櫻坂46が東京ドームで見せた、進化した姿──〈櫻坂46 4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 -Go on back?-〉【ライヴ・レポート】

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櫻坂46が東京ドームで見せた、進化した姿──〈櫻坂46 4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 -Go on back?-〉【ライヴ・レポート】

2024年6月15日、16日の2日間にかけて、櫻坂46の「櫻坂46 4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 -Go on back?-」のツアーファイナル公演が東京ドームにて行われた。OTOTOYでは、そのDAY2の模様をレポートする。

櫻坂46として彼女たちが東京ドームのステージに立つのは、2022年11月8日、9日に開催された『2nd TOUR“As you know?”TOUR FINAL at 東京ドーム』以来、2回目。櫻坂46の3期生はオーディション後の研修生として、会場でステージを見ており、今回初めて東京ドームのステージに立つことになる。この公演は、ステージバックも含め、全てチケットはソールドアウト。会場には海外Buddies(櫻坂46ファンの総称)の姿も見られ、その注目度の高さを感じさせた。

櫻坂46が東京ドームで見せた、進化した姿──〈櫻坂46 4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 -Go on back?-〉【ライヴ・レポート】

櫻坂46が東京ドームで見せた、進化した姿──〈櫻坂46 4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 -Go on back?-〉【ライヴ・レポート】

櫻坂46が東京ドームで見せた、進化した姿──〈櫻坂46 4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 -Go on back?-〉【ライヴ・レポート】

開演の時刻を迎えると、スクリーンに映し出された真っ赤な時計の秒針がゆっくりと動きだし、会場中央に用意された通路から山﨑天が登場。彼女が乗ったセンターステージが、メインへと動き出し、ライヴのはじまりを告げた。セットリストの1曲目は、“何歳の頃に戻りたいのか?”。「東京ドーム、行くぞー!」という山﨑の掛け声に呼応する様にBuddiesも大きな声で応え、序盤から一気にボルテージは最高潮へ。ライヴは続いてダンス・チューン“泣かせて Hold me tight!”へ。ここではムーヴング・ステージを使用し、客席の上を移動しながら妖艶な空気を醸し出す。ライヴはさらに“恋が絶滅する日”をパフォーマンス。続く“摩擦係数”の曲間では、休養していた1期生・小池美波が姿を現し、温かな歓声がその復帰を迎えた。

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2023年には、フランス・パリ、マレーシア・クアラルンプールの〈JAPAN EXPO〉、フィリピンで開催となった〈2023 Asia Artist Awards〉など、海外でも公演を成功させた櫻坂46。ライヴのMCでは、中嶋優月が英語で、藤吉夏鈴が韓国語で挨拶し、グローバルなファンに思いを伝える。続く田村保乃は「今日この日を忘れられない1日にしましょう」というメッセージを届け、この日に向けた気合いの高さを感じさせた。

続いてのブロックは、櫻坂46のファースト・シングル“Nobody’s fault”からスタート。センターの森田ひかるを中心に櫻坂46の原点を描き出す。大園玲がセンターを務める“Cool”ではBuddiesの大きな「Cool」の声が響き、“Dead end”では通路の端と端に用意されたステージから全力疾走。様々なパフォーマンスの引き出しを見せていく。

櫻坂46が東京ドームで見せた、進化した姿──〈櫻坂46 4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 -Go on back?-〉【ライヴ・レポート】

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さらにここからは守屋麗奈センターの“桜月”、“流れ弾”といったシングル表題曲を立て続けに披露。妖しく輝く月をバックに、圧巻のパフォーマンスで櫻坂46というグループの魅力を存分に見せつけた。このブロックのラストは、3期生楽曲の“何度 LOVE SONG の歌詞を読み返しただろう”。アリーナ後方のステージに、村山美羽が現れると、大きな拍手で迎えられた。3期生はその後、学校机を使ったパフォーマンスで自分たちの個性を楽曲にぶつけた。

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続いてのブロックは、藤吉夏鈴、中嶋優月、村井優の楽曲“恋は向いてない”、山﨑天、小島凪紗、向井純葉の3人が学生服で歌い踊る“真夏に何か起きるのかしら”、森田ひかる、谷口愛季、山下瞳月による“心の影絵”、という『何歳の頃に戻りたいのか?』収録のユニット楽曲を3曲連続で披露。2期生と3期生の息の合ったコンビネーションで、新たな櫻坂46を演出した。

