ハリー・スタイルズ、エマ・コリン、マヤ・ホークなどのスタイリストで知られる ハリー・ランバートとZARA初のコラボレーション
ロンドン在住のファッションスタイリスト、ハリー・ランバートとZaraの初コラボレーション、「Cutie Chaos」が登場。
60ピースを超えるコレクションは、彼の作品と個人のスタイルからインスピレーションを得たものを編集しており、ハリー・ランバートがデザインに取り組んだ初の試みとなる。
本コレクションには彼自身のテイストを表現するヴィンテージの要素、オーバーサイズのシルエット、オーセンティックな製法、ノスタルジックなカラーパレット、そして陽気なアクセサリーが詰め込まれており、ハリー・ラン バートのシグネチャースタイルを存分に詰め込んだラインアップに仕上がっている。
ランバートは現代のファッションの時代精神を定義することに長けており、レトロな作品を振り返り再文脈化することが多く、 彼のお気に入りのレアな作品の数々は、「Cutie Chaos」の重要なインスピレーションとなっている。
ランバートにとってこのコレクションは、ファッションに貪欲だった学生時代からずっと探していたピースや、プロになってからは自身のポートフォリオのために集めてきたものなど、長い間探し求めてきた一点物の服を誰もが着こなせる機会を作ることだった。その結果、ランバートの美学に忠実なコレクションが誕生した。
ニットウェアはコレクションの重要な要素になっている。ランバートは、「Cutie Chaos」の在り方を象徴する陽気なキャラクターをモチーフにしたインターシャ(柄編み)を採用。手首と腰のリブが伸びたニットは、ヴィンテージからインスパイアされたピース。特に長いスカーフとスタイリングすることを意図したレインボーカラーのニットや、Parma violet purpleやクラシックなストライプのコットンなどの予想外の色調で提供されるビッグカラーシャツの間にレイヤーされるベストなどが含まれる。
コレクション内では豊富なアウターウェアも展開。こぎれいな襟のついたジップアップジャケットは懐かしさを感じさせるものだが、他のアイテムはクラシックなメンズウェアのシルエットを踏襲しつつ誇張されたオーバーサイズになっている。また、フェイクファーの裏地が付いたダッフル コートは、ランバートの個人的なお気に入り。別のフェイクシアリング ジャケットは、ウエストと袖がトリミングされており、プロポーション やジェンダーへの挑戦に基づいたデザインになっている。
ランバートは、アイテムが誰がいつどう着るかによって再解釈されることを表現するマジックを持つことで知られているが、本コレクションでは特にアクセサリーのコントラストに現れている。ジュエリーの主役は、ランバート自身が毎日身に着けているものと似たクリスタルのネックレスと、Cutie Chaosクロスボディーバッグ、イラストが描かれたキャリーオール スタイル、スナップクロージャーのトップハンドルのブラウン レザー の3つのスタイルのハンドバッグ。
ルックを完成させるのは、ヘリンボーンまたはカラーコントラストの効いたスエードの分厚いソールのレースアップ スニーカーだ。
低環境負荷繊維は、より持続可能な製品に対するランバートのビジョンとインディテックス社の持続可能性目標に沿ったこのコレクションの基礎となっている。 2030 年までにインディテックス社は繊維製品の100%に環境へ配慮した素材のみが使用されることを目標にしており、本コレクションでもリサイクルウール、ポリエステル、ナイロン、コットンなどのリサイクル原料を使用した生地を中心に生産されている。
「Cutie Chaos」は、ランバートからのラブレター。仕上げのタッチや隠れたディテールは、一点の曇りもない彼のスタイリストとしての視点から物語が描写され、このコレクションを昇華させている。破れたバギージーンズのウエストバンドには、目立たないながらも「Cutie Chaos」の刺繍が施されている。また、シャツのルーローボタンや前面に強調されたパンツポケット、ウエスタン風のパイピングなどのディテールワークは、ワードローブの中でこれらのアイテムが特別と感じてもらえるための施策。
「Cutie Chaos」は着るたびに着用者のストーリーや思い出を作っていけることを願って作られたコレクション。
2023年11月13日(月)よりZARA 公式オンラインショップおよびZARA 新宿店、銀座店、池袋店、大阪心斎橋筋店、渋谷公園通り店にて発売。
価格帯は¥4,390 〜¥45,990
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