“顔認証”で施設の入退室がもっとスムーズに!店舗無人化・省人化支援サービスのfixU、韓国Suprema社と連携
兵庫県神戸市に本社を構える株式会社fixUは、以前より連携していた各社スマートロックに加え、韓国のセキュリティハードウェアメーカーのSuprema社が提供する顔認証端末との連携を開始した。顔認証ハードウェアとの連携によって、よりスムーズな入退室を実現する。
店舗の無人化・省人化を行うfixU
2021年に設立された株式会社fixUは、無人化・省人化に特化した実店舗の運営を全面的にバックアップするサービス「fixU」を提供しているスタートアップ。fixUは会員登録から顧客管理・予約・決済・入退室までをワンストップで実現するため、店舗運営者は複数のツールを契約しなくとも、スペースさえあれば実店舗を即座に運営できる。
また、Web・LINEから店舗のドアを解錠し、利用時間に応じて従量課金(ドロップイン対応)から決済までを行えるサービスによって店舗の無人化支援も可能。店舗の人件費を削減するとともに、収支の向上・改善をバックアップし、店舗運営をより簡潔で戦略的なものへと導く。
入退室管理・生体認証ソリューションを展開するSuprema社
Suprema社は入退室管理、勤怠管理、および生体認証ソリューションをリードする、韓国のグローバルプロバイダー。同社は世界的に有名な生体認証アルゴリズムと優れたエンジニアリングを組み合わせることにより、過去数十年にわたってセキュリティー業界に革新をもたらしてきた。Supremaの幅広いポートフォリオには、生体認証入退室管理システム、勤怠管理ソリューション、指紋ライブスキャナー、モバイル認証ソリューション、組み込み指紋モジュールが含まれている。
なお、同社は世界のトップ50位以内のセキュリティーメーカーに選ばれており、EMEA地域の生体認証アクセス制御では市場シェア1位を誇り、世界140か国以上の規模の販売ネットワークを持っているという。
顔写真の登録が顧客のスマホ上で行えるように
今回の連携により、株式会社fixUは顧客のよりスムーズな入退室を実現。また、顔写真の登録を顧客のスマホ上で行えるようにして、登録から施設の利用までをシームレスにつなぐという。
さらに、エントランスは顔認証、店内はスマートロックなど、複数のハードウェアを組み合わせることも可能にし、施設の運用方針に応じた店舗運営を実現するとのことだ。
なお導入事例としては、近畿大学が運営するインキュベーション施設「KINCUBA Basecamp」、神戸新聞社とトーマツが運営するビジネス交流拠点施設「ANCHOR KOBE」などが挙げられる。
株式会社fixUとSuprema社、両社サービスのシナジーによる施設運営、施設利用の利便性アップに期待したい。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000074281.html
(文・Haruka Isobe)
ウェブサイト: https://techable.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。