ラーメンニキによるラーメンニキとラーメンネキのためのラーメン屋『ラーメンニキ』に行った結果

突如として謎のラーメン屋が現れたとして、インターネット上で話題になっている。そのラーメン屋は『ラーメンニキ』(東京都港区六本木4-12-2)で、ランチタイムのみ営業している謎が多いラーメン屋だ。

「ニキ」とか「ネキ」とかって何?

ちなみに、インターネット上で「ニキ」「ネキ」という言葉をよく見かけるが、それはアニキとアネキに敬意を表した表現。頼りになる存在、良い存在、マニアな存在、敬意を表する存在という意味を込めて、「ニキ」「ネキ」と表現している者が多いようだ。たとえば「ゲームニキ」「スマホネキ」などと表現して使う。

……あまりにも気になりすぎる店名の『ラーメンニキ』。実際に店舗まで行ってみた。

ランチタイムだけ六本木の居酒屋を間借り

六本木交差点から歩いて30秒。かなり目立つ「ラーメンニキ」と書かれた看板を発見。どうやら居酒屋『角の蛸笑』をランチタイムだけ間借りをしているようだ。

ラーメンニキ!? いた!?

店内に入ると、あまりにも元気が良すぎる店員さんが出迎えてくれた。も、もしかすると、この人が、ラーメンニキ!? 着席してメニューをチェック。

生卵を入れた卵かけご飯300円もあった

メニューに載っていたのは、汁ナシの油そば系。シンプルなノーマル500円、丁度良い感じのスタンダード700円、具が多いデラックス900円。そしてライス系のスパイス飯200円と、そこに生卵を入れた卵かけご飯300円もあった。

デラックス麺と卵かけご飯! 爆誕!

ということで、デラックス麺と一緒に卵かけご飯もオーダー! ラーメンニキと言うからには、ラーメンが好きすぎてたまらない店主に違いない。期待しかない。期待するなという方が無理。ドキドキワクワク。そしてやってきたデラックス麺と卵かけご飯! 爆誕!

んんぐあああああああああああああああああああ!

うまそう! 見ためはうまそう! でも食わないとわからない。それがラーメン! それが油そば! つうか食い物は全部食わないとわかんない! ということでガッツリ混ぜ混ぜしてすするッ! ズズッとすするッ! んんぐあああああああああああああああああああ!

うまい麺! 細いのに弾力とバキボキ感のある硬度

うまいのう! っていうか、この麺、神がかってんな! 細いのに弾力とバキボキ感のある硬度を持ち、博多ラーメンの麺のようでいてまったく違う別物! うめえ! この硬さと細さだからこそ、麺の魅力を出せている気がする。薫り高けぇ~! たまらん!

『ラーメンニキ』の麺! 超絶激レアニキ

途中から味変でいろいろ投入。いろいろな味にする。けっこう、味変させると一気にジャンク感が増すテイストになりがちなのだが、『ラーメンニキ』は違った。味変で、客が好き勝手にドバドバ調味料ブチ入れてもうめぇ! 麺が引き立つスパイスになってる。

ラーメンニキに麺について聞いたところ、独自の配合で作ってもらっているそうな。つまりラーメンニキによるラーメンニキがお気に入りのラーメンニキとラーメンネキのための『ラーメンニキ』の麺! 超絶激レアニキ。

なんか楽しそうで羨ましく思えたラーメンニキ

『ラーメンニキ』のラーメンニキを見ていたら、なんか楽しそうで羨ましく思えた。本当にラーメンが好きなんだろうなあ。筆者なんて、ただ食って「うまい」だの「イマイチ」だの言ってるだけだが、こうやって人を幸せにするおいしいものが作れるって、ラーメンニキ、素敵だよな。


(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

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