全球団が指名可能だったドリームドラフト1998年編

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現実の指名は関係なく、その順位でなら全12球団が必ずその選手を指名できたという夢のドラフトを考えてみるという企画。現実で最初に1位指名された選手は対象外。そのため

ドリームドラフト1位指名→現実ドラフトハズレ1位or2位指名以下
ドリームドラフト2位指名→現実ドラフト3位以下…
(逆指名は考慮しない)
と実際に指名された順位よりも上位指名になるように選手を選んでいく。
今回は松坂世代が高卒で指名を受けた1998年で考えてみる。

第一巡選択希望選手:岩瀬仁紀(現実ドラフト2・逆指名)

1998年ドリームドラフト1位は岩瀬仁紀さん。二岡智宏さん、里崎智也さんら名選手も指名が可能だが、やはり実績がずば抜けている岩瀬さんを指名。NTT東海からドラフト2位で中日に入団。1年目から中継ぎとしてリーグ最多65試合に登板し、大車輪の活躍を見せる。落合博満さんが監督に就任した2004年から抑えに転向し、以後圧倒的守護神として君臨。1002試合登板、407セーブという前人未到の成績を残し、2018年に引退した。

第二巡選択希望選手:福原忍(現実ドラフト2位)

ドリームドラフト2位は東洋大学からドラフト3位で阪神に入団した福原忍さん。1年目から10勝を挙げるなど活躍し、2011年からは5年連続50試合以上登板を達成。2014、15年には2年連続最優秀中継ぎのタイトルを獲得した鉄腕投手。通算勝利は83勝、2016年に引退。

第三巡選択希望選手:森本稀哲(現実ドラフト4位)

ドリームドラフト3位は帝京高校からドラフト4位で日本ハムに入団した松坂世代・森本稀哲さん。1軍初出場は2年目の2000年。その後徐々に頭角を現すと、球団が北海道移転した後の2006年に1番・レフトのレギュラーとして定着。この年のリーグ優勝・日本一に大きく貢献した。またチームメイトの新庄剛志さんとともにプレー以外でのパフォーマンスでも人気を博した。2010年にFA権を行使して横浜へ移籍。その後戦力外を経て2014年に西武に移籍し、2015年に引退した。通算904安打、106盗塁。

第四巡選択希望選手:金城龍彦(現実ドラフト5位)

4位は住友金属からドラフト5位で横浜に入団した金城龍彦さん。高校卒業後に社会人野球に進み、元々投手だったが打者として横浜のプロテストを受けて合格。入団後に本格的に打者に転向すると、2年目の2000年にはスイッチヒッターとしてシーズン最高打率となる.346で首位打者と新人王を獲得。2003年からは3年連続打率3割を達成し、2006年に行われた第1回WBCのメンバーにも選ばれた。2015年に巨人で現役を引退。通算1648安打。

第五巡選択希望選手:新井貴浩(現実ドラフト6位)

5位は駒大からドラフト6位で広島に入団した新井貴浩さん。1年目から7本塁打を放ち、2年目の2000年から8年連続で2ケタ本塁打を達成。4年目の2002年に全140試合に出場し、ドラフト下位指名ながら中心選手のひとりとなる。2005年には43本塁打を放ち、本塁打王のタイトルを獲得。2007年オフにはFA権を行使して阪神へ移籍。11年には打点王のタイトルを獲得した。しかし徐々に出場機会が減少。2014年オフに自ら申し出て自由契約となり、2015年に古巣広島に復帰。2016年には4番として25年ぶりのリーグ優勝に貢献した。2018年に現役を引退後、2023年から広島の監督として再びユニフォームを着た。通算2203安打、319本塁打、1303打点。
捕手の指名は叶わなかったが、まとまったバランスの良い指名となったと思う。
実際にこの指名が実現していた世界線も見てみたいものだ…。

(Written by 大井川鉄朗)

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