大渋滞が続きますが、心は少しでも涼しくいきたいものですね。SUUMOジャーナルの6月人気記事ランキングから、自分で組み立てる家、住民リノベ図書館、涼しさにも効く超断熱の話題など、暮らしと住まいのヒントをお届けします!

6月の人気記事ランキングTOP10はこちら!

TOP10はこちらの記事となりました!

第1位:家を自分でデザイン&組み立てられる! テクノロジーのチカラで素人でも低コスト&自由度高い家づくりサービス「NESTING」がおもしろい VUILD

第2位:老朽化で寿命迎える街の図書館を町民ら主導でリノベ!テラスで日光浴、おしゃべりOKの素敵空間に生まれ変わった「瑞穂町図書館」 東京・瑞穂町

第3位:2024年住まいのトレンドワードは「断熱新時代」! 省エネ、健康面からニーズ高まり、学校断熱改修・DIY・等級6以上の高性能住宅の普及など断熱は次のステージへ

第4位:住まいを高く売るには有利な時期?約6割がそう感じた、不動産売却市場。価格と売却時期はどちらを重視?

第5位:断熱等級6以上が標準装備の”スーパー工務店”に脚光。「時代の2歩先」モットーに30年前から樹脂製サッシやペアガラス、気密測定、全館暖房も採用の超高性能な家づくり 埼玉「夢・建築工房」

第6位:中古マンションの1平米当たり管理費は全年度比2.1%上昇、修繕積立金は3.1%も!その背景とチェックポイントを徹底解説

第7位:お支払いはお金じゃなくてモノで! 物々交換ショップに人が集まる訳。赤字でも営業を続ける店長に聞いた 「サルベージSHOPレトロカルチャー」愛知県岡崎市

第8位:【新宿駅30分以内】家賃相場が安い駅ランキング2024年! TOP4は5万円台、新宿駅周辺の半額以下に

第9位:浜松町駅チカの大規模複合開発「BLUE FRONT SHIBAURA(ブルーフロント芝浦)」がすごすぎた! 船着場付きホテルでのクルージング、”船旅通勤”もスタンダードに!? 東京都港区

第10位:【東京建築祭】「教文館・聖書館ビル」アントニン・レーモンドの戦前の名建築ガイドツアーに潜入レポート! 文人に愛されたモダニズム建築を追体験 東京都・銀座
※対象記事とランキング集計:2024年6月1日~30日に公開された記事のうち、PV数の多い順

テクノロジーで家づくりに革新! まちづくり、超断熱もランクイン

第1位:家を自分でデザイン&組み立てられる! テクノロジーのチカラで素人でも低コスト&自由度高い家づくりサービス「NESTING」がおもしろい VUILD

家を自分でデザイン&組み立てられる! テクノロジーのチカラで素人でも低コスト&自由度高い家づくりサービス「NESTING」がおもしろい VUILD

(画像提供/VUILD株式会社)

家をプラモデルのように自分で組み立てられる。そんな四次元ポケットから出てきそうな空想が広がる話が6月の人気記事第1位になりました。紹介するのは建築の専門家ではなくても住む人自身の手でデザインでき、そして施工まで手掛けることを可能にする建築系スタートアップ VUILD株式会社です。
同社のデジタル家づくりサービス「NESTING」での記念すべき第1棟目は、香川県直島のお宿。施主さんインタビューでは施工中のプロセスも臨場感たっぷりに教えてくださり、「自分でデザイン&組み立てられる」様子がつぶさにわかります。潮風そよぐ直島で組み立てが完成したお宿画像もありますので、ぜひご覧ください。
家づくりを入口に、地域づくり・街づくりにつながる可能性を秘めた取り組みです。

第2位:老朽化で寿命迎える街の図書館を町民ら主導でリノベ!テラスで日光浴、おしゃべりOKの素敵空間に生まれ変わった「瑞穂町図書館」 東京・瑞穂町

夕方になると緑のネオンサインが点灯。浮かび上がる姿は幻想的です(写真撮影/片山 貴博)

(写真撮影/片山 貴博)

夕方になると緑のネオンサインが灯る図書館。東京都瑞穂町にある瑞穂町図書館は、町民自らが改修プロジェクトを主導し、2022年に生まれ変わりました。
戦後に全国各地に建てられた図書館は老朽化からいっせいに寿命を迎えており、今「過渡期」に差し掛かっています。瑞穂町図書館では古くなった建物をあえて残しながら改修する道を選択。改修に伴い、「誰もが居心地の良い、街のいこいの場」という新しい機能をアップデートし、本との出合いを楽しむほかにもおしゃべりや飲食を楽しむ人の姿が見えるようになりました。
リニューアル後には来館者が増加し、2018年度と比較して約2倍にも増えているのだそうです。古くも新しい街の図書館のかたちを取材しています。

