メルセデス・ベンツの新型EV「EQE SUV」内外装をチェック

メルセデス・ベンツ日本は8月25日、SUVタイプの新型EV「EQE SUV」の国内正規導入を発表し、同日より販売を開始した。

「EQE 350 4MATIC SUV ローンチエディション」と「AMG EQE 53 4MATIC+ SUV ローンチエディション」をラインアップし、「日本の道路事情に合ったボディサイズと取り回しの良さ、広い室内空間とラゲッジスペース、そしてSUVの使い勝手の良さを兼ね備えたモデル」と位置付けられている。

外観(エクステリア)

エクステリアデザインは、ゆったりとした面の構成、継ぎ目の少なさ、そしてシームレスデザインといった、これまでのEQモデルに共通する思想を反映。デザイン性だけでなく、Cd値0.25という優れた空力性能を実現している。

ボディサイズは全長4880×全幅2030×全高1670mm、ホイールベースは3030mm。

フロントフェイスはスリーポインテッド・スターをあしらったブラックパネルが特徴で、パネルの内側に超音波センサーやカメラ、レーダーなどの運転支援システムを備える。

スポーティな印象を与えるサイドビューは、丸みを帯びたフロントエンドから立ち上がり、緩やかな傾斜を持つAピラーとルーフの輪郭を経て、リアスポイラーへとスムーズに流れるデザインに。

リアデザインは、LEDリアコンビネーションランプの内部が曲線的な螺旋構造となっており、立体的に映るような工夫が施されている。

内装(インテリア)

EQE 350 SUVには、スリムな一体型の形状を採用したスポーツシートを標準搭載。シート表面は本革のカバーを上から掛けたように見えるデザインが施されている。

EQE 53 SUVには、サイドサポートの大きな張り出しを備えた専用デザインのナッパレザーシートを採用している。

EQE 53 SUVに標準装備のMBUXハイパースクリーンは、3枚の高精細パネル(コックピットディスプレイ、有機ELメディアディスプレイ、有機 ELフロントディスプレイ[助手席])とダッシュボード全体を1枚のガラスで覆うワイドスクリーンで構成。

コックピットのグラフィックはすべてブルーのカラーテーマでデザインし、2つの円形メーターを映し出すクラシックなスタイルを採用。走行に関係するインフォメーションは2つのメーターの間に表示される。

センターコンソールの前部はダッシュボードにつながり、下側は宙に浮いたような構造に。電気自動車専用プラットフォームの採用により、従来のようなセンタートンネルが必要なくなったことを視覚的に示している。

パワートレインとバッテリー

前後アクスルに電動パワートレイン(eATS)を搭載した4WDで、電気モーターには永久磁石同期モーター(PSM)を採用。

EQE 350 SUVは最高出力292PS/最大トルク765N・mを発生。リチウムイオンバッテリーの容量は89kWhで、航続可能距離は528km(WLTCモード)。

6.0kWまでの交流普通充電と、直流急速充電(CHAdeMO規格)に対応し、150kWの急速充電の場合、30分間での充電量は+47%(10%から開始して57%まで回復)としている。

(※EQE 53 SUVは国土交通省の型式認証申請中のためスペック未公表)。

価格(税込み)はEQE 350 SUVが1369万7000円、EQE 53 SUVが1707万円。

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よしだたつき

よしだたつき

PR会社出身のゆとり第一世代。 目標は「象を一撃で倒す文章の書き方」を習得することです。

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