パートナに大事にされていないと感じた時にすべきこと
普段はそれぞれに仕事があったり育児・家事があったりで、同じ家に暮らしていても、夫婦が顔を合わせる時間はそう多くなかったりする。しかしお盆や年末年始は夫婦そろって家ですごす時間が増えたり、一緒に出掛ける機会が増えたりするもの。
人によっては、それは幸せなことかもしれない。しかし、一緒にいる時間が増えることで、相手との価値観の違いがあらわになったり、相手の嫌なところが見えてしまうことがあるのも夫婦の真実である。
■夫婦といえども「他人」…こそいい関係を続けるために大切なのは
夫婦といえども、やはり他人。考えや行動スタイルの違いもあれば、好きになれない習慣もあるだろう。
それでも仲良くなっていく方法を確立している夫婦は問題ない。しかし、そうでないなら、今の自分の行動を振り返ってみるべきかもしれない。『不機嫌な妻 無関心な夫 うまくいっている夫婦の話し方』はそのポイントを教えてくれる。
長く一緒に暮らしていると、お互いに相手を「あたりまえに一緒にいる存在」として認識するようになる。それは心地良さ、気楽さがあると同時に、油断も生むもの。自分が何をしても相手は離れていかないと思うようになってしまうと、相手への気づかいがなくなったり、自分のこだわりを押しつけてしまったり、ということにもなる。
相手もまた自分と同じように感情を持つ一人の人間。失礼な物言いはせず、敬う気持ちや気づかう気持ちが大切だ。
■いつも一緒にいる相手には要求が多くなる
しかし、相手からこうした気づかいや敬意が感じられなくなったり、昔はもっとほめてくれていたのにほめてくれなくなったりで、「大事にされていない」と感じるようになることもある。こうした場合不満を溜め込むのではなく、その感情を逐一相手に伝えていくのが夫婦関係を良好に保つ秘訣。「いちいち言わせずに察してほしい」という態度は男女ともに禁物だ。
そのうえで試してみてほしいのが、自分がやってほしいことを、まず自分がやってみること。大事にしてほしいのなら、まず自分が相手を大事にすることだ。
人は誰かに何かをしてもらったら、お返しをしたいという気持ちがはたらく。最近会話がなくて寂しいと思っているなら、自分から話しかけるのが最短の解決法である。
いつも一緒にいる相手には、つい甘えの気持ちが出て「してほしい」「なんでしてくれないの?」という要求が多くなりやすい。それに気づいたら、まずは自分から実践してみることだ。
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恋人のような夫婦もいれば、戦友のような夫婦も、同居人のような夫婦もいる。それぞれに関係性は異なるが、共通して大切な考え方や行動もまちがいなくある。
本書はどんなスタイルの夫婦でもいい関係を長続きさせるために大切な考え方や行動を紹介。家族で動くことが多い今の時期に心にとめておくべき金言集である。
(新刊JP編集部)
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