日本外務省が戦争状態のイスラエルをバンコクと同じ危険レベル1と表示中で問題視

パレスチナ国の行政区画・ガザ地区を支配するイスラム組織ハマスが2023年10月7日にイスラエルに侵入して攻撃を開始。ほぼ戦争状態と報じられているなか、ハマスによる無慈悲な残虐行為とされる情報がインターネット上で拡散し、物議を醸している。

危機的状況下にあるイスラエル

イスラエルにいる外国人らは、自国の大使館などのフォローを受けて出国するなどしており、危機的状況下にあるといえる。イスラエル滞在中の日本人も出国を試みているとの情報がインターネット上で出ている。

タイ・バンコクと同等の危険度?

そんななか、日本の外務省が公開している『海外安全ホームページ』が問題視されている。そこに掲載されているイスラエルの海外安全情報が「危険レベル1」と表示されているのである。それは、インド、カンボジア、ラオス、そしてタイ・バンコクと同等の危険度となる。

この件に関して経済評論家の渡邉哲也氏が指摘しており、X(旧Twitter)にて「外務省仕事してください」と苦言を呈している。

<経済評論家・渡邉哲也氏のXツイート>

「宣戦布告し、戦争状態のイスラエル、米国も空母派遣、邦人保護を発令しなくてはいけないのに、レベル1 ガザ地区のみレベル3ってなんですか、外務省仕事してください」

信じてよい情報なのか不安になる

イスラエル全体がレベル1なのではなく、ガザ地区はレベル3となっているが、戦争状態にあるイスラエルの危険度がインド、カンボジア、タイ・バンコクなどと同レベルなのは適切なのか、信じてよい情報なのか、不安になる。

もしこれからイスラエルへと渡航を考えている人がいるならば、外務省に確認を取って、危険レベル1が本当に正しいのかどうか確認したほうがよいかもしれない。

※冒頭イメージ画像はフリー素材サイト『写真AC』より

(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。