オーディオテクニカが音楽の新しいアナログ体験をつくるプログラム「analog 〜 naturally」をスタート!

音響機器メーカーのオーディオテクニカが、2025年3月6日から音楽の新しいアナログ体験をつくるプログラム「analog 〜 naturally」をスタートさせることを発表しました。
聴覚だけにとどまらない、音楽の新しいアナログ体験をつくる「analog 〜 naturally」とは!?
オーディオテクニカが創業以来大切にしてきた、「アナログが人間の感性であり、人間らしさこそが豊かさの根源である」とする独自の「アナログ」観。
人間中心の考え方であるアナログを追求していくことがオーディオテクニカの使命であり、100年企業を目指す姿勢として相応しいと考えたことから本プログラムが生まれました。
「analog 〜 naturally」というプログラム名には、「アナログを“当然” “自然体” とする姿勢と共に、新たなアナログの可能性を共創し、提案していく」という想いが込められています。
プログラムの第1弾として目玉となるのは、2025年4月7日〜13日にイタリア・ミラノで開催される世界最大のデザインの祭典「ミラノデザインウィーク」への初出展。
出展では、第2弾として2025年中に発売が予定されているアナログ音楽の新しい体験を提供する新製品が、なんと初公開されるとのこと!
どんな製品がお披露目されるのかワクワクしますね。

▲ミラノデザインウィーク出展イメージ
注目を集めるアナログレコード市場
オーディオテクニカが、なぜこのタイミングで新たなプログラムを開始するのか。その背景には、今注目を集めるアナログレコード市場の動きがありました。
オーディオテクニカによると、近年世界中でアナログレコードの売上が伸び続け、音楽をアナログで楽しむためのレコードプレーヤーやカートリッジといった製品が好調な売れ行き(※)を維持しているといいます。
確かに私の周りでもレコードプレイヤーを買ったりする友人がいたり、アナログブームが来ていることをひしひしと感じます。
※:2022年worldwideで1位、24年UK、フランスで販売台数シェア1位を獲得(スピーカーレスタイプのレコードプレーヤーカテゴリのシェア)

▲アメリカレコード協会、英国レコード産業協会、the OfficalCharts Company、Newsphere、iFLYER、BillboardJapan、SoundScanJapanのデータや記事を元に作成
「レコードを聞く」ということは、物理的にメディアに触れ、針を落とし、ターンテーブルの上で回転させて音に向き合うアナログ体験です。
デジタル機器の浸透により、誰もがいつでもどこでも自由に音楽を楽しめる環境が爆発的に整備されました。その一方で、レコードで音を楽しむアナログ体験の価値も、原点回帰的に再注目されているとのこと。
アナログ体験が盛り上がりを見せる今、オーディオテクニカは「音楽が、耳を傾ける人とそこにある空間にいかに作用するのか」という想いから、これまで培った技術と知見を活用し、聴覚だけにとどまらない、新しい体験を届けるとしています。
どのような新製品で、想いを体現するのか注目です。
プログラム「analog 〜 naturally」の詳細
第一弾:世界最大のデザインの祭典「ミラノデザインウィーク」に初出展
期間:2025年4月7日〜13日
場所:イタリア・ミラノ
ミラノデザインウィークでは、「音楽のアナログ体験が人間の感性をいかに刺激するか」をテーマに、レコードを聞くことの身体的感覚を軸にしたインスタレーションとして展示されます。
第二弾:アナログ音楽の新しい体験を提供する新製品の発売
時期:2025年中
ミラノデザインウィークにて新製品がお披露目されます。
また、本プログラムのコミュニケーションパートナーとして、モデル、俳優、DJ、としてマルチに活躍する大平修蔵さんの起用が決定。
デジタルネイティブ世代の代表である大平氏を迎え、全盛のデジタル社会においてアナログの価値を特設サイトで分かりやすく発信されていく予定です。お楽しみに!
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