「Apple Watch Series 9」と「Apple Watch Ultra 2」は完全カーボンニュートラルな製品に順当進化

iPhone 15シリーズと共に、「Apple Watch Series 9」と「Apple Watch Ultra 2」も発表されました。

Apple Watch Series 9の特徴は?

Apple Watch Series 9は、新しいチップ「S9 SiP」を採用し、処理の高速化や音声認識精度の向上が見込めます。一方で、バッテリー持続時間は18時間と従来と変わりありません。

指の動きで操作できるジェスチャー機能では、人差し指と親指を使った「ダブルタップ」が追加され、音楽の再生や一時停止、電話の応答、ウィジェットのスクロールなどが操作できるとしています。一方で、従来からある「ダブルピンチ」とどう違うのか? 使い分けが気になります。

ディスプレイの輝度は最大2000ニトとなり、Series 8と比較して2倍明るくなり晴天下でもみやすくなりました。

カラーバリエーションは、新色ピンクを加え、シルバー、ミッドナイト、スターライト、(PRODUCT)REDの5色展開です。

価格は5万9800円からとなっています。

Apple Watch Ultra 2の特徴は?

Apple Watch Ultra 2は、Apple Watch Series 9同様S9 SiPを採用し、ディスプレイの輝度が最大2000ニトから最大3000ニトとなり、新しいウォッチフェイスも用意されました。

Apple Watch Ultra 2 は12万8800円からとなっています。

完全カーボンニュートラルな製品に

今回のApple Watchでは、Watchバンドをリサイクル素材を含む低炭素な素材で置き換えたことによって、「完全カーボンニュートラルな製品」となったと表明されました。

Apple Watch関連では、S9 SiP採用により、通信環境がない場所でもSiriによる音声操作が可能という発表もありましたが、英語と中国語に限られており、日本語では実現しません。また、UWB(ウルトラワイドバンド)による「探す」アプリでの正確な位置情報の特定などが期待されますが、こちらも日本では機能が有効になっていません。目玉機能の多くが日本(日本語環境)では使用できないため、価格が同じならApple Watch Series 8よりもApple Watch Series 9を選ぶと良い、くらいの印象です。

Apple Watch Ultraを持っている人は、あえてApple Watch Ultra 2にするまでもないと思いますし、Apple Watch Series 8からApple Watch Series 9に乗り換えるほどでもないかと思います。頻繁に買い替えなくても良いという意味でも、非常にエコロジーな製品になったと言えます。

(執筆者: ipodstyle)

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