ラーメンライター井手隊長の美味しかったラーメン月間ベスト5(2023年11月)
全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。今回は私が11月に食べたラーメンの中で美味しかったラーメンベスト5をお届けします! 殿堂入りのお店は除外させていただき、初めて訪れたお店に限らせていただきました(ラーメンイベントで食べたラーメンも除く)。美味しいお店探しの参考にしていただければと思います。それでは発表します!
第5位:中華そば専門店 勝や(梅ヶ丘)
小田急線・梅ヶ丘駅前にある“永福町大勝軒”出身のお店。2006年にオープン。
「中華麺 半々」を注文。「半々」は麺量が半分になり(通常は2玉ある)、代わりにチャーシューかワンタンが追加されるサービス。具はチャーシュー、ワンタン、ナルト、メンマ、ゆず皮、ネギ。麺は中細ストレート。
煮干しのよく効いたじんわりした醤油スープで、永福町ほどはラードの熱々感はなく、素朴な仕上がり。とんでもなく美味しい。チャーシューは分厚く肉感がしっかりしていて、ワンタンはふわとろ。ゆずがほんのり香るのも心地よく、他に何もいらない完成度。
第4位:麺尊RAGE 麻布台ヒルズ(麻布台ヒルズ)
11月24日にオープンした麻布台ヒルズに“麺尊 RAGE”がオープン。「ミシュランガイド東京」ビブグルマンを8年連続受賞している実力店。
「特製軍鶏そば」を注文。具は軍鶏のモモと胸のチャーシュー、低温調理の豚チャーシュー、味玉、メンマ、三つ葉、ネギ。麺は低加水の細めストレートの三河屋製麺製。
軍鶏丸鶏、軍鶏ガラ、金華ハム、昆布などの乾物を合わせたスープに数種の醤油を使った醤油ダレを合わせる。クリアな清湯だがダシ感、醤油感ともにしっかり感じるバランスの良い仕上がり。本当に美味しい。
ミニスパイスカレーもオススメ。思った以上にスパイシーで本格的で、ラーメンの味が霞むかなと思いきや、スープとの相性がバツグンだ。
第3位:横浜家系ラーメン 黄金家(黄金町)
2018年オープンの横浜家系ラーメンの人気店。この辺りは完全に昭和の面影が残る歓楽街。
「並盛ラーメン」をいただく。具はチャーシュー、ほうれん草、ノリ2枚。麺は太めの長多家製麺製。
スープは少ししょっぱめとはいえ、豚骨の骨感と醤油ダレのバランスが最高で、じんわりまろやかな美味しさ。麺も良いモチモチ感。ほうれん草もたっぷりで嬉しい。
卓上の行者ニンニク、豆板醤、ショウガで味変してもまったく味が壊れず、しっかりと美味しい。横浜の家系ラーメン店の中でもかなりオススメ。
第2位:上海軒(新潟・直江津)
新潟の上越市にある直江津駅から近くで海の近くにあるお店。昭和9年創業という老舗。
注文は「ラーメン(小)」。具はチャーシュー、メンマ、ネギ。麺は細め角切りストレート。
油の浮かない澄んだ醬油スープながら煮干しの効き方が最高。これは相当の量を使っていると思われる。ここに合わせる麺は日本そばのようなしなやかなストレート麺。小ぶりながら味の染みたチャーシューやメンマも美味しい。
上品ながらこの煮干し感、なかなかお目にかかれない。最高!
第1位:食堂ニューミサ(新潟・上越)
1967年オープンで1991年から現在の地で営業する“ニューミサ”。ロッジのような外観で国道沿いのドライブインのような大箱のお店。「ミシュランガイド新潟」受賞店。
「みそラーメン」を注文。具はタマネギ、ひき肉、モヤシ。麺は太めストレートの自家製麺。豚、鶏、カツオ節、野菜などでとったスープに白味噌を合わせ、生ニンニクを加えて、野菜と共に煮込むのがミサ風。
コクのある味噌スープで動物系の厚みもいい感じで、ここにニンニクが効いていて最高。プリプリの麺もいい主張で、クタッとした野菜との食感のコントラストもいい感じ。
雪国の味噌ラーメンにピッタリなビジュアルと美味しさ。中毒性もバッチリでまさにオンリーワンな一杯。
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(執筆者: 井手隊長)
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