ファミ通がゲーム系ブログに反撃開始か? 法的な請求を検討

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『週刊ファミ通』やゲーム攻略本を出版しているゲーム系出版社のエンターブレインが、『週刊ファミ通』のスキャン画像をインターネット上に掲載したとして、サイト管理人に警告文を送信していることが判明した。その警告文メールはキャプチャーされて『2ちゃんねる』に掲載され、大きな注目を集めている。その警告文の内容は以下の通りだ。

当社は、週刊ファミ通などのゲーム・ソフトウェア関連雑誌を出版しておりますが、貴殿製作のウェブページ上においては、外部サーバに保存した画像にリンクを付けるという形で、当社雑誌を違法に複製した画像をテーマに記事作成をされております。万一、貴殿が外部サーバへの画像の蓄積にかかわっていた場合には、貴殿の行為は著作権法に違反する行為であること、外部サーバの運営業者からの調査の結果如何にもよりますが、貴殿の関与が判明した場合には、法的な請求も検討せざるをえませんので、その旨ご留意ください」※キャプチャー画像より引用して掲載

このことはゲーム情報ブログ『オレ的ゲーム速報@刃』がスクープ記事として伝え、広くゲームファンたちに広まることとなった。『オレ的ゲーム速報@刃』に届いた警告文ではないものの、週刊ファミ通の画像を掲載したことのある同ブログ管理人は「ゲゲーッ、ファミ通やべぇ! ファミ通ナメてたら法的請求されちゃう!!!」と、あせっているようす。

この警告文から判断するに、自分のブログやサイトのサーバでなくとも画像のアップロードに関与していれば法的に損害賠償を請求するという内容のようだ。あくまで管理人が画像のアップロードに関与していた場合であり、自分とは無関係のサイトやブログから引用して掲載したり、リンクを貼った場合は対象外のようである。

警告を受けた人物がどれほど『週刊ファミ通』の画像をサイトに掲載していたのか不明だが、産経新聞の産経デジタルの場合は、記事の引用に関して知的財産権ポリシーを明確にしており、「著作権者の許諾を得ずに利用できる」としている。もちろん「引用する必然性がある」や「引用部分を必要最小限の分量にとどめる」などの条件はあるが、かなり柔軟に対応しているようだ。今回の件はどれほどの著作権侵害があったのか不明だが、情報を伝えるために必要な画像やテキストであれば、引用の範囲を超えない限り、ある程度柔軟に対応してもいいのではないだろうか?

しかしエンターブレインが警告文を出すほどの出来事である。もしかすると、「度を越えた、引用とは呼べない転載があった」ということなのかもしれない。以前から『週刊ファミ通』はゲームレビューコーナーのページが撮影またはスキャンされ、サイトに掲載されまくるという状況になっていた。そろそろ、『週刊ファミ通』の反撃開始ということなのだろうか?

画像: オレ的ゲーム速報@刃

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