五感で楽しむ新感覚肉料理が話題、「ハンバーグと⽜タンとお⽶ 神⼾⾚ふじ 心斎橋店」がオープン

2024年3月9日（土）、大阪・心斎橋に「ハンバーグと⽜タンとお⽶ 神⼾⾚ふじ 心斎橋店」がオープンした。2022年9月に神戸に開業した本店、2023年10月に開業したミント神戸店に続く3号店目となる。⾃分専⽤の鉄板でハンバーグを焼き上げるスタイルが話題を呼び、本店は年間約7万人が訪れる行列の絶えない店舗に成長した。運営は神⼾で話題の飲食店を多数手がける、株式会社くり松。“連日行列が絶えない人気店”を展開していることで、業界では注目を集める1社だ。

心斎橋店が建つのは、大阪を代表する観光名所「心斎橋筋商店街」からほど近い商業エリア。周辺には心斎橋PARCOや大丸心斎橋店をはじめ、多彩なショップや飲食店が集まり、活気に満ちている。国内外からの観光客が訪れるエリアであり、インバウンド需要など幅広いニーズに応えていくという。

なお店名の赤富士は、稀にしか⾒ることができない非常に縁起の良い「⾚富⼠」が由来となっている。“日本⼀美味しいハンバーグ店を⽬指したい”という想いが込められている。

店内は本店、ミント神戸店同様に和の趣に溢れている。照明はやや控えめで、全体的に落ち着いた雰囲気。外の喧騒を忘れさせてくれるような空間だ。カウンター18席に加え、6名掛けのBOX席を３卓用意。一人でもグループでも楽しむことができる。

看板メニューは、つなぎ⼀切なしの神⼾⽜を100％使⽤したハンバーグと、１頭から3枚しか取れない希少部位タン元を用いた霜降り⽜タンステーキだ。どちらもミシュラン獲得店の料亭で研鑽を積んだ和食料理人、岡田和馬氏が、日本料理の知識と技法を駆使した。

オープンに先駆け、メディア向け試食会が実施された。提供されたのは「黒毛和牛100%赤ふじハンバーグステーキ（M）＆特上霜降り牛タンステーキ1枚」（2,970円/税込）。

調理開始前に、まず生の状態でのハンバーグと牛タンが披露される。どちらも想像以上のボリューム感に驚かされた。ハンバーグの上に乗っているのはオリジナルブレンドの⽜脂。タネに混ぜ込まずあえて肉の上に乗せることで、焼き上げる間にコクや旨味が溶け出し、ハンバーグのおいしさを引き立てるという。

続いて料理人による調理がスタート。目の前にある自分専⽤の鉄板で、肉や野菜が焼き上げられていく情景はライブ感たっぷりだ。ジュージューと焼かれる音も相まって、思わず食欲が刺激される。

ハンバーグと牛タンは表面を軽く焼き上げた後に、一旦別皿に乗せられる。その後はゲスト自身で、好みの焼き加減で仕上げていく。

リクエストに応じて、ハンバーグはあらかじめカットしてもらうことも可能。野菜はキャベツ、もやし、玉ねぎがたっぷり。ブレンド塩で味付けされるので、素材本来の旨味をシンプルに楽しめるのもうれしい。

カウンターの下は引き出しとなっており、小皿やお手拭きなどが備わる。なお箸は肉を焼く用と、食事用の2種を用意。衛生面への配慮もきちんとなされている。

鉄板で⼀⼝ずつ焼くため、終始焼き立てを味わえるのが大きな魅力だ。つなぎは⼀切不使用なため、肉の濃厚な旨味をストレートに堪能することができる。

ハンバーグには5種類の薬味が用意されるため、味変を楽しめるのも美点だ。王道の「ジャポネソース」や、青唐辛子の辛味が引き立つ「ハラペーニョソース」、シャキシャキした食感と爽やかな酸味の「ネギ塩レモン」などバラエティ豊か。甘⾟い味付けの「⽜そぼろ」はご飯のお供にもピッタリだ。

希少部位・タン元を使⽤した⽜タンステーキは、タンの中で最も脂がのった部分であり、柔らかさとジューシーさが格別。極厚で提供されるので、食べ応え抜群。

これらの肉料理をさらに引き立てる、名脇役ともいえるのが「米」だ。地元「兵庫県産コシヒカリ」を毎朝精⽶し、釜で炊く。一粒一粒がふっくらしているうえ、ほのかな甘味が感じられる。何杯でもおかわり無料というだけに、米好きには嬉しい限りだろう。

セットメニュー注⽂をした場合、プラス330円（税込）で〆料理をオーダーすることができる。筆者が選んだのは「ひつまぶし」。たっぷりの鰹節を専用のフィルター器具でひくという演出付きだ。

鰹の豊かな風味と旨味が溶け出した出汁は、肉料理を食べた後の〆として格別の味わい。〆の料理にはこの他、ガーリックライス、卵かけご飯、極みカレーを用意。いずれも神⼾⽜または厳選和⽜いずれかのハンバーグ20gがつくのも魅力だ。

ハンバーグや牛タン以外にも、厳選肉を使用したさまざまな料理を提供。約20cmの特大ハラミを用いる「封印熟成ハラミ990円（税込）」は壺内で熟成させ、旨みを閉じ込めるのがこだわり。タレは甘辛ながらさっぱりしているので、⾁本来の味わいを楽しむことができる。

「⾚ふじ極みカレー1,490円（税込）」は⽜タンや黒毛和⽜、神⼾⽜などハンバーグ作りで余る素材を有効活⽤した一品。12時間以上じっくりと煮込んだ肉はトロトロに柔らかく、肉専門店ならではの技が凝縮している。

自分専用の鉄板で仕上げる新感覚ハンバーグをはじめ、こだわりの素材と技法が凝縮した「神戸赤ふじ」。大阪初上陸の究極の肉料理を、ぜひ賞味してみてはいかがだろうか。

公式HP：https://www.kobe-akafuji.com/