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人気ラーメン店が「食べてないのに食べたことにしたラーメン評論家」を出禁に

東京・新高円寺駅からすぐのバーを間借りして営業している人気ラーメン店『のど黒らぁ麺 永屋』(東京都杉並区梅里1-7-14 シャトー新高円寺 B1F barRISE)。『食べログ』などの口コミサイトでも高い評価を得ている名店だ。

ラーメン評論家に対して不快感

そんな『のど黒らぁ麺 永屋』の店主が、あるラーメン評論家に対して不快感を示している。その人物は来店していないのに、来店してラーメンを食べたことにし、ラーメン画像を偽造して『食べログ』に投稿。その件を指摘しても、いっさい謝罪がないのだという。

店主が問題視・ラーメン評論家「麺テロリストまろ」さん

店主はラーメン評論家の捏造に関して、自身の公式X(旧Twitter)にて詳細をツイート。それによると店主が問題視しているラーメン評論家は「麺テロリストまろ」さん。講談社が主催するTRYラーメン大賞の審査員をするほどの人物で、公式Xによると「TRY審査員として年間1800杯前後のラーメン」を食べているとのこと。

＜麺テロリストまろさんのXプロフィール＞

「年間外食2500食/食べログ2年連続1位 麺巡り歴28年 通算約28200杯「中居正広 美食家の戯れ S級グルメ王決定戦」「踊るさんま御殿」「アウトデラックス」など出演 美味しい食と麺求め日本中を巡る食のテロリスト TRY審査員として年間1800杯前後のラーメン＋S級グルメ500軒以上を快食」

いい加減なレビューを投稿されたお店はたまったものではない

麺テロリストまろさんは『のど黒らぁ麺 永屋』でラーメンを食べていないにもかかわらず、『食べログ』にレビュー文とラーメン画像を投稿した疑いがもたれている。食べていないのに食べたことにしているのであれば、そんないい加減なレビューを投稿されたお店はたまったものではない。

『食べログ』に投稿されたラーメン画像が問題視

この件に関して店主だけでなく多くの人たちが麺テロリストまろさんを批判しているが、特に強く批判されているのは、『食べログ』に投稿されたラーメンの画像だ。画像加工ソフトかアプリなどで作ったと思われる、合成画像だったのだ。

実際にその画像を見てみると、プレートの上に丼が浮いているように見える。嘘をつくことはもってのほかだが、それにしても、もっと上手に加工出来なかったものか。

店主に応援と励ましの声

この件に関して店主がXでツイートすると、多くの人たちが麺テロリストまろさんを批判。そして店主に応援と励ましの声が多数寄せられている。

たとえばジェダイ評議員のNAKAGAWAさんは、麺テロリストまろさんがTRY審査員をしている点を指摘。「賞自体の信頼性も揺らぐ大問題」と不安視している。

＜永屋さんのXツイート＞

「お知らせです。麺テロリストマロさんが永屋の食べログに投稿頂きましたが新高円寺では鳥胸チャーシューは提供してないのですが、写真を載せてます。これは移転前の谷在家での写真ですね。木のトレイに丼が浮いてますね。見たところ合成写真ですね」

「大事なお知らせです。【のど黒らぁ麺 永屋】新高円寺にて嘘の食べログ投稿をしたTRY審査員の麺テロリストマロを【出禁】とします。今後一切永屋に関わる事を禁じます!!」




SUSURUくんもこの件を問題視

人気ラーメンユーチューバーとして活躍しているSUSURUくんもこの件を問題視。実際に『のど黒らぁ麺 永屋』に出向いて店主から詳細を聞き、それを動画として公開。これにより、麺テロリストまろさんの捏造行為がさらに注目されることになった。

マジでなめてんなと思って

SUSURUくんの動画内で店主は「最初(麺テロリストまろの食べログを)見たとき、ここでは(トッピングを)豚しか乗せてなかった。それなのに鶏が普通に乗ってるから、コレはココじゃないなと思って、ほかの写真も見たらUFOみたいに(ラーメン丼が)宙を浮いていたから、合成もしているなと……。合成もして、食べたことにして、マジでなめてんなと思って」と気持ちをコメントしている。

TRYラーメン大賞の信用問題も不安視

SUSURUくんは麺テロリストまろさんに対して「画像が合成だったということがありましたが、一個そういうことがあると、今まで食べてきたラーメンも本当に食べたのかとか、ほかの人が撮ったんじゃないかみたいな話になってくるじゃないですか。個人的にもビックリしちゃって。そういうことをする方だと思ってなかったから」とコメント。残念な気持ちを持つとともに、TRYラーメン大賞の信用問題も不安視していた。

麺テロリストまろさんから店主に対する謝罪はない

2023年10月19日現在、麺テロリストまろさんは10月4日以降Xのツイートをしていない。しかしインスタグラムは毎日のように更新しているので、インターネットから離れているわけではないようだ。また、麺テロリストまろさんから店主に対する謝罪はないという。

『のど黒らぁ麺 永屋』で食べてみた

ちなみに、筆者はラーメンが大好きなので個人的に『のど黒らぁ麺 永屋』で特製塩らぁ麺を食べてみたのだが、旨味が濃いだけでなく、しっかり塩が存在感を出してパワフルなので、満足感のある一杯だった。

スープの飲み過ぎは避けたいのだが、気がつけば全部飲んでいたのであった。仕方ない、ウマイのだから。リピート決定である。

食べてないのに食べたことにするレビュー

料理を食べて「おいしい」「イマイチ」と思うかどうかは人による。人の数だけ好みがある。なのでどのようなレビューが世にあってもおかしくないが、ひとつだけ間違ったレビューがあるとすれば、それは「食べてないのに食べたことにするレビュー」「食べてないのに味を語るレビュー」だろう。

炎上後、麺テロリストまろさんが『のど黒らぁ麺 永屋』に連絡をとらない理由はわからない。この件は時間とともに風化する問題ではないように思えるが、皆さんはどうお思いだろうか。


(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

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