第3位:2024年住まいのトレンドワードは「断熱新時代」! 省エネ、健康面からニーズ高まり、学校断熱改修・DIY・等級6以上の高性能住宅の普及など断熱は次のステージへ

東京ゼロエミ水準3(断熱等級6相当。東京ゼロエミ水準3とは、北海道相当の断熱性能を持ち外皮平均熱貫流率0.46以下、国が定める省エネルギー基準からの削減率40%以上)のYさん邸(「SUUMOトレンド発表2024」発表会資料より転載)

(写真撮影/片山貴博)

ヒートショックなどの言葉が普及し、断熱性が高い住宅では健康リスクが軽減できることが一般的に知られはじめています。実はこの断熱性能、シニアばかりでなく子どもや女性にとってもハッキリと健康効果があることがわかってきています。
たとえば室温維持された部屋で過ごしていると、子どもの風邪ひきは4割減、風邪による病欠は2割減るという数値があります。また犬を飼っている家庭はZEH賃貸住宅への関心が強いなど、愛犬のことを考えて住まいを選択する人も浮き彫りに。断熱性能は誰もが気になる関心事になりつつあります。
リクルートの「SUUMOリサーチセンター」では身近に住宅の断熱性能を感じられる新しい時代、「断熱新時代」がやってくると予測しています。

第4位:住まいを高く売るには有利な時期?約6割がそう感じた、不動産売却市場。価格と売却時期はどちらを重視?

売却検討物件の属性(単一回答)(出典:リクルート「2023年『住まいの売却検討者&実施者』調査(首都圏)」)

売却検討物件の属性(単一回答)(出典:リクルート「2023年『住まいの売却検討者&実施者』調査(首都圏)」)

リクルートが実施した『住まいの売却検討者&実施者』調査(2023年/首都圏)の結果から、今どきの売却実態を解説する記事が4位にランクインしました。
興味深い点として伝えているのは、売却検討物件の所在地についてです。「東京都」が減少トレンドにある一方で、「千葉県」と「埼玉県」がこれまでより増加しています。
住宅ローンの金利上昇がいよいよ現実的になっている今は、売るにはよいタイミングかもしれません。とはいえ、売る物件と買う人がうまくマッチングするには、個別の事情もあるため「自分の物件が今の市場でどういったポジショニングにあるのか、見極める必要もある」と指摘します。

第5位:断熱等級6以上が標準装備の”スーパー工務店”に脚光。「時代の2歩先」モットーに30年前から樹脂製サッシやペアガラス、気密測定、全館暖房も採用の超高性能な家づくり 埼玉「夢・建築工房」

30年前から気密測定を実施! 断熱に力を入れる“スーパー工務店”の想いと技術に迫る

(写真提供/夢・建築工房)

第5位には断熱の話題がランクインしました。取材したのは、いち早く気密・断熱改修に力を入れている埼玉県の工務店「夢・建築工房」です。代表取締役の岸野浩太(きしの・こうた)さんにお話を伺いました。同社が超高性能の家づくりへのチャレンジをはじめたのは、なんと、30年も前のこと。創業者の手で、そのころから現在のZEH水準以上の家づくりをしてきたというから驚きです。
近年の新築住宅の高騰もあり、中古+リノベにも力を入れているという同社。事例では築30年の木造戸建てが高性能にリノベーションされ、冬でも無暖房で17~18度ほどというケースも! 聞くだけで快適そうです。

第6位:中古マンションの1平米当たり管理費は全年度比2.1%上昇、修繕積立金は3.1%も!その背景とチェックポイントを徹底解説

建築年別の1平米当たり管理費・修繕積立金(月額)(出典:東日本不動産流通機構「首都圏中古マンションの管理費・修繕積立金(2023年度)」より転載)

建築年別の1平米当たり管理費・修繕積立金(月額)(出典:東日本不動産流通機構「首都圏中古マンションの管理費・修繕積立金(2023年度)」より転載)

第6位に入ったのは、管理費や修繕積立金に関するトピックスです。最近の傾向として「築年数が新しくても修繕積立金が低い」というケースがあるそうです。これに対しては「修繕積立金の負担が軽減されてきたように見えるが、けっしてそういうわけではない」と指摘。月額の管理費や修繕積立金、駐車場代などは少しでも安くできないかが気になりどころですが、ランニングコストが上がる可能性を事前に確認しておく方がよいと伝えます。
チェックしたいのは積立方式が「均等積立方式」か「段階増額積立方式」のどちらなのか、そして長期修繕計画はいつ見直されたものかなど。把握しておきたいポイントを解説しています。

