2月某日、JR北広島駅に降り立った。わかってはいたが、東京ではありえない量の雪、雪、雪。というか、北広島駅の線路、雪で埋まってない!?
20分もの道のりを歩いては行けないので、駅でタクシーを使って移動。
「エスコンフィールド北海道までお願いします」
と伝えると……
「おっ!お兄さんこの時間に行くということは、tower11泊まるの?」
と運転手さん。そうなんです、今回、tower11のホテルを予約し、翌日スタジアムツアーに行くためだけに北海道・北広島にやってきた限界オタクなんです。
見てください!!!この美しい佇まい!!!
21時30分頃に到着。球場内の飲食店やグッズショップの営業は終了しているが、まだ中は明かりがついていた。周りは誰もおらず、「ギュッ、ギュッ」とスニーカーで雪を慎重に踏みしめる音だけが響く。
全てのゲートは閉まっているが、宿泊者は唯一開いているtower11ゲートから中に入ることができる。まるで筆者が来るのを待っていたかのように、このゲートだけ明かりがついている。
中に入ると…
いつもは賑わっている球場内(写真奥の扉から入るとグラウンドが見える)も、人の気配がなく、静寂に包まれている。ちょっと怖いかも…。右に曲がりエレベーターに乗り、4階に行ってチェックイン。
しかしここで重大なミスが発覚する。
QRコードを読み取り、スマホでチェックインするのだが、部屋の情報のところに「mountain view」と書いてあることに気づいた。このホテルは部屋の窓から球場内が見えるのがウリで、筆者も窓から球場を見つめながら眠りにつくところを妄想しながらやって来た。しかし、「mountain view」ときた。そして案内図を見ると……
これは……
やっぱり!!!北広島の広大な景色が!!!
球場側ではなく、外側に窓がある部屋を予約してしまっていた!!!!!
しかしホテルの部屋はかなり広く、綺麗だった。今回宿泊した部屋はメジャーリーグがテーマになっており、ひとりで宿泊するにはもったいないほど。
カーペットも球場の芝のような柄だったのは感動。ベッドの上にはメジャーリーグ球団のホーム球場をモチーフにしたアートが飾られていた。
その後、これも楽しみだった温泉&サウナへ。水着着用のため、どうやらスマホを持ち込んでも良かったそうだが、そのときは気づかずに写真が撮れなかったため、中の様子は公式YouTubeチャンネルで見ていただきたい。
このサウナと温泉ははっきり言って…超最高だった。球場を見ながら入浴するという初めての経験は興奮したし、オフシーズンの夜遅くということもあり、お客さんが筆者の他に2人しかおらず、ほぼ貸し切り状態。ゆったり移動の疲れを取ることができた。
サウナと温泉は水着着用が必須だが、レンタル水着(1000円)も設置されているので手ぶらで行くこともできる。しかしサイズと個数には限りがあるので(実際にこの日もMサイズが完売だった)、持参すると安心かもしれない。
そして部屋に戻って晩酌。羽田空港で買ったかまぼこと牛タンに、道中で購入した瓶の山わさびをつけて食べた。これも最高でした。
今回、1泊は6万円というかなり贅沢な金額を払って宿泊した。大好きな球団の本拠地の中で泊まれるという特別体験、宿泊者しかいない時間でゆっくり入浴できるなど、非日常体験としてはかなり楽しかった。遠方のファンの方はぜひ一度体験してもらいたい。
逆に不便だったのは1点のみ。施設内や近くにコンビニがなく(飲み物の自動販売機はある)、飲食物はホテルに入る前にすべて買っておかないといけないところ。何か宿泊者が使える売店的なものがあれば本当に最高だと思う。
次回はオフシーズン中のエスコンフィールドHOKKAIDOを楽しみ尽くした様子をレポートする!!!