印AmpleLogic、アプリ14種を備えた生命科学業界向け「aPaaS」をローンチ
6月4日、GAMPソリューションプロバイダー大手AmpleLogic社(インド、ハイデラバード本社)が、生命科学分野に特化したaPaaS(Application Platform as a Service)のローンチを発表した。
14種のアプリが含まれる同最先端プラットフォームを利用することで、企業は自社事業向けにカスタマイズしたアプリをローコード・ノーコードで簡単に開発できる。
※GAMPはGood Automated Manufacturing Practiceの略。ISPE(国際製薬技術協会)が発行するコンピュータ化システムバリデーションの世界標準的な実践ガイダンス。
生命科学業界のデジタル化を加速、ガイドライン対応を効率化
生命科学業界のDXを推進して業務効率を改善、GAMPだけでなくISOやUSFDA、MHRA、EMEAなど各種ガイドラインへの準拠を可能にする。独自のBYOA(Build Your Own Application:アプリ自作)機能によって、新しい規制要件や運用上の課題にも迅速に対応可能だという。企業はそれぞれビジネスユースケースに合わせてアプリをカスタマイズもできる。
今回の新aPaaSプラットフォームリリースについて、同社のCEO兼MDであるManne V. Chowdhary氏は最新技術を活かしたプラットフォームの拡張性と柔軟性に言及。これにより生命科学分野クライアントのさまざまなニーズに対応可能とした。
当社は(設立からの)14年にわたって、この分野で100社以上のクライアントにご満足いただいています。今回の新プラットフォームは、AmpleLogicの数多くの取り組みの一つ。革新的で効果的なソフトウェアを提供するという当社の使命を実現するうえでまた一歩前進しました。
14種類のアプリセットで幅広い業界に対応
今回発表されたaPaaSには包括的アプリセットも搭載。医薬品製造、バイオテクノロジー、医療機器、遺伝子治療、美容・化粧品、食品・飲料など分野での規制対応用に設計されたアプリで、検証済みのため導入後すぐに使用できるという。
アプリセットの内容は次のとおり。
年間製品品質管理、品質管理、製造実行、電子ログブック、環境モニタリング、文書管理、学習管理、洗浄バリデーション、プロセスバリデーション、安定性管理、規制情報管理、研究情報管理、ユーザーアクセス管理、キャリブレーション・PM
AmpleLogicはほかに、強化ソリューション向けにAIと学習管理を統合、予測分析や自動化SOPベースのアンケート生成などの機能を提供している。同社の学習管理システムはトレーニングに特化した技術を使用している。
(文・坂土直隆)
ウェブサイト: https://techable.jp/
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