2024年モデル発表会で感じた 「LG gram」がやっぱりカフェ作業用のモバイルPCに推せる理由

2024年モデル発表会で感じた 「LG gram」がやっぱりカフェ作業用のモバイルPCに推せる理由

総合家電メーカーのLGエレクトロニクス・ジャパンは、2月1日より順次発売されるモバイルパソコンシリーズ「LG gram」の2024年モデルの新製品内覧会を東京都内で開催した。2016年の日本上陸以降、持ち運びやすさや高性能で評価を受け、年々スケールアップを図ってきたLG gram。ここでは会場で語られた内容をもとに、カフェやコワーキングスペースでの作業に適している点に特化しながら、この新モデルの魅力を深掘りしていく。

テレワーカー、ノマドワーカーに推したい薄型軽量の高性能モバイルPC

オフィス以外で働くテレワーカー、あるいは自由な働き方を実践するノマドワーカーが一般的になり、カフェやコワーキングスペースなど公共空間で仕事をする人が増えてきた昨今。便利なアプリが増えて、タブレットでもいろいろな作業ができるようにはなってきたが、本格的なワークをするとなると、やはりPCでなければ心許ないという場面は多いはず。そんな中で「LG gram」シリーズのモバイルPCは、コンパクトかつハイスペックな優れものマシンとして多くの人に支持されてきた。

この日の会場では、2024年のラインナップとして「LG gram Pro」「LG gram」「LG gram Pro 2in1 Pro」「LG gram Pro 2in1」の10モデルが発表された。搭載OSはWindows11 HOME(LG gramのビジネス向けモデルのみWindows11 Pro)このうち「2in1」の2機種はタッチパネル式のディスプレイとキーボードの間に360回転ヒンジを採用し、タブレットとしても使えるタイプのモバイルPCだ。価格は「LG gram」の15.6インチサイズで予想実売価格25万円前後。

LG gramの強みは、何といっても薄型軽量のコンパクトさにある。同社が過去のLG gram購入者を対象に行ったアンケートによると、全体の56.5%の人が「軽さ」を購入理由の決め手に選んでいる。2024年モデルもその魅力はもちろん健在で、14インチから17インチまでの4サイズで展開する「LG gram」の14インチサイズは1120グラムと驚きの軽さ。

LG gram独自の「Pro」モデルの定義とは?

また、2024年に初投入されるのが「LG gram Pro」と「LG gram Pro 2in1 Pro」。PCやガジェットの業界では「Pro」と付くモデルといえば、フラッグシップというべきハイスペックマシンと認識されがちだが、同社ではProモデルも機動性ファースト。会場で機種紹介を行ったLGエレクトロニクス・ジャパンの青山貴行氏によれば、LG gramは「場所の制約に縛られず、いついかなるときも最高のパフォーマンスを発揮できること」をProの定義にしているという。

そんな思いから生まれた「LG gram Pro」はシリーズ最高峰の性能を搭載しながら、重量約1299グラム、突起部を除く薄さが12.9ミリという軽量薄型を実現。17インチの大画面でありながら外への持ち運びやすさに優れている。

しかしながら、軽くて薄いだけでなく、そのコンパクトなボディの中にさまざまな機能的魅力が詰まっているところがLG gramの真骨頂ともいえる。その魅力や旧モデルからの進化点を挙げればキリがないので、ここから先は外に持ち運んで仕事をするニーズに特化して、推せるポイントをピックアップしていこう。

最新トレンド「AI PC」を軽量モバイルPCで実現

新しいLG gramは軽量でありながら「AI PC(エーアイ・ピーシー)」に値する高度な処理速度を実現。PC業界に精通していなければ、まだ聞きなれないであろうこの言葉。AI PCとは、AIをクラウド上ではなくローカルのデバイス(自分のPC内)で動かせるPCのことを指す。AI PCはAIの応答の高速化により生産性に寄与する面のほか、クラウド上でAIを動かす際に起こるセキュリティのリスクが解消され、オフィスの外で働くテレワーカーなどに特に大きな恩恵がある。それを可能にしているのはインテルが昨年末に発表した「インテル® Core™ Ultra プロセッサー」だ。

この日の会場では、インテル株式会社で執行役員 マーケティング本部 本部長を務める上野晶子氏がゲストとして登壇。この最新プロセッサーの特徴として、同社の歴史において一番の転換点といえる「3Dパッケージ技術の採用」、2つのコアを使い分けることで長時間駆動を可能にする「P-core & E-core マイクロアーキテクチャー」、AIの推論を低電力で行う「NPU AI エンジン」などのポイントがシンプルに紹介された。

また、先出の青山氏も、このプロセッサーの性能を十分に引き出すデュアルチャネルLPDDR5XメモリとMVMe™ PCle4.0規格のSSD、そして高度な冷却システムなど、LG gramシリーズの機能をPRした。

衝撃への強さと長持ちバッテリー

PCを外に持ち運ぶのにボディの丈夫さは欠かせない条件のひとつ。「薄型軽量」と「耐久性」は相反するように見えるが、LG gramシリーズは“ペンタゴン”で有名な米国国防総省が制定するMIL規格(MIL-STD-810H)準拠のテストを7項目クリアしており、衝撃への強さはお墨付き。

また、同じく持ち運びに欠かせないバッテリーについては、カーボンナノチューブ採用の高密度バッテリーを搭載し、どのモデルも動画再生時で12時間前後の動作時間を実現している。

“覗き見防止アプリ”がプライバシーを守ってくれる

公共の場でPCを開く時に気になるのが、周囲からの覗き見。そのリスクに対してLG gramシリーズには「LG Glance by Mirametorix®」がプリインストールされており、ユーザーが画面から離れると自動的に画面がロックされるほか、ユーザーが画面から目を逸らしたり、他の人が背後から画面を見つめると画面にぼかしを入れてくれる。業務上重要な情報を扱う時に「誰かに見られているかも?」と心配になることもない。

Wi-FiがなくてもiOS、Androidのスマホからデータ転送が可能に

新モデルで初搭載のアプリが「LG gram Link」。このアプリを使えば、ネットワークにつながっていなくても、同アプリをインストールしているiOSやAndroidのスマホから写真や動画、ドキュメントなどのファイルが共有可能。出先のWi-Fi環境がない場所では非常に心強い。

青山氏も「画面を拡張して外出先でも広い作業領域を確保したり、画面を複製して相手にシェアしたりと、生産性の向上に寄与する機能」と胸を張るポイントだ。

最大2万円のキャッシュバックを実施

機能とは関係ないが、2024年2月から4月までの購入者を対象に最大2万円のキャッシュバックキャンペーンを実施。カフェで作業をすることが多いノマドワーカーにとっては一月分くらいのコーヒー代が浮く、決して小さくない喜びといえるだろう。

2月1日より順次発売される「LG gram」シリーズの魅力をお分かりいただけただろうか。今回はテレワーカーやノマドワーカーを前提に機動性に寄った機能を紹介したが、「インテル® Ark™ グラフィックス」の採用によるグラフィックの進歩や映像表現の進化など、ここには書ききれていない魅力については、LGの公式ホームページで確認してほしい。

【LGエレクトロニクス・ジャパン 公式ホームページ 】
https://www.lg.com/jp/

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