漫画家が出資し、経営する世界初の試み「旧尾崎テオドラ邸」
一般社団法人旧尾崎邸保存プロジェクトは、2024年3月1日(金)より、世田谷区豪徳寺に現存する明治建築の水色の洋館にギャラリー・ショップ・喫茶室を併設する「旧尾崎テオドラ邸」をオープン。
2019年、明治期の洋館「旧尾崎テオドラ邸」は取り壊しの危機にあった。
漫画家 山下和美を発起人に、地域の方々や行政をも巻き込み、建物の保存を実現した(山下和美のエッセイ漫画「世田谷イチ古い洋館の家主になる」にも実録)。建物を維持活用していくためには、更に膨大な費用が必要でした。2回にわたるクラウドファンディング、著名な漫画家にも熱い支援をされ、築135年の姿を活かしたギャラリーと喫茶店に行き着いた。そしてついに今年3月にグランドオープンを迎える。
一階には、アフタヌーンティも楽しめる「喫茶室」と、オリジナルのグッズをはじめとする様々な商品を販売する「ショップ」を、二階には漫画を中心とした展示をする「ギャラリー」 をオープン。ギャラリー&ショップ合わせて「テオドラハウス」と名付けられた。
尾崎テオドラは、ワシントンDCに日本の桜の木を寄贈したことで知られる尾崎行雄元東京市長の配偶者。尾崎テオドラ自身は、日本の民話を英語で書いた数多くの本の著者として有名で、現在も出版されている。
歴史を感じる非日常空間でギャラリー展示をお楽しみいただき、喫茶室にて作品について語りながらゆっくり過ごしてもらえるような施設を目指し、漫画コンテンツを活用して、日本の漫画の強さと多様性などの魅力を世界に発信する全国有数の観光スポットへと成長させる夢を描いている。
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