注目されるためならなんでもしたい 病的な自己顕示欲をシニカルに描く『シック・オブ・マイセルフ』10月公開
北欧・ノルウェー発、病的なまでに自己顕示欲が膨れ上がっていく主人公を描いた『シック・オブ・マイセルフ』が10月13日より公開されることが決定した。
長年競争関係にあった恋人がアーティストとして脚光を浴び、激しい嫉妬心と焦燥感に駆られた主人公シグネ。何者にもなれなかった彼女は、人に注目されるために嘘や誇張を重ねて自分を見失っていく。
見る者が嫌悪感をもよおすほど自己愛が暴走していくさまを、シニカル且つ極端なまでにコミカルに描く。狂気的な主人公を演じるのはクリスティン・クヤトゥ・ソープ。
併せて解禁されたティザービジュアルは、とある副作用を引き起こす薬を口にしようとするシグネの姿をフィーチャーしたもの。デザインは大島依提亜が手掛けており、一見ポップなだけに不穏さが引き立つデザインに仕上がっている。
脚本・監督を務めたクリストファー・ボルグリは、本作が長編2作目。次回作は、アリ・アスター プロデュース、A24製作、ニコラス・ケイジ主演というキャッチーすぎる触れ込みの『Dream Scenario』が控えている。
『シック・オブ・マイセルフ』
10月13日(金)より新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイントほかにて全国順次公開
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