【ライヴ・レポート】≠ME、5周年を迎え、新たなステージへ──〈≠ME 5th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT〉

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【ライヴ・レポート】≠ME、5周年を迎え、新たなステージへ──〈≠ME 5th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT〉

2024年3月3日。東京都・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナにて、指原莉乃プロデュースのアイドルグループ、≠ME(通称:ノイミー) の5周年コンサート「≠ME 5th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」が開催された。OTOTOYでは、その夜の部の模様をレポートする。

昨年2023年には念願の日本武道館でのコンサートを成功させ、アイドルシーンにおいても大きな存在感を示している≠ME。今回のコンサートは、≠MEにとって初のアリーナ単独公演。グループの5周年のお祝いの日でもあると同時に、2024年を飛躍の年にするための大事な1日でもある。

開演を迎える“Overture”が客席に鳴り響くと、その時を待ち望んでいたファンが大きなコールでメンバーを迎える。セットリストの1曲目は、“天使は何処へ”。センター・ステージに冨田菜々風がひとりで立ち、ピアノ・アレンジのトラックで独唱。その後は、メインステージから他のメンバーが勢いよく飛び出して登場すると、客席からは大きな歓声が上がった。

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コンサートの序盤は、“チョコレートメランコリー”や“桃色デイブレイク”、“ワタシアクセント”といった≠MEのクールな一面を引き出す楽曲を続け様に披露。≠MEは華やかで甘いイメージを持つ一方、こういったクールな楽曲を歌いこなすことのできるグループだ。このブロックの最後に披露された“アンチコンフィチュール”には“甘いだけが私じゃない”という歌詞があるが、この日のメンバーの鬼気迫るパフォーマンスには、まさに「甘いだけが≠MEじゃない」ことを証明していた。

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自己紹介コーナーを終えると、ここからはユニット曲のブロックへ。まずは、歌唱力に定評のある蟹沢萌子・川中子奈月心・櫻井もも・冨田菜々風が、“月下美人”を披露し、美声を響かせる。と今度は、探検隊ルックに身を包んだ、河口夏音、尾木波菜・落合希来里・菅波美玲の4人が“こちらハッピー探検隊”で客席から登場し、笑顔を振りまいていく。恒例の「イリュージョン」のコーナーでは、河口隊長が真っ二つになったり、センターステージからメインステージへと瞬間移動したり、と驚きのイリュージョンで沸かせた。

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ここからは2人ユニットのコーナー。軽快にロック・チューン“2時半ろけんろー”では、鈴木瞳美・谷崎早耶が魔法で文字通り客席を自分たちの色に染め上げると、今度は真っ赤な衣装の永田詩央里・本田珠由記が“ピオニーズ”で妖艶に舞う。ユニットブロックの最後は、蟹沢萌子と冨田菜々風が“サマーチョコレート”で、とびっきりのかわいい世界を演出し、チョコモナカビームを射出。多くのファンがそのキュートな魅力にノックアウトされていた。ちなみに、この2人ユニットのコーナーはオリジナルメンバーとは異なる組み合わせでの楽曲披露。メンバーが登場するたびに驚きに満ちた大きな歓声が上がっていた。

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それぞれの個性を発揮するダンストラックを挟むと、スクリーンにはピンク色で書かれた「WARNING」の文字。さらに「超絶可愛い注意報が発令されました!皆様直ちに避難してください!」とアナウンスが流れると、鈴木の「ちゅーする?」を合図にメンバーが会場通路に登場し、≠MEきっての超絶可愛いチューン“想わせぶりっこ”をパフォーマンス。このブロックでは、“てゆーか、みるてんって何?”、“ポニーテール キュルン”といったキュートな一面を存分に魅せていく。“ヒロインとオオカミ”では、MVでお馴染みのオオカミ耳をつけたメンバーが現れると、客席全員がメロメロに。≠MEの強靭な「アイドルとしての力」を感じさせた。