会場中に大きなクラップが響く中、次は“油を注せ!”でライヴの勢いを加速させる。続く山下瞳月がセンターを務める3期生“静寂の暴力”では、客席のペンライトも消え、静寂の世界を作り出す演出が行われた。ここでは、全く無音の状態で一糸乱れぬ圧巻のダンスを披露。観る者の心を驚かせた。

櫻坂46が東京ドームで見せた、進化した姿──〈櫻坂46 4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 -Go on back?-〉【ライヴ・レポート】

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ここからライヴはクライマックスへ。静寂を破る「Wtatcha we say do?」の掛け声で始まった“マンホールの蓋の上”で、一気に東京ドームの熱気をMAXまで高めると、“BAN”、“承認欲求”、“Start over!”とヒットチューンを連発。観客の歓声と共ともに、その表現力の高さや人の心を掴むパワーの強さを感じさせた。本編最後は、6月26日にリリースされる最新楽曲“自業自得”。センターを務める山下瞳月の内に秘めた力強さが、新たな櫻坂46の物語のはじまりを示した。

櫻坂46が東京ドームで見せた、進化した姿──〈櫻坂46 4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 -Go on back?-〉【ライヴ・レポート】

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大きな櫻坂46コールに迎えられて、アンコールがスタート。グループきってのアイドルらしさ満点の楽曲“Anthem time”、“ドローン旋回中”の2曲をトロッコで回遊しながら披露。会場のいたるところに目を配りながら、この日の感謝と笑顔を届けた。さらにアンコールは“Buddies”を熱唱。ファンへの愛を叫ぶと、大きな多幸感が東京ドーム全体を包み込んだ。

MCのなかで森田ひかるは「2年前(の東京ドーム)より少しは成長できた姿をお見せできたんじゃないかなと思います。改めてBuddiesになってくれて、出会ってくれて本当にありがとうございます」と感謝を伝える。

続いて中嶋優月は「私にとってこの場所は、大好きな櫻坂46のライブをお客さんとして最後に観た場所なので、こうして皆さんとライブができていることをうれしく思います」と口にする。そして、山﨑は「みんなでいろいろ乗り越えてきたツアーで、最後にこの東京ドームでライブをできたことがすごく嬉しいです。でも、まだまだ上があると思って私たちは活動しているので、Buddiesの皆さんもその大きな大きな愛で私たちのことを応援してほしいですし、もっといろんな素敵な景色をこれからも観にいけたらと思います」と宣言。

さらに、キャプテンの松田里奈は「出会ってくださったからには、絶対に皆さんのことを幸せにしますので、これからも櫻坂46についてきてくださったらうれしいなと思います」とメッセージを送った。

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ライヴは最後に、櫻ピンクのペンライトの光に包まれ、“櫻坂の詩”で大団円を迎える。こうして幕を閉じた「櫻坂46 4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 -Go on back?-」。櫻坂46はその後も『9th Single BACKS LIVE!!』や『4th YEAR ANNIVERSARY LIVE』など、あらゆる場所でライヴを控えている。この日のライヴを目撃した者は、この東京ドーム公演がゴールではなく、進化の途中だったことを感じているはずだ。ますます勢いを増していく櫻坂46からこの先も目が離せない。

櫻坂46が東京ドームで見せた、進化した姿──〈櫻坂46 4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 -Go on back?-〉【ライヴ・レポート】

櫻坂46が東京ドームで見せた、進化した姿──〈櫻坂46 4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 -Go on back?-〉【ライヴ・レポート】

取材・文:西田健
photo by:上山陽介

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セットリスト

〈櫻坂46 4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 -Go on back?-〉
2024年6月16日 東京ドーム

00. Overture
01. 何歳の頃に戻りたいのか?
02. 泣かせて Hold me tight!
03. 恋が絶滅する日
04. 摩擦係数
05. Nobody’s fault
06. Cool
07. Dead end
08. 桜月
09. 流れ弾
10. 何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう
11. 恋は向いてない
12. 真夏に何か起きるのかしら
13. 心の影絵
14. 油を注せ!
15. 静寂の暴力
16. マンホールの蓋の上
17. BAN
18. 承認欲求
19. Start over!
20. 自業自得

<アンコール>
EN1. Anthem time・ドローン旋回中
EN2. Buddies
EN3. 櫻坂の詩

-セットリストプレイリスト-
https://sakurazaka46.lnk.to/20240616

ライヴ情報

2024年8月23日(金)・24日(土)・25日(日) 千葉県・幕張イベントホール

2024年11月23日(土)・24日(日) 千葉県・ZOZOマリンスタジアム

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