インドのディープテック企業“Twyn”、 Bizdateupから資金調達。中東・ヨーロッパへの展開目指す
Bizdateup Technologiesは、資金調達プラットフォームを展開するインド企業。同社は、プレシリーズAの資金調達ラウンドの一環として、インドの都市ノイダを拠点とするディープテック企業であるSaaSスタートアップ「Twyn」に23.5万ドルの投資を行った。
産業イノベーションの未来に投資するBizdateup Technologies
Bizdateup Technologiesの創設者であるJeet Chandan氏は「フィジタルツインテクノロジーに対するTwynの画期的なアプローチは、業界変革に対する当社のビジョンとシームレスに一致している。当社は単に企業に投資しているのではなく、産業イノベーションの未来に投資している」と語った。
このラウンドには、同社のほかにもJITOインキュベーション&イノベーション財団(JIIF)、ah! Ventures、HEM Angels、Bestvantage、Beej Networkなどの著名な投資家が参加したという。
Twynの創設者であるAvi Dahiya氏は、「今回の資金調達はTwynにとって非常に重要な瞬間となります。私たちは単に資金を調達するだけでなく、高度なデジタルツイン技術を通じて業界を再構築するという私たちのビジョンを信じてくれるパートナーを獲得している」と語った。
製造業向けのデジタルツインを実現するTwyn
2021年にAvi Dahiyaによって設立されたTwynは、製造業向けにAIを活用したデジタルツイン プラットフォームを提供するスタートアップ企業。具体的には製造業者の機械、在庫、人的リソースを現場で最適化するために、企業は工場現場を遠隔監視し、工場をスマートファクトリーに変革するためのサービスを展開している。
Twynのサービスは自動車、石油・ガス、鉄鋼、製薬、日用消費財、スマート シティプロジェクトなどの複数の領域で活用されている。Twynの著名な顧客には、HP、Samsung、Panasonic、P&Gなどがある。
中東とヨーロッパへの展開も目指している
Bizdateup Technologiesからの23.5万ドルの投資により、Twynの財政的支援が大幅に強化された。Twynは新たな資本により、主に中東およびヨーロッパ地域に焦点を当て、自動車、石油化学、鉄鋼などのさまざまな業界にわたってソリューションを拡大する予定である。
AIとディープテクノロジーの導入の増加
創設者兼 CEOのAvi Dahiya氏によると、インドの製造業者とOEM企業は、より効率的な業務運営のためにAIとディープテクノロジーをさらに導入しているという。
AI、ロボット工学、没入型現実が重要な役割を果たすインダストリー4.0への傾向が高まる中、Twynは高度なテクノロジー ソリューションを提供することを目指していると述べた。これらのソリューションは、メーカーが効率的にデジタル変革に着手し、促進できるように設計されている。
参考・引用元:
Bizdateup Technologies
Twyn
IndianStartupNews
(文・よし @yoshibizcom)
ウェブサイト: https://techable.jp/
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