ネコ型配膳ロボット開発のPudu Robotics Japan、DFA Roboticsと国内飲食店の“おもてなし”追求するロボットプロジェクトへ
パーソル総合研究所・中央大学「労働市場の未来推計2030」によると、2030年、日本の労働需給は644万人不足すると推計されており、特にサービス産業においては400万人の不足が見込まれています。
そんななか、Pudu Robotics Japan株式会社(以下、Pudu Robotics Japan)と株式会社DFA Robotics(以下、DFA Robotics)は、国内飲食店のオペレーションを最適化する「おもてなしRXプロジェクト」を始動。
Pudu Robotics Japanの持つ最新のロボット技術と、DFA Roboticsの持つ日本の店舗におけるロボット導入の知見を掛け合わせ、優れたサービスを提供すべく、同プロジェクトを推進する方針です。
サービス品質が求められる日本の飲食店の課題
近年の飲食店では、採用難や人件費高騰への対応策として、自動オーダータブレットやロボットの導入を通じて、店舗運営の効率化を目指すケースも増えています。
一方で、日本の飲食店を取り巻く環境を鑑みると、日本の顧客は、世界でもトップクラスのサービスクオリティを求め、そのサービスクオリティが各飲食店の差別化の要因となっていることもまた事実です。
Pudu Robotics JapanとDFA Roboticsは、このような国内の飲食店が抱える店舗運営の課題を解決し、求められているサービスクオリティを担保できる環境づくりに寄与するプロジェクトとして、「おもてなしRXプロジェクト」を始動します。おもてなしを軸にロボット活用法や開発を推進
「おもてなしRXプロジェクト」では、今まで同様、またはそれ以上の“おもてなし”を実現できるようなロボット開発・機能開発を実施。ロボット導入店舗が、より“おもてなし”を追求できる環境づくりに寄与します。また、国内の飲食店に特化したロボットオペレーションの確立も目標のひとつ。飲食店が利用しているシステムとロボットの連携活用や、ロボットから取得する走行データ・配膳データを活用し、飲食店のさらなる効率化を実現するロボット活用方法を検討します。
さらに、店舗レイアウトに合わせたロボットの開発や導入提案なども推進。店内が狭く小規模で、段差も多いという特徴のある日本の飲食店でも導入しやすいロボットを共同開発するようです。
Pudu Robotics JapanとDFA Robotics
Pudu Robotics Japanは、中国・深センに本社を置くPudu Roboticsの日本法人。Pudu Roboticsは、800件以上の特許を取得し、Adディスプレイ搭載の配膳&案内ロボットなどを開発しており、レストランやオフィスビル、官公庁や地下鉄駅といった幅広い施設に提供しています。
なかでも、ネコ型配膳ロボット「BellaBot(ベラボット)」は、同社最大のヒット商品。日本の飲食店などで目にしたことがある人もいるでしょう。
DFA Roboticsは、2021年11月より本格的に配膳ロボット事業へ参入し、2022年12月31日までの約1年間で、3,250台以上の配膳ロボットを全国に導入。2023年4月には、Pudu Robotics社製 1台4役の清掃ロボット「PUDUCC1」をホテルへ導入しました。
また、全国140箇所以上にあるロボットサポート拠点を通じた導入提案やアフターサポートの体制も構築しています。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000087027.html
Pudu Robotics Japan株式会社 公式サイト:https://www.pudurobotics.com/jp
株式会社DFA Robotics 公式サイト:https://dfarobotics.com/
(文・Higuchi)
ウェブサイト: https://techable.jp/
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