インドのスタートアップカンファレンスに、Web3・VR・SaaS分野で活躍する日系スタートアップが参加
インドで最大のスタートアップカンファレンスとされる「TechSparks 2023」が2023年9月21日~23日、南インドのベンガルールにて開催された。
同イベントでは、AI・SaaS・EV・Web3などのトピックスを取り上げ、企業によるブース出展、基調講演やパネル・ディスカッションを実施。現地スタートアップのほか、日本のスタートアップも参加した。
インドの変革を促進するスタートアップカンファレンス
「TechSparks 2023」は、企業、政府、投資家などのキーパーソンが集まり、対話を行いながらアイデアを交換することにより変化を促し、インドの変革を促進する強力なつながりを築くことを目的に開催されるインド最大のスタートアップカンファレンスの一つだ。
同イベントは、インドのスタートアップメディアYourStoryが運営。日本貿易振興機構(ジェトロ)が日系スタートアップのブース出展を支援している。
ジェトロは事前にSaaS、電気自動車、AI・機械学習、Web3、サステナビリティ、政策、5G、小売、インダストリー4.0、サイバーセキュリティ、フィンテック、メディア・エンターテインメント、ゲームなどを出品対象項目として、インドへのビジネス展開に関心のある日系スタートアップを募集。
今回、日本からはGinco社、Potlatch社、ファインディ社らが参加した。
企業のWeb3事業を支援するGinco社
Ginco社は「経済のめぐりを変えていく」をビジョンに掲げ、ブロックチェーン技術を活用し、企業のWeb3事業を支援する企業。エンタープライズ向けに“より早く、より安全に、より費用対効果が高い”ブロックチェーン活用を実現するインフラを提供しており、特にウォレットやノードの分野で国内トップクラスの提供実績を誇っている。
今回、同社は日本を代表するWeb3スタートアップ企業として、国境を超えたWeb3の社会実装を推進すべく「TechSparks 2023」に参加。当日はGincoの事業紹介だけでなく、テクノロジー業界関係者とWeb3の発展についてさまざまなディスカッションを行ったという。
VRトレーニング 「ビートレ」を提供するPotlatch社
なお、ビートレの開発はインドのチームを中心に行っており、現地では顧客を抱えている。インドへのビジネス展開に積極的に挑戦していることから、今回の出展支援事業に採択されたという。
エンジニア採用支援システムを手がけるファインディ社
ファインディ社は、ハイスキルなエンジニアと企業をマッチングするための転職サービス「Findy」を提供している企業。
2022年4月には、国内外居住の外国人エンジニアと企業のマッチングサービス「Findy Global」をローンチ。国内で採用が難しいといわれる、インドや東南アジアなどのハイスキルをもつエンジニアが多数登録しているという。
2023年9月には、エンジニアリング組織のパフォーマンスを最大化するSaaS「Findy Team+」の英語化対応を開始した。同社は、グローバル市場の可能性を模索する上で、エンジニアやテック企業の多いバンガロールに注目し「現地の企業とつながりたい、海外市場でのプレゼンスを高めたい」という想いから今回の出展に至ったという。当日はブース出展、ネットワーキングともに大盛況だったようだ。
参考元①:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000104.000031033.html
参考元②:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000110387.html
「TechSparks 2023」概要:https://yourstory.com/techsparks2023
ウェブサイト: https://techable.jp/
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