京都のかわいい御朱印&御朱印帳を紹介。人気お土産のカフェも
皆さんは「御朱印」をご存じですか?
御朱印は神社やお寺の参拝の際に、そこに行った証としていただけるスタンプのようなもの。一般的には、御朱印帳と呼ばれるノートに墨で神社・お寺の名称や題目、日付などを書いていただき、判子を押していただきます。
しかし! 令和の今は空前絶後の御朱印ブーム!「カラフル御朱印」「切り絵御朱印」「刺繍御朱印」など、かわいい御朱印が全国各地で出没中。
今回は、これまでに集めた御朱印は全部で200以上、月20箇所もの神社仏閣を巡る「御朱印ガール」が、かわいい御朱印・御朱印帳を求めて京都まで行っちゃいました! 短いお休みでも十分に楽しめる、1泊2日の御朱印旅をご紹介します。
東京駅を出発
東京駅から東海道新幹線のぞみで京都へ
京都に行くには新幹線が断然便利。JR東京駅から東海道新幹線「のぞみ」に乗車し、JR京都駅まで2時間15分ほど。東海道新幹線には無料Wi-Fiがあるので、映画を1本観たら到着です。
新幹線と宿の予約は「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」がおすすめ。お得に予約できます。
紙TO 和 京都店
友禅和紙を使用した御朱印帳づくりに挑戦
京都駅から地下鉄烏丸線に乗車し5分ほどの烏丸御池駅へ。京都の伝統的な和紙「友禅和紙」を使ったオリジナルの御朱印帳がつくれると聞き、「紙TO和 京都店」さんへ向かいます。烏丸御池駅からお店までは徒歩で約5分。
「ご朱印帳づくり」体験は事前に予約(※)しておきました。体験は畳の小上がりで行います。
御朱印帳のサイズはお寺向きの「大」と神社向きの「小」から選べます。私は持ち運びの手軽さ重視で小を選択。ちなみに、神社やお寺で、「御朱印帳の大きさによって御朱印がもらえない」といったことはないので、是非、お好みで選んでください。
※編集部注:体験は金、土、日、月曜日に実施(予約優先)。予約方法と実施日以外の予約について詳しくはこちら
まずは、御朱印帳の表紙と裏表紙になる和紙を選びます。裏表同じ素材・柄が一般的ですが、オリジナルでつくる場合は裏表別々の柄が人気とのこと。私も別々の柄を選択しました。
選べる和紙はなんと100種類以上! やっとの思いで紙を決定。御朱印帳の大きさに合わせてカットし、糊(のり)付けをしていきます。
紙が弛まないように、でんぷん糊を刷毛で塗り、丁寧に接着します。
両面に奉書紙を貼り、「御朱印帳」という札も貼り付け、糊を乾かします。全工程で1時間ほどで完成。ちなみに私は、表紙に小紋柄の和紙を、裏表紙には和紙の質感が面白い単色のものを選びました。
京都大神宮
京都大神宮の限定月替わり御朱印
さっそく、つくった御朱印帳を片手に徒歩で「京都大神宮」に向かいます。紙TO和を出発して烏丸の商店街を歩き続けること約20分、趣のある鳥居が見えてきました。
京都大神宮は、江戸時代より盛んだった「お伊勢参り」に行けない人々の為に、全国に伊勢神宮が遥拝(ようはい:遠く離れた所から拝むこと)できる設備として設けられたのが起源。また、東京大神宮とともに神前結婚式をつくり上げ、全国に普及させた神宮でもあるんです!
それでは、参拝しましょう。
お待ちかねの御朱印はこちら。取材に訪れた2月は、冬らしい雪うさぎの御朱印をいただきました。
元祇園 梛神社
元祇園 梛神社の京都らしい舞妓さん御朱印
京都大神宮の最寄り駅、京都河原町駅から阪急京都線で2駅の大宮駅へ。駅から徒歩5分ほどで「元祇園 梛(なぎ)神社」に到着です。
境内には1918年(大正7年)に遷座(せんざ:神体などをよそに移すこと)された「式内 隼(はやぶさ)神社」もあり、「元祇園 梛神社」と「式内 隼神社」の2つの本殿が横に並ぶ珍しい形式。「梛(なぎ)」という御神木があり、その葉の葉脈が縦に走り、引っ張っても切れにくく丈夫であることから、「縁が切れない」「ご縁をむすぶ」神社としても知られています。
本殿で参拝し、御朱印を拝受。
舞妓さんのイラストがなんとも京都らしい御朱印。片方だけでもかわいいですが、梛神社と隼神社の御朱印を双方いただくと、なんと見開き御朱印に!