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これまでの5年の歴史を振りける映像のあとは、3月20日リリースのファースト・アルバム「Springtime In You」のリード曲“ラストチャンス、ラストダンス”を初披露。爽やかな青春の煌めきが、アリーナ全体を包み込んだ。コンサートは、ここからさらにクライマックスを迎える。“す、好きじゃない!”、“はにかみショート”、“初恋カムバック”といった人気楽曲を続け様に披露。“まほろばアスタリスク”の大サビでは、銀テープが宙を舞った。

スタートからノンストップで一気に駆け抜けてきた彼女たちだが、ここでこの日はじめてのMCへ。メンバーそれぞれが自分の言葉で、ここまでの感謝の言葉を口にすると、客席全体がエモーショナルな空気に。そんななか、スクリーンには22時を指した時計が現れると、本編最後の楽曲「デートの後、22時」がスタート。最後まで歌声を届け続けた。

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割れんばかりのノイミーコールに導かれるように、グッズのパーカーに着替えたメンバーが再登場し、アンコールがスタート。“君はスパークル”、“自分讃歌”、“秘密インシデント”の3曲をパフォーマンス。リーダーの蟹沢がそこから最後の曲に移ろうとしたそのとき、スクリーンには「ATTENTION」の文字が現れ、全国ツアーとして『≠ME 全国ツアー2024「やっと、同じクラス」』の開催が発表された。さらに、このツアーのファイナル公演が、横浜アリーナでの開催であることが伝えられると、会場からは大きな大きな歓声に包まれた。メンバーは勢いそのままに、彼女たちのはじまりの曲“≠ME”を披露。スクリーンには、グループの現在の様子から結成当初までを遡る映像が流れ、≠MEが歩んできた5年という歴史を感じさせた。

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こうして、「≠ME 5th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」は大団円で幕を閉じた。メンバーの言う通り、≠MEのこれまでの5年間は決して平坦な道ではない。しかし、彼女たちは諦めることなく、ただ前を向いて進み続けた。5年の時を経たいま、結成当初からメンバーが誰ひとり欠けずに、この日を迎えることができたのは、彼女たちの絆の強さを証明しているだろう。「東京ドーム」という夢を改めて宣言し、6年目のアイドル道を進み始めた≠ME。まだまだこの先も素晴らしい夢を見させてくれそうだ。

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取材&文 : 西田健

≠ME 5th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」@武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ

<夜公演 Setlist>

01. 天使は何処へ
02. チョコレートメランコリー
03. 桃色デイブレイク
04. ワタシアクセント
05. アンチコンフィチュール
06. 月下美人 / 蟹沢萌子、川中子奈月心、櫻井もも、冨田菜々風
07. こちらハッピー探検隊 / 尾木波菜、落合希来里、河口夏音、菅波美玲
08. 2時半ろけんろー / 鈴木瞳美、谷崎早耶
09. ピオニーズ / 永田詩央里、本田珠由記
10. サマーチョコレート / 蟹沢萌子、冨田菜々風
11. 想わせぶりっこ
12. てゆーか、みるてんって何?
13. ポニーテール キュルン
14. ヒロインとオオカミ
15. ラストチャンス、ラストダンス
16. す、好きじゃない!
17. はにかみショート
18. 初恋カムバック
19. まほろばアスタリスク
20. デートの後、22時
<アンコール>
21. 君はスパークル
22. 自分賛歌
23. 秘密インシデント
24. ≠ME

≠ME 全国ツアー2024「やっと、同じクラス」

【ライヴ・レポート】≠ME、5周年を迎え、新たなステージへ──〈≠ME 5th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT〉

2024年4月29日(月・祝)東京都 東京ガーデンシアター
2024年5月6日(月・休)福島県 けんしん郡山文化センター 大ホール
2024年5月10日(金)鹿児島県 宝山ホール
2024年5月12日(日)熊本県 熊本城ホール
2024年5月17日(金)千葉県 松戸森のホール21 大ホール
2024年5月19日(日)栃木県 宇都宮市文化会館
2024年6月15日(土)広島県 上野学園ホール
2024年7月15日(月・祝)神奈川県 横浜アリーナ

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