第7位:お支払いはお金じゃなくてモノで! 物々交換ショップに人が集まる訳。赤字でも営業を続ける店長に聞いた 「サルベージSHOPレトロカルチャー」愛知県岡崎市

お支払いはお金じゃなくてモノで! 物々交換ショップに人が集まる訳。赤字でも営業を続ける店長に聞いた 「サルベージSHOPレトロカルチャー」愛知県岡崎市

(写真撮影/倉畑桐子)

「物々交換を楽しんでいってください!」と明るく迎えてくれたのは、愛知県岡崎市にある「サルベージSHOP レトロカルチャー」代表の古田雄大さんと妻のゆうこさんです。ふたりは物々交換で成り立つショップを2020年にスタートしました。廃棄物処分場の廃棄物を見て「なんとかしたい」と考案したお店です。
試行錯誤を重ねながらいずれは地域の観光資源にできたら、と語る古田さん。物々交換という手段から環境問題への理解も、地域づくりにもつながるチャレンジが紹介されています。日々の暮らしの中でのモノの買い方、使い方を問い直すきっかけになりそうなインタビューです。

第8位:【新宿駅30分以内】家賃相場が安い駅ランキング2024年! TOP4は5万円台、新宿駅周辺の半額以下に

【新宿駅30分以内】家賃相場が安い駅ランキング2024年! TOP4は5万円台、新宿駅周辺の半額以下に【新宿駅30分以内】家賃相場が安い駅ランキング2024年! TOP4は5万円台、新宿駅周辺の半額以下に

(写真/PIXTA)

交通利便性がピカイチ、大規模な再開発が計画され発展が期待される東京都・新宿駅。駅周辺シングル向け賃貸物件の家賃相場はというと、12万3000円と都内の中でもお高めです。
新宿駅に電車で30分以内のエリアで、家賃を抑えて住めるのは?新宿周辺の家賃相場の安い駅ランキングを紹介する記事がランクインしました。
4位までの駅は、乗り換え1回で家賃5万円台!記事内では上位ランクインの駅周辺での個人商店を含む店情報も。「ラーメン店も複数あり、豚骨系、家系、国産小麦麺などそれぞれ特徴的なので食べ歩きも楽しそう」など、ぶらり探索が楽しそうにイメージできる情報も満載なので参考にできますよ。

第9位:浜松町駅チカの大規模複合開発「BLUE FRONT SHIBAURA(ブルーフロント芝浦)」がすごすぎた! 船着場付きホテルでのクルージング、”船旅通勤”もスタンダードに!? 東京都港区

浜松町駅からアクセスするベイエリアの大規模複合開発「BLUE FRONT SHIBAURA」で、新しい水辺のにぎわいを創出

街区名を公表(筆者撮影)

東京都港区・浜松町の国家戦略特別区域計画の特定事業「芝浦プロジェクト」の街区名称が「BLUE FRONT SHIBAURA(ブルーフロント芝浦)」に決定しました。
東京都の「東京ベイeSGまちづくり戦略」にも盛り込まれ、海と緑の環境に調和したサステナブルなエリアとして発展することが期待されているとのこと。今回はS棟(2025年2月に竣工予定)の一部エリアの内部、新たな舟運航路を含めた船上の様子をレポートしていきます。
周辺で働く人、ショッピングする人のみならず、快適な水辺空間を楽しみたい人や船を利用したい人などにもメリットを生み出すベイエリアに新たな魅力とは?再開発で生まれる新しい可能性を伝えていきます。

第10位:【東京建築祭】「教文館・聖書館ビル」アントニン・レーモンドの戦前の名建築ガイドツアーに潜入レポート! 文人に愛されたモダニズム建築を追体験 東京都・銀座

【東京建築祭】「教文館・聖書館ビル」アントニン・レーモンドの戦前の名建築ガイドツアーに潜入レポート! 文人に愛されたモダニズム建築を追体験 東京都・銀座

ガイドツアーが行われた教文館・聖書館ビルのエントランス(撮影/内海明啓)

今年5月25日、26日に初開催された「東京建築祭」。建築祭のイベント内容や参加者たちの楽しみ方をレポートする記事がランクインしました。この建築祭では参加人数限定イベントが数多く準備されていて、クラウドファンディング(クラファン)または抽選によるガイドツアーで参加を募っていました。
なおこちらは前編記事で、後編レポートでは東京建築祭の事前申し込みが不要な「特別公開」についても紹介しています!東京建築祭に行ってみたかったけど終わっていた…という方は、来年に向けた予習になる情報をしっかりと盛り込んでいますので、ぜひご覧になってみてください。

6月の人気記事ではテクノロジーによる革新的な家づくり、断熱新時代への関心など新しい技術やサービスに関心が集まったことが見えてきます。また、地域で活躍する人の物語、住まいや暮らしのトレンドなど、エリアもジャンルも多様な話題がランクインしています。
「まだ見ぬ暮らし」の出合いになる記事はありましたか? 来月のSUUMOジャーナルもどうぞお楽しみに!

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