万物評論家・丸屋九兵衛、音楽史や映画史を濃厚に語る! 知識欲を刺激するオンラインイベント実施中

万物評論家・丸屋九兵衛、音楽史や映画史を濃厚に語る! 知識欲を刺激するオンラインイベント実施中

 万物評論家・丸屋九兵衛さんが11月3日(金・祝)まで、オンラインイベント「万物評論家の秋:文化祭は補習天国!」を実施中です。イベントでは、丸屋さん自身が早稲田大学で履修した科目を中心に、文化人類学・音楽史・地政学・文化史・世界史・映画史を約2時間語りつくします。

 10月には「アメリカ先住民の日」(10月第二月曜日)、「オスカー・ワイルド誕生日」(10月16日)があり、2023年10月29日はトルコ共和国建国100周年にあたるため、それらの話題も網羅。食糧事情からハリウッド失敗史まで幅広くレクチャーしてくれます。

 イベントは丸屋さんのYouTubeチャンネル「QB Maruya丸屋九兵衛」にてライブ配信。イベント全6回のうち、「1限:文化人類学」と「2限:音楽史」がすでに配信されました(アーカイブあり)。ここでは「2限:音楽史」で語られた「ブラック・ミュージック・エピソディック:米黒人音楽ヒストリーの劇的瞬間」の一部を紹介します。

 最初に語られるのは「1950年代 リトル・リチャードとジェームス・ブラウン THE TAKE OVER(乗っ取り)」です。リトル・リチャードは『Tutti Frutti』が大ヒットし、ジェームス・ブラウンより先に出世していたという背景があります。そこで丸屋さんは「ジェームス・ブラウンはリトル・リチャードの身代わりコンサートをしたことがある」と、そのエピソードを紹介します。

 「そっくりでもないのに身代わりなんてできるのか?」と思ってしまいますが、これにはさまざまな要因があったのではないかと考えられます。この時代は今ほど映像や写真の解像度がいいわけではなく、ブラックミュージックは基本的にジャケット写真がなかったこともあり、意外と気づかれなかったのではないかと丸屋さんは予想。ただし、2000年前後にもミュージシャンの替え玉があったことに言及し、「この時代だったからできたとも言い切れない」と解説しました。人間の脳は意外とだましやすいものなのかもしれませんね。

 その後も「1962年 リトル・リチャードとサム・クック BACK FROM HEAVEN」や1982 or 1983年 Cameoのお引越し(GOES TO ATLANTA, GEORGIA)」など、さまざまなテーマで語り、2時間の配信予定でしたが約30分延長して届けられました。周辺の話題に寄り道しながら非常に濃厚な話を展開しており、音楽好き、特にブラックミュージック好きには見ごたえたっぷりの内容ではないでしょうか。

 続く「3限:地政学」は10月15日(日)21時~23時配信予定です。どの授業も丸屋さんが軽快に語ってくれるので、2時間のんびりと楽しく知識を吸収できるはずです。

 個別のチケットも販売されていますが、6本セットだと1限・2限のアーカイブも視聴可能。もちろんこれから配信される地政学・文化史・世界史・映画史をライブ配信で観られるのでおすすめです。ライブ配信では自分の意見をコメントしながら丸屋さんの授業を受けられます。

 気になる方は以下のリンクから詳細をチェックしてみてください。

万物評論家の秋:文化祭は補習天国!【丸屋九兵衛オンライン6イベント in 1パック】欧州とアメリカ「コロンブスの交換」/黒人音楽史の劇的瞬間/ミクロ国家/オスカー・ワイルドと19世紀人たち/BACK TO オスマン帝国/大ヒット映画の続編失敗史
https://qbcsfa2023fall.peatix.com/

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