季節ごとに御朱印のデザインが変わるようなので、舞妓さん御朱印狙いの方はホームページで事前に調べてからの訪問をおすすめします。
1日目の御朱印旅はこちらにて終了。あいにくの空模様でしたが、侘び寂びが感じられるしっとりしたオトナの旅日和になりました。この日は京都駅近くのホテルにステイ。
毘沙門堂門跡
毘沙門堂門跡の世界に一つだけの御朱印
2日目は、まず「毘沙門堂門跡」へ向かいます。最寄り駅のJR山科駅までは京都駅から新快速で約5分。駅から徒歩15分ほどで到着です。
住宅街を山の方へひたすら真っ直ぐ歩いていくと、お寺の門が見えてきます。
急な石段を上った先では、大提灯と阿吽像が目印の仁王門がお出迎え。
門をくぐり抜けると、目の前に本尊である「毘沙門天」が祀られている本殿がそびえたちます。
毘沙門天は、仏教では鬼門(主に北の方角)を守る神様と言われており、日本では七福神や四天王の一人「多聞天」という名でも親しまれています。勇ましい姿から勝負運のご利益のほか、商売繁盛、金運、福徳などのご利益があるそうです。
毘沙門堂門跡には京都市指定の文化財が11もあります。2024年が辰年とのことで、「霊殿」の天井に描かれている「守護龍」を特別に撮影させていただきました(※)。
かなり迫力がありますが、龍の眼を見ながら下を一周すると、なんとずっと龍が睨んでくる仕掛け……。
※編集部注:今回は取材のため許可を得て撮影しています
参拝後に御朱印をいただきましたが、かなりユニークなシステム。御朱印を書いてくださる方によって柄が変わるので、世界に一つだけの御朱印がいただけます(笑)。※
「春が近いので、ピンクのにしよう〜!」
今回は桜や春の景色を意識した書き置きの御朱印をいただきました。
※編集部注:同じ御朱印になる可能性もあります。
マールブランシュ ロマンの森
人気のお土産「茶の菓」のカフェが山科に!
山科駅から東西線で1駅の東野駅へ、駅から徒歩15分ほどで「マールブランシュ ロマンの森」に到着です。
京都のお土産として数年前から人気のお濃茶ラングドシャ「茶の菓」を販売している高級洋菓子店、「京都 北山 マールブランシュ」が運営するロマンの森。「京都北山本店」のラグジュアリーな雰囲気とは異なり、公園に遊びに来るような気軽な感覚で来て欲しい、という願いを込めてつくられたお店だそうです。
森の中の公園を意識した店内。木でできた机や椅子が印象的です。
マールブランシュは、元々はケーキ屋さん。地元の方々に愛されるそんなお店の人気NO.1商品はモンブラン!
今回私は、ミルクやバターを使用した、ロマンの森限定のクロワッサンにモンブランクリームが挟まれた「クロワッサン・モンブランバター」をいただきました。
パティシエ自慢のミルキーなクロワッサンに、ラム酒香るマロンクリームがたっぷり。薄切りバターの塩味があとをひきます。
そんなクロワッサンにも相性抜群な「京都紅茶」を一緒にいただきました。宇治茶の産地である京都府和束町の茶葉を使用したマールブランシュのオリジナルクラフトティー。日本茶の旨みもしっかりと感じるのに、洋菓子にも合うダージリンのようなフルーティーさが印象的でした。
1泊2日の京都旅も間もなく終了……。茶の菓をお土産に購入して帰路につきます。ちなみに、ロマンの森のキャラクター「ロマンくん」がデザインされたロマンの森限定パッケージの茶の菓は、ロマンの森の店頭販売のみです。
今回の京都御朱印旅はいかがでしたか? 「かわいい×京都らしい」御朱印が、それぞれの神社やお寺でたくさんあり、選びきれなかったです。秋のイメージがある京都ですが、これからの季節も思いきり楽しめそう! また訪れたいです。
東京駅に到着
掲載情報は2024年3月28日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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