【2/19〜2/25の運勢】2月4週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!
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今週のおひつじ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
意図していなかった自分に成る
今週のおひつじ座は、自分の行動を意志によって制御することを手放していくような星回り。
『蓬摘み摘み了えどきがわからない』(池田澄子)という句のごとし。作者がいずれの使い道を念頭に置いていたのかは不明だが、とにかくいったん始めてしまった蓬摘みをどこで「了え」たらいいのか、わからなくなっちゃったのだという。
私たちは意味を求め考えすぎるからこそ、何かを決めたり行動したりする際には、 必ずどこかで適当に区切りをつけたり、不意の中断や切断を受け入れて、「意図していなかった自分に成る」のでなければならない。
あなたもまた、意志的な選択ではなく、ある種の「見切り発車」を新しい事態を迎え入れるトリガーにしていくべし。
今週のおうし座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
狂気を言葉で示すこと
今週のおうし座は、つまらない常識の代わりに物語の言葉で身を包んでいこうとするような星回り。
セルバンテスの『ドン・キホーテ』の主人公ドン・キホーテは、寝るのも忘れて騎士物語を読みふけった結果、みずから諸国を遍歴する騎士になりきって、さっそうと冒険に出かけていく。そこでは、平凡な道端の旅籠は銀の尖塔が立ち並ぶお城へと様変わりし、巨人の群れに見立てられた風車は槍を向けられる。
物語の言葉はときに現実の社会とぶつかっていくための強力な武器となり、生きる糧にもなるのです。
あなたもまた、まず妄想や想像力を手だてに自分なりの冒険を試みていくといいでしょう。
今週のふたご座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
ぬかるみの底で
今週のふたご座は、普通なら何も感じとれないほどかすかな兆しを目いっぱいすくいとっていこうとするような星回り。
『春泥にゆきなやみたる杖をつき』(緒方句狂)という句のごとし。耳の聞こえない聾の俳人は昔からそれなりにいましたが、失明で視力を失った盲の俳人は数も少なく、その意味で作者は目が見えないゆえの句作の困難を乗り越えてその道を開いた貴重な先駆者のひとりと言えます。
彼はみずからに与えられた常闇の世界でただ立ちすくんでいる代わりに、まったくもって心許ない道行きを一歩一歩杖で確かめながら、その体感を言葉で紡ぎ、それを命としていったのでしょう。
あなたもまた、自身にとって生きがいとなるモノやコトを直に感じ取っていくことができるはず。
今週のかに座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
言葉のミニマリズム
今週のかに座は、「価値の反転」ということを自分自身の態度や表現に結びつけていこうとするような星回り。
ミヒャエル・エンデの名作ファンタジー『モモ』の主人公で、みなしごの少女モモの場合は、「ただ話を聴く」という聴覚的でミニマムなことが才能であり、それが彼女なりの自己表現となっていました。
そんなモモの在り方は、やはり何らかの自己表現を通じて価値を反転させていくことがテーマとなっている今のあなたにも、深い示唆を与えてくれるはず。
あなたもまた、勝つこと、速いこと、人より優位に立つことを無条件に良いものとするのか、それとはまったく異なる条件に基づいた自己表現に取り組んでいくのか、一つの岐路を迎えていくことでしょう。
今週のしし座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
冷たい手をあたためる
今週のしし座は、何かやわらかくてあったかいものに触れていこうとするような星回り。
『猫柳手をあたためてから触れる』(藤井あかり)という句のごとし。「猫柳」は、やわらかい銀白色の毛に覆われたふわふわの花穂がネコのしっぽを思わせることから名づけられた早春の代名詞的存在。
ここには冷えたまま、淋しいままであった心身に、ちょっと嬉しいプラスの瞬間が訪れた際の戸惑いを含んだ覚悟の現われのような、なまなましい手触りがあります。
あなたもまた、そうしたある種のなまなましい実感を得ていくことができるはず。
今週のおとめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
邪を祓う
今週のおとめ座は、自身の生活を覆いつくしつつある不安や恐怖を一掃していこうとするような星回り。
なんとなく嘘と分かっている嘘を思いきってシュレッダーにかける代わりに、無意識のうちに周囲に同調し、自分に対しても嘘を重ねるうちに、自分がどんどん萎縮していく。
そんなプロセスの中で鬱積していった本音や本能を一気に爆発させたら一体どうなるのか、それは誰にも分かりません。ただ、今週のあなたは、どこかでそうした日頃の「無意識的な同調」のタガを外していくことがひとつのテーマとなっていくはず。
できるだけ肩の力を抜きつつ、自分の中に筋を通すためのきっかけを今週は意識して作っていくべし。
今週のてんびん座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
酔狂の塩梅
