搬送システムの回転速度を非接触で監視!近接センサに“診断機能”を内蔵したスピードモニタが登場
製造・生産現場では、搬送材の堆積・滞留による計画外ダウンタイムが発生しないように注意しながら、搬送コンベヤ、ベルトドライブ、遠心分離機などの搬送システムをスムーズに稼働させることが求められているという。
ドイツに本社を構えるセンサメーカーifm electronic gmbhの日本法人であるifm efector株式会社は、高周波近接センサに“診断機能”を内蔵したコンパクトスピードモニタ「DI60シリーズ」を10月に発売。
同シリーズは、搬送システムの回転体の回転数をカウントし、内蔵の診断機能で速度を分析することで正常な稼働を監視する。
搬送システム回転速度の速度超過・低下を監視
DI60シリーズは、スピードセンサと診断ユニットの機能をコンパクトなボディに一体化したスピードモニタ。高い振動吸収性と剛性を両立するメタルハウジングを採用しており、衝撃に強い。同シリーズは、搬送システム回転速度の速度超過・低下を非接触で監視することが可能だ。
一般的な近接センサとは異なり、DI60シリーズはRPM(パルス)形式でデータを出力するため、製造設備を自動的に制御する“PLC”を介さずに演算ができる。これは設備の効率を向上させ、運転コストを削減する上で非常に重要だという。
診断ユニットは操作簡単!設備トラブルに迅速対応
DI60シリーズに内臓された診断ユニットは操作が簡単で、技術者は短時間で正確に設定することが可能。設備のトラブルシューティングやメンテナンスも迅速に行えるため、生産性の向上につながる。
粉塵爆発の危険性がある場所でも安心して使用できるATEX防爆認証タイプも用意。アプリケーションに合ったものを選べそうだ。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000122061.html
「DI60シリーズ」詳細:https://bit.ly/DI60_PL_202310
(文・Haruka Isobe)
ウェブサイト: https://techable.jp/
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