あの絶望をもう一度 淡々と恐ろしいサイコ・サスペンス映画『ザ・バニシング -消失-』1週間限定で日本最終上映[ホラー通信]
怖すぎて、また観たい。
絶望を味わいたい方にうってつけの映画、1988年製作の『ザ・バニシング -消失-』が12月1日(金)より一週間限定でシネマート新宿にて上映されることが決定した。今回の上映は、年内いっぱいで日本国内での上映権が“消失”することに伴う企画となっており、スクリーンで観るなら逃せないチャンスだ。
本作は、失踪した恋人を探し続けているレックスと、その行方を知るレイモンという、二人の男をめぐる物語。レックスが恋人の行方探しに取り憑かれている一方で、レイモンは自身の異常性を立証する“ある実験”に取り憑かれていた。二人が出会ってしまったことで、史上最悪の結末がもたらされる。
グロテスクな描写やいたずらに観客を怖がらせる過剰な演出は一切ないが、そのぶん静かに淡々と、逃げ場のない恐怖が押し迫ってくる一作。スタンリー・キューブリックは本作を「すべての映画の中で最も恐ろしい映画だ」と評している。
日本では製作から30年以上を経て2019年に初めて劇場公開され、その異様な内容が話題を呼び大ヒット。上映館のシネマート新宿では、劇中のレックスの気分を味わうことができるコラボドリンク“バニシングコーヒー”が販売され、500杯を売り上げた。今回の上映でも復活販売されるとのことだが、あの本編を観て飲む勇気は出るかな……?
『ザ・バニシング -消失-』
2023年12月1日(金)よりシネマート新宿にて日本最終《消失》上映
提供:キングレコード
配給:アンプラグド
© 1988, Argos Film, Golden Egg, Ingrid Productions, MGS Film, Movie Visions. All rights reserved.
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