ニーズとウォンツ
ビジネスマン時代、企画会議なんかで「団塊世代のニーズを把握しろ!」「アラサー女子のウォンツを見極めろ!」なんていう風に、分かっているような分かってないような言葉が飛び交う生活をしていました。
とりあえず、それっぽい言葉言っとけ!という生活も遠い昔に終了し、今日もまたいつものようにお経を読んでおりましたところ、ふとこの「ニーズ」と「ウォンツ」の違いがわかってしまいました。
なんだよ、そういうことか。
そのまえに、今朝方まで漠然と思っていたニーズとウォンツの違いについて、恥ずかしながらご紹介したいと思います。
ニーズっぽいよねと思っていたもの
顕在化していないもの・潜在的なもの
マズローの欲求5段階説の下のほうのやつ
具体的でないもの
必要不可欠なもの
喉が渇いた
腹が減った
もてたい
めっちゃもてたい
ウォンツっぽいよねと思っていたもの
マズローの欲求5段階説の上のほうのやつ
顕在化しているもの
具体的なもの
あったらいいけど無くても困らないもの
ポカリが飲みたい
焼きそば牛丼が食べたい
朝起きたら竹野内豊になっている
明日上戸彩とドライブ
どうでしょう、みなさんの分類と私の分類は近いでしょうか?え、全然違う?
で、ニーズとウォンツとは一体何か、というと。
「ニーズ」とは苦しみから逃れたい!と、苦しみのない世界、つまり極楽浄土へ往生したいと願う気持ち、つまり「死と向き合うなかで最後の最後に必要なもの」であり、「ウォンツ」とはニーズを満たす、実現するために手放さなければならない欲望や執着ということなんです。
なんだよ、そんなことかよ!とおもわれるかもしれませんが、(いやいやもうちょっと説明してくれよ!とおもわれるかもしれませんが)消灯時間を過ぎているのと、明日の朝には忘れているかもしれませんので今晩はメモ書きで残しておきます。
よくわからないマーケティング用語は仏教的文脈で整理してみるとストンとハラオチすることがよくあるので是非いろいろお話しましょう。
松島靖朗拝 南無阿弥陀仏
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