「富士山が見えなくなる」と一部住民から反対されて解体が決定した国立市の分譲マンションに行ってみた

もともと富士山が見えていた、東京都国立市の富士見通り。JR国立駅から約1.4キロメートルの長さがある通りで、天候が良ければ駅近くからも富士山が見えることがあるという。

「富士山が見えなくなる」と反対意見が

JR国立駅から富士見通りをまっすぐ約750メートルほど進んだ場所に分譲マンションが建てられたのだが、「富士山が見えなくなる」と一部住民から反対の声が出たことで解体が決定。すでに入居者も決まっていたようだが、すべて白紙にして解体するという結果に。

実際に富士見通りに行ってみた

インターネット上では、取り壊し決定に対して「やりすぎ」「ごねて解体させる日本終わってる」との声も出ている。そもそも、いったいどんな場所なのか? そんなにも景観を乱すのか? 実際に富士見通りに行き、分譲マンションまで行ってみた。

マンションの影響で富士山が欠けて見える

行った日は曇り空で富士山がハッキリ見えなかったが、マンションの影響で富士山の一部が見えなくなるのは事実と思われる。富士見通りの入口から500メートルほどまでは、マンションの影響で富士山が欠けて見えると推測。

ほかにも高めのマンションは存在する

このマンションの周囲には、ほかの高めのマンションも存在するが、位置的に今回のマンションが富士山に重なってしまうため、反対意見が出たと思われる。

感情論だけでなく根本的な部分を理論的に考える必要がありそう

マンションが解体されることで、今までどおり富士山の全体が見えるようになる。それを喜ぶ人もいると思われる。しかし、マンションが解体されなければ、国立市の人口が増えて市の税収が増えるだけでなく、消費も進んで街が潤う。

いったい、どうすることが正解なのか。今回の出来事、感情論だけでなく根本的な部分を理論的に考える必要がありそうだ。

(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

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