朝マックのソーセージは本当にソーセージなのか→ マクドナルドが断言「絶対ソーセージ!」→ 農林水産省の見解は
朝から元気が出る食事といえば朝マック。控えめに食べたい人もガッツリ食べたい人も満足できる、さまざまなボリュームとテイストが用意されています。
ソーセージエッグマフィンやマックグリドルソーセージ
そんなマクドナルドの朝マックには、ソーセージエッグマフィンやマックグリドルソーセージなど、ソーセージと名がつくメニューが複数ありますが、長くて細いソーセージは入っていません。バーガーのパティのようなお肉が入っています。そのお肉をマクドナルドはソーセージパティと呼んでいます。
でもそれ本当にソーセージなの?
でもそれ、どうしてソーセージなの? 本当にソーセージなの? 私たちが知っているソーセージといえば、やっぱり長くて細いもの。朝マックのソーセージはソーセージに見えません。その件についてマクドナルドは以下のようにX(旧twitter)でツイートしています。
<マクドナルドのXツイート>
「絶対ソーセージ! 細くなくても長くなくてもこれこそがソーセーッ おや、誰か来たようだ」
絶対ソーセージ!細くなくても長くなくてもこれこそがソーセーッおや、誰か来たようだ pic.twitter.com/iqwpksPpgt— マクドナルド (@McDonaldsJapan) June 25, 2024
そもそも、日本においてソーセージの定義とはどういうものなのでしょうか。農林水産省が公開している「ソーセージの日本農林規格」によると、以下がソーセージの定義のようです。
<ソーセージの日本農林規格 / 一部を要約引用>
「家畜、家きん若しくは家兎の肉を塩漬し又は塩漬しないで、ひき肉したものに、家畜、家きん若しくは家兎の臓と器及び可食部分を塩漬し又は塩漬しないで、ひき肉し又はすり潰したものを加え又は加えないで、調味料及び香辛料で調味し、結着補強剤、酸化防止剤、保存料等を加え又は加えないで練り合わせたものをケーシング等に充塡した後、くん煙し又はくん煙しないで加熱し又は乾燥したもの」
ケーシングとは、ソーセージの表面部分を意味し、腸が使われることが多いです。私たちが知っている長くて細い一般的なソーセージを形作る重要な部分といえるでしょう。
マクドナルドの本場である北米から伝わってきたネーミング
あくまでこれは農林水産省が公開している「ソーセージの日本農林規格」であり、マクドナルドの規格ではありません。北米のマクドナルドの朝マックメニューを見てみると「Sausage McMuffin」(ソーセージマックマフィン)とあり、もともとマクドナルドの本場である北米から伝わってきたネーミングであることがわかります。
アメリカ国内の加工工場で製造
ちなみにマクドナルドは、日本で使われているソーセージパティがアメリカ国内の加工工場で製造したアメリカ産ポークであると公表しています。
<マクドナルドによるソーセージパティの解説>
「ソーセージパティは、アメリカ産ポークを使用し、アメリカ国内の加工工場で製造しています。製造工程は、原料ポークを粗挽きにして調味した後にこねあげ、さらに細挽きしてから、成型・焼成、急速冷凍しています。塩や香辛料などでの調味は、メニューのおいしさをひきたてるブレンドで味付けしています。焼成後に急速冷凍して出荷するのは、出来立てのおいしさのまま店舗へ届けるためです」
朝マックでソーセージパティのメニューが食べたくなってきた!
そもそも、北米においてソーセージは必ずしも腸詰にされたものではなく、塩や香辛料でパティ状に加工したお肉もソーセージと呼びます。
<米国農務省によるフレッシュソーセージの定義>
「フレッシュソーセージは、1種類以上の肉、または肉と肉の「副産物」から作られた、粗くまたは細かく「粉砕」された肉食品です。製品に含まれる水分は、全成分の3%を超えない範囲で含まれます。通常は味付けされ、塩漬けされることが多く、結合剤や増量剤が含まれる場合があります。食べる前に冷蔵保存し、十分に調理する必要があります」
なんだか朝マックでソーセージパティのメニューが食べたくなってきた! という人もいるのではないでしょうか。お腹が空いてきましたよ。
※記事画像はマクドナルドのXツイート / 北米マクドナルドの公式サイト / 農林水産省公式サイトより引用
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)
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