ホット黒ビールとは何ごとだ!?まるでコーヒーのような温かビールとカレー鍋はこの冬に共有したいスーパーペアリング

黒ビールを温めた「ホット黒ビール」はご存じでしょうか。聞きなれない響きに少々懐疑的だった筆者でしたが、どうやら、海外では黒ビールをホットワインのような扱いで、温めて飲む文化があるそうです。

スプリングバレーブルワリー東京(東京・代官山)では、期間限定発売する黒ビール『SPRING VALLEY Afterdark<黒>』の発売に合わせ、アウトドアグッズのメーカー『鎌倉天幕』とのコラボレーションとして、“都会キャンプ”企画をスタートしました。

スプリングバレーブルワリー東京の屋外席である「テント席」でのみ楽しめる限定コースでは、ホット黒ビールとカレー鍋などが楽しめるコースを用意。あえての屋外のテントシチュエーションならではのキャンプ体験に、普段とは違う盛り上がりを楽しめそうです。

今回は実際にグラウラー(炭酸飲料運搬用ボトル)に入った温かいAfterdarkをいただいてみました。

いざ口にしてみると、非常に薫り高く胸が温まる飲み口。これって、すごくなじみのある感覚です。一番近いのは、まさしくコーヒー。そして胸に降りる温かな感じは確かにホットワインやお燗の日本酒などの、ホットなアルコール特有のものでした。うまい。

温かい状態にすることで炭酸は弱まり、まろやかでより香りの立つ別の飲み物へと変身します。

『Afterdark<黒>』は下面発酵であるラガータイプ。焙煎した麦芽から生み出される、コーヒーのようなロースト香やふくよかな口当たり、スッキリした飲み口が特徴なので、ホット黒ビールにはうってつけの銘柄なのだそうです。

はちみつやシナモン、ナツメグ、ジンジャーなどとの相性も良く、本当にコーヒーのような楽しみ方ができてしまうのです。

色々試してみましたが、筆者の好みははちみつとジンジャー。甘さとジンジャーの温かな刺激が、焙煎香との相性抜群でした。

保温保冷に優れたグラウラーなどに入れれば、ホットでもコールドでも、美味しい温度をキープしたまま、ビールを楽しむことができますので、実際のキャンプやアウトドアでのスポーツ観戦などにも最適です。

カレー鍋&クリームチーズとの相性が最高すぎて驚く

ホットビールに続いて試食させてもらったのは、SVB東京“都会キャンプ”コースでも提供しているカレー鍋。
付け合わせとして温泉卵とクリームチーズが付いてきました。

カレースープをいただいてからホットなAFterdarkを口に含むと……すごい。カレーのスパイスであるガラムマサラなどの残り香とAfterdarkがみごとにかみ合って、これ以上ないと思えるような調和に至ります。

色々試していると、そこにいらしたシェフが「クリームチーズとカレースープ、かぼちゃを食べてみてから、Afterdark召し上がってみてください」とのこと。カレースープとAfterdarkだけでも組み合わせ最高じゃん、と思っていたところにやってきた思わぬ提案。何の気なしに試してみたら……すごい、すごいぞ。

まず、クリームチーズとカレースープがすごい。クリームチーズのもつ、やや酸味のある濃厚な乳製品特有のうま味が、カレーのスパイスと補完し合った上にかぼちゃのもつ甘い穀物の美味しさが加わり、これまた足りない部分を補う美味しさに仕上がっているのですが、Afterdarkの温かでいて香ばしい苦みと麦芽の美味しさが、先の完全補完されたカレースープとクリームチーズ、かぼちゃのもつ「美味しさのスキマ」に入り込んでいくのが感じられます。すごい。おいしさの完全進化をSVB東京で体感してしまいました。

Afterdarkにはちみつやスパイスを併せる楽しみに勝るとも劣らない美味しさが、カレー×クリームチーズ&Afterdarkにあります。これは食べた人と共有したい! と心底思いました。

こちらのコースは、12月30日(土)まで体験可能。1日3組限定、7,000円(税込)(コース料理、フリーフロー付き)となっています。

■SVB東京「ホット黒ビール×鎌倉天幕」都会キャンプ
会場:スプリングバレーブルワリー東京 テラス席(東京都渋谷区代官山町 13-1 ログロード代官山内)
日程:2023年12月1日(金)~12月30日(土)
定員:1日3組限定(4~6名が入れるテント席1組、2~4名が入れるテント席2組)
料金:7000円(税込)コース料理、フリーフロー付き
予約:03-6416-4960

<写真:『鎌倉天幕』(株)ニューテックジャパン 代表取締役 白石さん、スプリングバレーブルワリー 代表取締役社長・井本さん>

なお、SVBのシェフの方から「キャンプ用かんたんカレー鍋」のレシピも教えていただけました。実際のキャンプでも、ぜひホット黒ビールとカレー鍋、試してみてください。損のない体験になると思いますよ。

キャンプ用かんたんカレー鍋 レシピ

■カレースープ材料(1人前)
水 600g
Afterdark 50g
固形コンソメ 2個
レトルトカレー 180gくらい1袋
ローリエ 1枚
生姜 少々
唐辛子 1本
クミンシード(またはパウダー) 1ふり
ブラックペッパーパウダー 1ふり
ガラムマサラ 1~5ふり(※好みで調節)
塩 1つまみ

■鍋用材料
カレースープ 1人前
白菜 1/10
大根 1/10本
ほうれん草 1/3束
ジャガイモ 1/2個
シイタケ 1個
鶏もも肉 1枚
エビ 1本

■ディップ材料
柔らかいクリームチーズ 適量
温泉卵 1個

■雑炊材料
ご飯 80g程度
シュレッドチーズ 20gくらい

■作り方
1.鍋にカレースープ材料を入れて火にかけ、コンソメ、カレーを溶かす
2.具材を並べてフタをし、中~弱火で10~15分程度煮込む
3.クリームチーズは器に入れ、スプーンで柔らかくしてから温泉卵を落とす
4.具材の煮え具合を確認して完成
5.具材がなくなったら、スープの残りにご飯とチーズを入れ、火にかけてチーズを溶かしたら雑炊の完成。

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オサダコウジ

慢性的に予備校生の出で立ち。 写真撮影、被写体(スチル・動画)、取材などできる限りなんでも体張る系。 アビリティ「防水グッズを持って水をかけられるのが好き」 「寒い場所で耐える」「怖い場所で驚かされる」 好きなもの: 料理、昔ゲームの音、手作りアニメ、昭和、木の実、卵

TwitterID: wosa

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