ヨルダン中央銀行が監督。国家電子支払いサービス「eFAWATEERcom」を提供するMadfooatCom、MENA地域をリード
2011年にヨルダンで設立されたMadfooatComは、ヨルダン中央銀行と協力し、国家電子請求書提示および支払いサービス「eFAWATEERcom」を構築した。
ヨルダンを含むエジプト、サウジアラビア、オマーン、パレスチナ、UAE、モロッコなどの国で事業を展開し、地域経済のデジタル化への貢献している。
電子請求書確認・支払いサービス「eFAWATEERcom」
eFAWATEERcomは、請求額の確認と請求書の支払いのためのシンプルで使いやすい電子サービス。ヨルダン中央銀行の監督下にあり、MadfooatComによって運営されている。
支払い方法は銀行・eFAWATEERcom Webサイト・eFAWATEERcomのアプリ・ヨルダンのモバイル ウォレット(Zain Cash、UWallet、Dinarak、Aya Pay、Orange Money、The National Wallet、Gadha Wallet)など。デジタル決済のほか、現金での支払いにも対応している。
なお、eFAWATEERcomの主な請求者は公共事業、電気通信、教育、政府、医療・保健、保険、銀行など多岐にわたる。
2022年だけで147億ドルの取引を記録
Forbes誌によると、eFAWATEERcomの取引数は4250万件を越えており、MadfooatComは2022年だけで147億ドルの取引を記録したという。2023年のフィンテック企業トップ30に選出されており、国際的な評価も高い。
同社は今後も地域展開を拡大し、MENA地域における電子決済の普及と経済発展への貢献を目指す方針だ。
参考・引用元:MadfooatCom 公式サイト
文・Alley(有吉隆浩)
ウェブサイト: https://techable.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。