札幌市民がこっそり教えるスープカレーの名店「メディスンマン」に行ってみた →何これ!?
札幌にはウマいグルメがいっぱい。海鮮丼や寿司はもちろん、ラーメンもジンギスカンも最高。札幌で飲むビール「サッポロクラシック」なんかもたまりません。
たまに札幌まで行く機会があっても、短い旅程ではとても札幌グルメを食べ切れないのが札幌のすごいところだなあといつも思うわけです。
現地民がおすすめするスープカレー
先月そんな札幌にたまたま行く用事があったんですけど、予定が済んだあとに現地在住の友人と連絡を取って一緒にごはんを食べることになりました。
せっかくだから観光客向けじゃなくて、札幌市民がおすすめするグルメを食べてみたいとリクエスト。すると、連れて行ってくれたのは札幌市中央区にある「メディスンマン」というスープカレー専門店でした。
確かにスープカレーも北海道を代表するグルメのひとつ。有名店の名前も聞けば思い出す程度には知っているつもりですし、いくつかは行ったこともあります。
でも、正直これまで心にグサッと刺さるスープカレーには出会えたことがないかもしれない。なんというか、そんなにサラッとさせなくても、普通にドロッとしたカレーのほうがいいじゃんと思っちゃう。スープカレーがスープであることの魅力がいまいちわからないままだったのです。
「メディスンマン」についたのは平日の昼過ぎだったのに、店内には数組の待ちが。全然知らなかったけど結構な人気店っぽい。店内にはスパイスの香りが充満していて、食欲がガーッとかきたてられます。
順番待ちしている間に友人も「ここのスープカレーは他とは全然違うんで」と力説。楽しみが加速していく。
ベジタブルカレーを辛さレギュラーで注文
しばらくしてカウンター席に案内されてメニューに目をやると、唯一ライスを麺に変えた「スープカレーヌードル」なる料理があるくらいで、そのほかはすべてスープカレー。本当にガチガチの専門店なんだなあ。
このときの札幌滞在期間中にはまともに野菜を食べられてなかったし、ってことでベジタブルカレーを注文。辛さは細かく指定できるし、トッピングもいろいろあるけど、まずはプレーンな状態で食べてみることにしました。
見た目はきれいに盛り付けられた普通のスープカレー
注文して待つこと数分。「お待たせしました~」と、ライスとスープカレーが目の前に運ばれてきました。おおー、ウマそう!
にんじん、じゃがいも、オクラ、キャベツ、ブロッコリー、ズッキーニ、ナス、ヤングコーンなどなど、想像していたよりもたくさんの種類の野菜が、それぞれかなり大きめにカットされて美しく盛りつけられています。これは素晴らしい。
でも、美味しそうなスープカレーであることは間違いないけど、香りもスープカレーそのものって感じだし、特別ヘンテコさはないかもなあ。
旨味が深すぎるカレースープ
なんてことを思いながらも、まずはスプーンでスープをズズズッといただいてみると……ぬおっ! 何だコレ! 今まで食べたことのない味してる!!
もちろんカレーのスパイスはガツンとくるし、辛さもバッチリ刺激的なんだけど、それら以上に印象に残るのが魚系の旨味。おそらくナンプラー(魚醤)的なものを使っているのかと思うんだけど、この効果でカレーをただサラッとさせたものじゃなくて、しっかり“スープ”に姿を変えているんですよね。
こんがり焼いた野菜の旨味もスープに溶け込んでるし、一口ごとに口の中で旨味とスパイスが全方位に広がっていく感覚が気持ちいい。めちゃくちゃウマい。ライスがなくたって全然成立しちゃうくらいに満足度満点なスープになってる!
もちろん一滴残らず完飲
そんな極上のスープがライスに合わないはずがなく、スープもライスも進む、進む。瞬く間にライスはなくなっちゃったし、カレー風味をまとった野菜もホクホク激ウマ。
「塩分のとりすぎはよくないよなあ」なんて思考は忘却の彼方。気がつけば一滴残らず完飲していました。ちょっとウマすぎた。このスープカレーはスープだからこそ至高。ついにスープカレーの魅力というものを知ることができた気がしました。本当に素晴らしかった。ごちそうさまでした!
ちなみに友人はシーフードカレーを食べていたんですけど、豪快にエビが2尾も入っていてこれまたウマそうでした。JR札幌駅からは少し距離があるけど、時間に余裕があるときはぜひまた行きたいし、シーフードカレーも食べたい!
店舗情報
メディスンマン
北海道札幌市中央区南12条西10丁目1-18 グットビル
(執筆者: ノジーマ)
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