7月16日(日)新潟県長岡市のアオーレ長岡にて、「第6回世界えだまめ早食い選手権」が開催されました。
今回、観客を入れての通常開催は、4年ぶりで全国各地から「枝豆好き」が集まり、個人戦・団体戦合わせて210人が参加し、会場は熱気と笑顔があふれる大会となりました。
真剣勝負の100秒間!
日本随一の枝豆消費量、新潟長岡の枝豆。皿に盛られた枝豆(個人:400g / 団体:1,000g)を100秒間で何グラム食べたかを競う国際競技大会です。
どれだけ枝豆を食べられるかを競う枝豆早食い大会で、スピードはもちろんのこと、床に枝豆を落とすと減点になるなど美しさも求められます。
それでは、熱気と笑顔であふれた会場の様子をレポートします。
続々と会場入りする参加者の皆さん
会場の入り口にはマルシェも開催されていました。
まずは個人戦
個人戦は自分との戦い。枝豆に勝負を挑む。
枝豆を準備するスタッフも真剣勝負です。
すべてのチームのみなさんが真剣に枝豆に向き合い、白熱した展開に!
各特別賞の発表です!
ジャッジマン賞 「マツ」さん
ビューティー賞 「ばあちゃん」さん
マメリン賞 「まめっこ」さん
コスプレ賞 「深夜3時のひろいん」さん
やっぱり枝豆にはこれで賞 「あさって健康診断だけど、このあと飲みに行きます」さん
そして、いよいよ個人戦、団体戦の準優勝、優勝者の発表です。
個人戦準優勝 ペンギン荘さん
個人戦優勝 くまさん
団体戦準優勝 「覚悟しろ枝豆」さん
前回優勝チームが惜しくも準優勝でした。「来年また優勝目指してがんばります!」とコメントしました。
団体戦優勝 「マイルドスピード~いただきますの言葉はなしか?~」さん
「ここにいるみんなと、とっても美味しい枝豆を食べれて、しかも優勝できるなんて最高!」とコメントしました。
準優勝チームとの差はなんと「5グラム」僅差で優勝となりました。
入賞者のみなさん、おめでとうございました。
惜しくも入賞されなかった参加者のみなさまも、本当にお疲れ様でした。
とても楽しい大会でした。
次回の大会にはぜひとも読者の方も参加してみてはいかがでしょうか。
また、この大会には3つの予選大会(イベント予選、SNS予選、飲食店予選)も行われました。
東京予選を勝ち抜いた2人に話を聞いてみました
<ペンギン荘さん>
本大会を知ったのは、新聞で「世界えだまめ早食い選手権」の記事を読んだことがきっかけ。
しかし、大会のことを知った時には本選の抽選締め切りが過ぎてしまっており、諦めかけていた所、東京でのイベント予選の存在を知り参加を申し込みました。
母親が新潟出身ということもあり、枝豆には小さい頃から慣れ親しんでいたというペンギン荘さん。ニックネームの「ペンギン荘」も子供の頃に新潟にあった浜茶屋の名前から取っています。(新潟県では海の家のことを「浜茶屋」と言います)
しかし、この大会に参加しようと思ったのは実は奥様の言葉がきっかけ。
「妻に『枝豆を食べるのが早すぎる!もっと味わってたべなさい』と言われたんです。言われるまで早いとは思っていませんでしたが、もしかしたらこれは特技なのかもしれない、と思ったんです。」結果、イベント予選を3位で通過し本選への出場権を手にしました。
県外での予選は今回が初ということもあり、本選での活躍は未知数だったものの、蓋を開けてみるとなんと個人総合2位という素晴らしい結果を残したペンギン荘さん。
これからもますます特技に磨きをかけていただき、来年は初の優勝を目指していただきたいです。
<わたあめさん>
本大会を取材してみて感じたのは、女性の出場者が非常に多いということ。そしてわたあめさんは東京のイベント予選を勝ち抜いて、長岡市での本選に参加した唯一の女性えだまめファイターでもあります。言い換えれば実力で本選出場を勝ち取った猛者であるとも言えます。
わたあめさんも新潟には少なからず縁があります。実は父親の仕事の関係で高校生の1年間新潟市で過ごしていました。わたあめさんは1年だけの新潟住まいでしたが、父親は単身赴任期間が長かったこともあり、家族でたびたび新潟を訪れていました。その縁でやはり新潟の枝豆文化のことは以前から知っていたそうです。
今回は大会参加に備え、冷凍枝豆を購入し自宅で練習にも励んだというわたあめさん。
その可愛らしい風貌からは想像できないスピードと正確な口への豆運びは、思わず見とれてしまう美しさがあります。しかし美しいだけでなく実際強い。本選でもグループ1位通過で決勝ラウンドに勝ち上がったのがなによりの証拠。これからも人々を魅了するえだまめファイターとして活躍を続けていただきたいと思います。