今週のてんびん座は、人知れず積み重ねてきた苦労を共にねぎらっていかんとするような星回り。
『二もとのむめに遅速を愛すかな』(与謝蕪村)という句のごとし。これは作者一派とも交わりのあった同じ俳人の三浦樗良(みうらちょら)との間柄について、互いに相手を陰で悪く言い合っているという根も葉もない噂が流されたのを耳にしたのを受けて、樗良のもとへ申し送った一句。
二人はともに俳人として花開いたその遅速ぶりを相争っている仲でもあって、そんなところにも作者は特別な親しみを感じていたのかも知れません。
あなたもまた、自身が取り結んでいる特別なつながりやそこに差す陰影の濃さに思いを馳せていくことになっていくはず。
今週のさそり座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
縁の下の文脈をずらす
今週のさそり座は、考古学的なアプローチにこそ未来を見出していこうとするような星回り。
架空の作品や百科事典を見事なまでにでっち上げることで知られている大作家ボルヘスは、20世紀の初めに”ドン・キホーテを書こうとするフランス人作家”を主人公とした『「ドン・キホーテ」の著者、ピエール・メナール』という小説を書いています。
もちろん『ドン・キホーテ』は17世紀にスペイン人のセルバンテスが母国語でのびのびと書いたものですが、この小説の語り手は20世紀に生きるピエールが外国語の古語を無理に使って書けば、同じテキストであってもそこに宿る意味合いは異なるだろうと言うのです。
あなたもまた、ボルヘスほど見事な仕方ではなくても、まったく新たな意味や概念を作りだすのではなく、むしろ既存の文脈をずらすことで、これまで当たり前のように捉えていた景色の見え方を変えていくことができるかが問われていくでしょう。
今週のいて座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
理想の終わり
今週のいて座は、いつか必ずやって来るだろう最期を前もって思い描いていくような星回り。
『農夫の葬おのがつくりし菜の花過ぎ』(加藤楸邨)という句のごとし。人様のお葬式というと、その場に居合わせるにせよ、言葉にするにせよ、にこりともせず真面目な顔をしなければいけないという風潮がありますが、ここにはそこはかとないユーモアを感じます。
というのも、掲句に描かれた死は決してみじめな死ではなく、むしろ農夫としてはとても光栄なものだったはずだから。
あなたもまた、理想の人生の終え方を自分なりに明るく構想してみるといいでしょう。
今週のやぎ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
宇宙を介したつながりに支えられてこそ
今週のみずがめ座は、愉しみこそが活動を増進させうるということを、理屈を超えたところで改めて確信していくような星回り。
アリストテレスと言えば、今日の科学やテクノロジーを生み出した西洋文明の根幹を支える哲学的な基礎付けを行った人物として、しばしばそのいかにも学者然とした生真面目さの象徴としての位置づけが与えられてきましたが、いま改めて読み直してみるとかえって新鮮な発見が少なくありません。
例えば、『ニコマコス倫理学』において<愉しみ>について述べている箇所―愉しみ(快楽)とは何か―などは、伏せていた身を再び起こさんとしている今のあなたにとって重要な指針となるように思います。
あなたもまた、たとえ普通に見れば悲劇的で、笑える状況ではなかったとしても、どうしたら少しでもその状況を楽しめるのかを最優先に考えていきたいところです。
今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
しぶとさを練る
今週のみずがめ座は、吐息に本音をまぜて放っていこうとするような星回り。
『恋猫と語る女は憎むべし』(西東三鬼)という句のごとし。「憎むべし」という書きぶりはある種の老いの兆候とも言えます。この時、作者は四十代半ばくらいでしたが、自分の精神的なやわさを持て余しているかのような印象を受けます。
しかし、と同時に、こうしたみずからのやわい部分をとりすました顔の下に隠してしまう代わりにみずから晒してしまうところに、やはり作者の俳人としての面白さや奥深さがあったようにも思うのです。
あなたもまた、三鬼よろしく、自身の精神的にやわな部分を蔵出ししてみるといいでしょう。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
ピエタの巫女
今週のうお座は、ひとり静かな気持ちでいられる時間をいかに深めていけるかが、いつも以上に問われていくような星回り。
ミケランジェロの聖母子像は、マリアが十字架から降ろされたイエスの亡き骸を抱いて慈しみ悲しんでいる姿を表現されたものですが、そうしたマリアの姿をあらわした絵や彫刻のことを<ピエタ>と言います。
イタリア語の<ピエタ>は「慈愛」という意味だけでなく「共感共苦」という意味も兼ねており、この点について取り上げた哲学者のショーペンハウアーは、『意志と表象としての世界』(西尾幹二訳)の中で、あらゆる真実の純粋な愛は共感共苦であり、そうでないようなあらゆる愛は自己愛であり、利己心なのだと述べています。
あなたもまた、自分がどんな苦悩を抱え込んでいたのかということを、誰かに対して(同時に自分に対して)泣くことを通じて再確認していくことでしょう。
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