ジャネット・ジャクソン、ツアーでケンドリック・ラマーの「Not Like Us」に合わせて「Nasty」を披露
ジャネット・ジャクソンが、最新ツアー【TOGETHER AGAIN】を再開した。彼女はケンドリック・ラマーの 「Not Like Us」を自身の「Nasty」にミックスし、複雑なダンスにスパイスを加えている。
35公演からなるツアーの初日は、現地時間6月4日に米カリフォルニア州パーム・スプリングスのアクリシュア・アリーナで開催され、ネリーがオープニング・アクトを務めた。
バイラルになった公演のワンシーンには、チェックのドレスを着たジャネットがダンサーたちに囲まれ、ドレイクをディスったケンドリックの「Not Like Us」のインストゥルメンタルが背景で流れる中、彼女の代表曲「Nasty」を披露する姿が映し出されている。「Nasty」は『コントロール』に収録されており、1986年に米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で3位を獲得した。
「その汚い車に乗ってるのは誰? ナスティ・ボーイズだ/その不味そうなフルーツを食べてるのは誰? ナスティ・ボーイズだ/私のイケてるグルーヴにノれてるのは誰? ナスティ・ボーイズだ」とジャクソンはマスタードがプロデュースしたウエスト・コースト・ナンバー「Not Like Us」に合わせて歌った。
Xでは、ジャネットが「Not Like Us」をセットに取り入れたことについて多くの投稿が寄せられ、話題となった。あるファンは「ドレイクにとって長い一年になるだろう。黒人の教育はまだ続く」と書き込むと、別のファンは「ケンドリックはジャネットを全く新しい世代の人々に紹介した。もちろん彼女は彼を応援するでしょ!」とコメントした。
ラマーとジャクソンはまだコラボしたことがない。しかし、ラマーはジャクソンの「Any Time, Any Place」をサンプリングし、「Poetic Justice」に使用した。『グッド・キッド、マッド・シティー』に収録されている「Poetic Justice」は、2013年に“Hot 100”で26位を記録した。
リリースから1か月が経っても、「Not Like Us」は依然としてヒップホップ界で定番となっており、ポップカルチャーのさまざまな分野に浸透している。今週初め、米ヒューストンのある気象予報士が天気予報にこのドレイクへのディス・トラックの歌詞を取り入れた。
ジャネットの【TOGETHER AGAIN 2024】ツアーは夏まで続き、米ロサンゼルス、サンフランシスコ、デンバー、シカゴ、セントルイス、シンシナティ、クリーブランド、ボストン、デトロイト、カナダ・トロント、ブルックリン、タンパ、オーランド、アトランタ、ニューオーリンズを回し、7月30日にフェニックスで幕を閉じる。
関連記事リンク(外部サイト)
<ライブレポート>ジャネット・ジャクソン、圧巻の歌とダンスで余すことなくキャリアを綴った5年振り来日公演【TOGETHER AGAIN】
リル・ヨッティ、ドレイクがケンドリック・ラマーに「勝ったとも負けたとも思っていない」と語る
ドレイク、自宅上空を飛ぶのをやめるよう報道ヘリに要請「正直に言うと、俺は本当に寝たいんだ」
国内唯一の総合シングルチャート“JAPAN HOT100”を発表。国内外のオリジナルエンタメニュースやアーティストインタビューをお届け中!
ウェブサイト: http://www.billboard-japan.com/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。