イタチの生態とは?被害状況や効果的な予防・駆除方法について解説

イタチの生態とは?被害状況や効果的な予防・駆除方法について解説
イタチは小さくて可愛らしい動物ですが、実は獰猛で凶暴な害獣です。騒音や悪臭、感染症の危険性など、イタチによる被害は多岐にわたります。

この記事では、イタチの生態や被害状況、そして予防・駆除方法について解説します。

全国に広がるイタチ被害の深刻化

農林水産省によると、令和4年度の野生鳥獣による農作物被害は、イタチを含めて約156億円に上ります。

イタチによる被害は西日本を中心に全国に広がっており、近年では西日本のみならず東北地方での被害報告も増加傾向にあります。先日は新潟の住宅でイタチを捕獲した、というニュースがYahooのトップニュースとなり話題になりました。(住宅に”イタチ”!?家の外壁に穴や傷 ネズミ用の仕掛けカゴに…【新潟・佐渡市】 引用:2024.2.28NST新潟総合テレビ 新潟ニュース)

農家の住宅では屋根裏への侵入や騒音発生、糞尿による天井板の腐食、断熱材の破損といった生活被害が深刻な課題となっています。

日本にいるイタチは主に4種類|見た目や生息場所の違いは?

日本に生息するイタチは、ニホンイタチ、シベリアイタチ、イイズナ、オコジョの4種類です。それぞれ見た目や生息場所に違いがあります。

イタチの生態とは?被害状況や効果的な予防・駆除方法について解説

イタチがもたらす被害について|騒音、悪臭、健康被害など

イタチが屋内に侵入すると、以下のような被害に遭う可能性があります。

●騒音被害:夜行性で、夜になると屋根裏で走り回ったり、鳴き声をあげたりすることで、睡眠を妨げられる
●悪臭被害:毎回同じ場所に糞尿をする「ためフン」という習性があり、糞尿のニオイが家中に広がる
●健康被害:ダニやノミなどの害虫を運んでくることで、アレルギーや感染症などの病気になる
●屋根裏の汚損被害:断熱材をほぐして巣を作ったり、糞尿で建材を腐食させたりすることで、リフォームが必要になる
●ゴミ・農作物の食い荒らし被害:キッチンに忍び込んで食料品や生ゴミを食べたり、田畑や家庭菜園で野菜や果物を食べたりすることで、食糧被害に遭う

イタチの予防・駆除方法について

イタチから家や畑を守るには、イタチの習性や好む場所を把握し、有効な対策を取ることが大切です。

イタチ対策の方法として、次のようなものが挙げられます。

①市役所に駆除の申請をする

イタチは野生動物として「鳥獣保護管理法」という法律の対象になっているため、自分で駆除したり捕まえたりすることはできません。

イタチから被害を受けているときは、住んでいる地域の自治体に有害鳥獣として捕獲する許可をもらいます。捕獲したら、法律に基づいて処分することになります。

②罠の仕掛け方

イタチを捕まえるために、罠を仕掛けます。イタチを捕まえる罠には、主なものとして3つの種類があります。

●吊り餌型
●踏板型
●くくり型

「吊り餌型」と「踏板型」は箱罠という名前で、箱の中に罠を仕込み、かかるとドアが閉じて捕まる仕組みです。

一方、「くくり型」はワイヤーを使った罠で、餌を入れた木やプラスチックでできた筒状の罠となっています。

③忌避剤を活用する

忌避剤とは、イタチにとって不快なにおいや味を持つもので、イタチを遠ざける・撃退するために使うアイテムです。

忌避剤はネットやホームセンターなどで簡単に入手でき、シート状や粒状などいろいろなタイプがあります。

しかし、製品によっては効果が一過性なこともあり、完全に解決できない可能性があることに気を付ける必要があります。

④害獣駆除専門業者にお任せする

イタチの予防・駆除方法で最も信頼できる方法は、害獣駆除専門業者にお任せすることです。

害獣駆除専門業者はイタチの習性や特性をよく知っており、有効かつ速やかにイタチを駆除できます。

さらに、イタチの巣やフンの清掃や消毒、侵入口の閉鎖などのフォローアップもしてくれます。

実際に、私が所属する「駆除ザウルス」では、駆除作業から再発予防の防除消毒まで一貫して対応しております。

イタチでお悩みの場合は、専門業者にご相談されることをおすすめいたします。

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