貯金が成功するかを分ける「ケチ」と「倹約家」の違い

貯金が成功するかを分ける「ケチ」と「倹約家」の違い

最近は投資熱が高まっているが、手元の貯金もやはり必要。しかしなかなか思うように貯まらない、という人は、お金が貯まらない習慣が身についているからかもしれない。同じ収入でも、上手に貯められる人とそうでない人がいる。

両者の違いは一体何なのか?

『「お金が貯まる人」の習慣、ぜんぶ集めました。』(ホームライフ取材班編、青春出版社刊)から見ていこう。

■「ケチ」と「倹約家」の違い

お金が貯まる人の習慣を真似すれば、自然とお金は貯まる。

本書では、インターネットではわからない、独自に集めたテクニックや話題を発信し続けているホームライフ取材班が、ランチメニューは即決する、ビニール傘は買わないなど、自然とお金が貯まる人だけが知っている考え方や行動パターンを紹介する。

お金が貯まる人は、どのようなことを習慣にしているのか。マイクロソフト社の共同創業者、ビル・ゲイツはある支払いの際、いろいろなポケットを探ってクーポン券を探し回り、ほかの客を待たせていたことが知られている。

また、出張先でホテルに泊まる際、スイートルームが用意されると怒り出し、「ベッドとインターネットさえあればいい」と言ったという。これはケチではない。ゲイツにとって広い部屋や豪華な調度品はどうでもいいことだったのだ。自分にとってどうでもいいことへの支出は削る。これはゲイツにとっての倹約だったのだ。

倹約というのは、無駄な出費を嫌うこと。一方で必要なものにお金を出すのは惜しまない。クーポン好きだけれど、慈善事業に大金を投じるビル・ゲイツは典型的な倹約家といえる。

これに対して、ケチは必要なものにもお金を出したがらない人。使う目的に関わらず、とにかく財布からお金が消えていくのが嫌なのだ。ケチな人ではなく、お金を使って活かせる倹約家が、後々お金を多く稼げて、多く貯められるという。

また、貯蓄上手な人は捨て上手でもある。お金を多く貯めている人の家は、すっきり片付いていることが多い。不必要なものは買わず、いらないものを捨てるのが上手なので、不用品を溜め込むことがないからだ。

不必要なものを買わないと、無駄なお金が出ていかないので、貯蓄に多く回せるのは当然。そして、捨てるのが上手でものを溜め込まない習慣もお金を貯めるにはとても重要だ。

本書を読むと、お金が貯まらない人は、お金が貯まる人の習慣と真逆のことをしていることに気づくはず。できるものからお金の貯まる習慣を真似してみてはどうだろう。

(新刊JP編集部)

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