サンフランシスコの「DG717」でAIハッカソン実施、エンジニアやデザイナー約100名が集結

株式会社デジタルガレージ(以下、デジタルガレージ)が運営する、生成AIの次世代起業家を支援するSTARTUP STUDIO「GenLab」は、米国サンフランシスコのインキュベーションセンター「DG717」にて「Generative AI Hackathon」を開催した。

サンフランシスコは、OpenAI社やAnthropic社など、生成AI領域で活躍するユニコーン企業が本社を構えており、世界の生成AIの技術開発・サービス展開を牽引している拠点の一つとして挙げられる。

インターネットの登場に匹敵する大きな地殻変動が起きつつある今、デジタルガレージはエンジニアや起業家のコミュニティを構築し、革新的なコンセプトやサービスを開発する次世代の起業家を支援していく姿勢だ。

エンジニアやデザイナーなど約100名が参加

今回の「Generative AI Hackathon」は、生成AIを使った、これまでにない新しくイノベーティブなソフトウェアやサービスの開発を目標に、集中的に作業を行うイベント。エンジニアやデザイナーなど、約100名が参加した。

同イベントでは、AIを活用してスピーチ中の声量やイントネーションから感情を読み取り、より良い話し方を提示するシステムや、企業のより適切で迅速な採用を支援するサービスが新たに開発されたという。

優勝したのはGitWit社

今回優勝したのは、ウェブアプリサービスを展開するGitWit社。ユニークなアイデアと完成度を高く評価されたという。

同社は、特別なシステムをインストールすることなく、誰でも簡単にウェブアプリを構築し、発信できるサービスを開発している。個人のアイデアをAIと連携することでAIが専用のコードを作成し、ワンクリックで自分が開発したウェブアプリを公開することが可能だ。

“GenLabらしいメソッド”確立へ

2023年6月に始動したSTARTUP STUDIO「GenLab」は、生成AIや周辺技術で新たな価値を生み出すスタートアップを多角的に支援している組織。

また、シリコンバレーの起業家やエンジニアを中核に、デジタルガレージが20年以上かけて構築したグローバルインキュベーションストリームをベースとしながら、日本、米国東海岸、ヨーロッパなどの企業が参加するコミュニティの構築を目指している。

デジタルガレージは今後もグローバルなネットワークを通じたアジア、欧州へのパートナーシップや、同社の研究開発組織の技術支援を経て、スタートアップの事業成長を加速させていくという。

資金投資する起業家を厳選し、社会実装をサポートしながら、投資だけを目的としたファンドを運営するプレイヤーとは一線を画した“GenLabらしいメソッド”を確立していく方針だ。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000327.000023393.html

(文・Haruka Isobe)

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